経営パワーの危機 の商品レビュー
三章からマーカーの嵐だった。もう一度マーカー部分を読み直して、琴戦に触れるものはノートに書き留めておこうと思う。 30歳で11人の部下を持つ係長になったことを、自分のキャリアにどう活かしていくかを考えるいい機会になった。
Posted by
経営リテラシーを磨いていく過程、そこでの葛藤、判断基準、政治的駆け引きなど本書で言う所の失敗の擬似体験ができる良書。 似たような境遇に出会うとき、その道しるべとなってくれるであろう教訓が無数に織り込まれてあり、チェックリストとして重用することになるだろう
Posted by
面白くてすぐ読み終わった 経営者になるには、当事者として経験を積む機会を与える事が必要。機会を与えた上で見守るという体制のもと、経営のサイクルを二回くらい回す。 日本は経営者になるタイミングも遅く、期間も短い(一部のワンマン経営者を除いて)と思う。 そのため、自分のことで手一杯、...
面白くてすぐ読み終わった 経営者になるには、当事者として経験を積む機会を与える事が必要。機会を与えた上で見守るという体制のもと、経営のサイクルを二回くらい回す。 日本は経営者になるタイミングも遅く、期間も短い(一部のワンマン経営者を除いて)と思う。 そのため、自分のことで手一杯、または子会社の場合は天下り社長が腰掛け2年で好き勝手やって辞めていく。 社長にはには戦略型と親分型があり、戦略型とマキャベリズムが組み合わさると暴走する。
Posted by
山崎豊子や真山仁のような派手さはないが、企業小説としては大一級。何より素材がリアルであるし、著者の実体験に基づいているのがよい。本書と前作(戦略プロフェッショナル)を読んで経営者人材としてのキャリアを強く意識した。
Posted by
個人的には経営プロフェッショナルの方が面白かったが、実際の経営の現場は前書のようにスカッと綺麗に整理できるものよりも、本書のようなケースが多いのではと思われる。
Posted by
最初二冊は結構かぶりが多いと思うけど、それはそうとしてやはり面白い。コンサルも学者も死ね。正しいのは俺だけだみたいなのが鼻につくけど、まあ実際正しいみたいだし面白い。
Posted by
評価がいいのが納得でした。 小生は筆者を知らなく積読の中で後回しをしていたが、 実際にあった企業を元に作られたそうで、 そのドラマ性のストーリーと書きぷり、文章表現が非常に巧妙であり且つ解説などが詳しく非常に楽しく読み進めることができた。 次どうなるのか気になる進め方で非常に効...
評価がいいのが納得でした。 小生は筆者を知らなく積読の中で後回しをしていたが、 実際にあった企業を元に作られたそうで、 そのドラマ性のストーリーと書きぷり、文章表現が非常に巧妙であり且つ解説などが詳しく非常に楽しく読み進めることができた。 次どうなるのか気になる進め方で非常に効用な本だと思いました。 筆者他の「戦略プロフェッショナル」や「「V字回復の経営-2年で会社を変えられますか-」も気になる所。 巻末で紹介していた他本も気になる所。
Posted by
三枝匡著「経営パワーの危機」日経ビジネス文庫(1994) * 古今東西、いかなる企業も没落が始まる前にはキャッシュがだぶつく。これは組織の危機である。 * 会社の危機と社員の危機感は必ずしも相関しない。むしろ業績の悪い会社ほどたるんだ雰囲気である場合が多い。弱...
三枝匡著「経営パワーの危機」日経ビジネス文庫(1994) * 古今東西、いかなる企業も没落が始まる前にはキャッシュがだぶつく。これは組織の危機である。 * 会社の危機と社員の危機感は必ずしも相関しない。むしろ業績の悪い会社ほどたるんだ雰囲気である場合が多い。弱いトップの下で社内に自然発生的に危機感が広まるのは手遅れの段階に入ってからだ。優秀な経営者は危機感を人為的に創り出す。 * 経営経験の豊富な人は深刻な問題になりかねないことを早く見抜いていてをうつ。経営経験の少ない人がそれを見逃すのは経営の因果律がみえないからだ。因果律のデータベースは失敗経験で豊かになり勘を鋭くする。人生で本当の失敗をあまりたくさんかさねるわけにはいかないから変わり失敗の疑似体験を積むことが大切だ。 * 今の日本企業は本部制、事業部制とかいっても幹部が営業や購買などの機能別の仕事に埋没しすぎていると思う。言葉でなく本当にトータルの経営判断が必要であるなら、それなりに一そろいの組織を与えてやらないと社内で綱引きするばかりだ。 * ストーリーは精神論ではなく、かといって無味乾燥な経営理論でもない。生身の人間が自分は事業家として成功者になりたいという企業家魂を強烈にもやしながら同時にロジックをきちんと組、最小限にリスクで経営をすすめようと戦略の組み立てに創意工夫をこらす。これが戦略的企業家精神である。 * 赤字を3年続けた経営者は絶対に交代をしなければならない。あるいみこのような基準は必要である。 * ビジネスの世界に人生をかけたからには経営者になってみたいと思っています。ゆくゆくは国際企業の。 * 事業再建の教訓として、自分から部下に近づくことが必要である。不振の原因探しは社長が自分から社員に近づいていって調べる。常に部下を呼びつけないと権威が保てないと考える人は不振企業再建の仕事には向いていない。最初は腑に落ちないことを淡々と尋ねるだけにとどめ社員を安易に批判しない。ありのままをみながら真因に迫り一番効果のある押しボタンがどこにあるか探し続ける。 * 商売の基本サイクルとして、大企業病に陥った企業では皆忙しく働いているのに一つ一つの商品をみると開発→清算→営業→客席の単純なサイクルが回っていない。日本の看板方式やリエンジニアリングも仕事をフローでとらえてこの基本サイクルを早くまわすための改善手法である。リエンジニアリングでは商売の基本サイクルをビジネスプロセスと呼んでいる。 * 日本企業への教訓として優秀な人材に機会を与えなければその人はチャンスを求めて会社を辞める時代がきた。どんなに優良企業にもかなりの転職者が出ており、生き抜き社員ばかりで組織をかためている企業は、社数から見ても労働人口の比率からみても特殊な例外になりつつある。 * 正しい視点としては、残された強みは何か?ということだけを考えてその強みを利用して救える部分だけを引っ張りあげることだけにひたすら集中する。その会社の「らしさ」だけを救うのである。そしてそれに関係しないほかの弱さなど、しばらくどうでもいいとほったらかしにしておくという割りきりさも必要である。 * 業績の悪い会社で社員に危機感がないのは、つまり社員の認識している時間軸が長いのである。まずは、それが短いというのを示す必要がある。 * 戦略マップは、トップの考えを幹部に徹底する戦略指針である。マトリックスにするのが効果的。 * 成功のシナリオ作りに大切なのは、セグメンテーションとそれに連動した営業管理手法(つまり営業活動の進み具合を客先別にモニターし、半年裂きまでの受注確率と売上見通しを予測するシステム)が必要。 * 企業戦略のチェックサイクルとして、その市場はいまライフサイクルのどの段階に位置しているのか?現在の市場規模と今後の成長率をどうみるか?技術革新や製品の陳腐化していくスピードは?競争の優位性を決定付ける要素は将来どう変化していくか?競合企業の組織体質、経営者のタイプは?特許や利権や法的規制は? * 多くの人々にとって、30代から40代にかけての10年間の過ごし方はその後の人生の分かれ道になる。
Posted by
大手企業の課長が、 赤字である出資会社の社長になって立て直していくという サクセスストーリー。 私が選んで買った本ではなく、 旦那氏が部の課題図書らしくそれを読ませてもらいました。 ううむ、素晴らしい良書です。 「経営者」という立場に立つ事はない私でも十分勉強になる。 ちなみ...
大手企業の課長が、 赤字である出資会社の社長になって立て直していくという サクセスストーリー。 私が選んで買った本ではなく、 旦那氏が部の課題図書らしくそれを読ませてもらいました。 ううむ、素晴らしい良書です。 「経営者」という立場に立つ事はない私でも十分勉強になる。 ちなみにストーリー仕立てでありながら、 新書な部分もあり、一石二鳥。 若い(といっても30代後半)課長が いきなり社長という立場となって苦悩しながらも経営を進める様子は その下で働く私にとっても どう動けばいいのか、どう考えて仕事を進めればいいか 教えてもらった気がします。 個人的に印象に残った言葉は・・・ 年齢とともに選択肢が減る人生はつらい。 どんどん高値のつく人を「プロ」という。 うん、かっこいい。
Posted by
経営者としてのあり方、経営課題との向き合い方などがわかりやすい。 財津社長、伊達支社長、町田元社長など
Posted by