ブレイブ・ストーリー(下) の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2012/09/09

仕事終わりの深夜と休日を利用して、ようやく読み終えました。
幻界のストーリーがどう進むのかのかワクワクしながら読むことができました。小５の少年だからこそ純粋に、これからの人生を強く生きる教訓を得ることができるんですね。
大人になってしまった自分も、昔は強い意思を持ってイロイロ考え行動していたはずなのに、今は逃げてばっかりで。。もっと頑張ろう、と思わせてくれます。
全然関係ないけど、ハリーポッターを読みたくなりました。また105円でごっついの買ってくるか、でも最近、文庫が出版されたんですよね。迷うわ。。

2012/08/30

宮部さんはファンタジー(異世界に何かをなしに)行く主人公は小5っていう縛りでもあるのかなぁ？
とは言え、英雄の書とこの本を読んで、その小5と言う年齢。決して小6(12歳)ではなく、小４(10歳)でもなく、11歳の妙！と言うのを感じた。と言うか、11歳だからこそ。と言うか。
まだまだ小さな子供と言っていい年齢だけど、も。自分がその年齢だった時のことを思い出して、まだまだ知らないことの多い年齢だけれども、小４の頃よりは知っていることも多く、でも小6よりも、不思議なもの(？)に近かったつか、そう言う点では大人よりもモノゴトを知っていたと言うか、そういう微妙な年てのか。
まぁ、それはそれとして。
下巻は面白かった。と言うか、上下通して一つの話だから、上巻がどうだとか、ってのはナンセンスですが。
間違った運命を元に戻すとか、変えるとか言うのではなく。と言うか、間違った運命と考えることが間違い。運命はその時々で選んで行くことだよなぁと。まだ子供のワタルにはそのことは分からなかったけれど、旅を続けて、いろんな人と関わって行くうちに、わかることもあり。
運命を変えるのではなく自分が変わることという結論に辿り着く。そうして、ワタルの辿り着いた答えとは…

2012/08/12

宮部さんとはじめましての作品です。

映画化されたブレイブストーリーに感動して、読み始めました。
映画以上に面白くて楽しいそして感動できる作品だと思います。

2012/08/07

初めて宮部みゆきを読んだ。

ファンタジーなのかな。

主人公が小学生の男の子で、内容も素直で子どもが読むのにもいいかなと思う。
大人も、童心に帰る、というわけでもないけど、素直に楽しめる話かなと。

2012/02/12

読み終わった瞬間切なさと毎日を頑張っていこうという気持ちになれる本。

正直冒険物のファンタジーとしては、テンポが悪かったり、グダグダっとする弛む部分が結構あったりと感じることも個人的にはあったけど、
でも最後まで読むと最後の方は主人公のワタルや仲間達の気持ちが痛いほど伝わってきて、思わず一緒に涙を流してしまった。

この長い話の中で、自分も一緒に悩んで苦しんで、まさに同じ道の冒険をしてきた様に感じた。
切なさの中に明日を頑張ろうと言う気持ちになれる・・・
人生の様な話だと思った。

2012/01/29

上巻が読み終わって、下巻も一気に読んだ。
上下巻合わせて3日くらいかかった。

ワタルの成長ぶりが頼もしい。
上巻ではなんとなく頼りなくて、情けなかったりもするワタルだけど、
下巻では立派に自分の意思を持っている。
と言っても、いきなり成長する訳ではもちろん無くて。
悩んで悩んで悩んだ上で、今のワタルがいる。

ワタルが自分の中の「憎しみ」と戦うシーン。
私のなかにも、もちろん暗い心を持っている。
それを見て見ぬふりをするのではなくて、自分自身を受け入れること。
ミツルみたいに、憎しみのみに捕らわれてしまわないこと。

不思議とワタルに共感する部分は大きい。

ワタルは、ごく自然に今の自分自身を受け入れたんだろう。
そして最後、女神に願いを言うシーン。
彼は結局、自分の運命を変えることはしなかった。
自分自身が変わらないと意味が無いと悟ったから。

何回読んでも、ワタルやミツル達から学ぶことは多い。
本当に大好きな本。

2013/02/25

最近のSFがたいてい映画化を想定、もしくは映画そのものをイメージしながら書かれているように、まさにこれはRPGだ。かろうじて小説にとどまっているのは前半部における家庭崩壊のくだりだが、ラストでの現実世界においての収束がわざと雑にされているため、すっきりするようなしないよう読後感である。それでも長尺も良いところなので、旅のお供としては重宝させてもらった。鞄から取り出したときには2冊だとして情報量はドラクエぐらい、それならDS持ってった方が良かったかな、とは感じた。ゲームのRPGの良作が不在なのでどうしようも出来ないが。

2011/11/04

読み終わったぁあああああ!!頑張った俺!!

途中中だるみしたけど、すごい亘に共感できるし、良かったなぁと。
アニメがラストあれだったからちょっと切ないけど、それはそれで良かったのかも。と思う。

俺も強くなりたい。

2011/10/10

ファンタジー作品と言っても、その長さにはじめは戸惑ってしまった。しかし、上・中・下と読み進めるうちに「この面白く、壮大なストーリーをどうやって3巻にまとめ上げていくのだろう。」と思いながら、読んでいくようになった。
ファンタジー作品ということで、セリフや展開は子ども向けのように感じられるが、その中に込められている意味や酷といえるまでの結末に、ただのファンタジーにはないものを感じられた。

2011/09/01

面白く読めたけど終り方がイマイチ。幻界の仲間や美鶴はどうなったの？と気になる。映画は観たのですが、原作がこんなシリアスな終り方になるとは思いませんでした。でも原作らしいとも言えるかも。