オリエント急行の殺人 の商品レビュー

アガサ・クリスティ(著者),長沼弘毅(訳者)

2023/04/02

東京創元推理文庫・その２

コメントは　「東京創元推理文庫・その１」でご覧下さい。

2019/05/10　更新

2017/12/17

映画を見てきたダンナが本棚から出してテーブルの上においていたのを手にとって読み始めたら止まらず読了してしまった。何度も読んでいて犯人もプロットもわかっているのにやっぱり読んでしまう魅力を持った作品。とはいえ忘れていることもあって、これ冒頭はシリアなのね。シリアがフランスの植民地だったから納得できる。オリエント急行で旅をして見たいものだ。あれ、と思ったのは、最後とある登場人物に「外国の女性の魅力について語ったら涙ぐんていた」とポアロが語るけど、読み返してもそんなシーンが見当たらない。私が読み飛ばしてる？訳を飛ばしてる？訳といえば1959年初版なためかずいぶん日本語も古風。新訳で読み返して見たら違った絵が見えるかもしれない。

2017/08/25

残念ながら本を開く前からオチを知っていましたが、それでも十分に面白いと感じるストーリーでした。さすがはアガサ・クリスティの代表作。
特に赤い服が発見されたときのくだり。犯人の不敵な性格がうかがえて、そんな犯人にポワロがどう挑むのか、わくわくしながらページをめくりました。

それだけに悔しいです。予備知識なしで読みたかった…自分であれこれ悩みつつ種明かしの瞬間を待てたらもっと楽しかったろうに。この本のネタばれをくらわずに読めた人が羨ましすぎます。

2017/04/11

ミステリ。エルキュール・ポワロ。
事件が起きて、証言を集め、謎を解く。ただそれだけのシンプルな展開も、事件の真相を知ると、一瞬にして傑作に早変わり。
予備知識なしで読めた自分は幸せです。

2015/06/02

アルバート・フィニーがポアロの映画は見ていたが原作は初読み。
ミステリーでもありエンタメ作品でもありながら「正義とはなんぞや」を問う作品。
面白く読むことはできたが登場人物たちの背景を思うとやり切れない哀しみと葛藤が感じられる。
タラレバはないが、もしポアロが乗り合わせなかったら、もし雪で足止めがなかったら完全犯罪完遂されたのだろうか。

2015/01/28

中学くらいの時に一度は読んでるはずなんだよね、オチだけは知ってた。そして正月明けの三谷ドラマ見て再読。
先に映像見てると人名がすんなり頭に入って来ていいですね。ドラマで疑問に思った密室の問題(舞台になった車両が他の車両から隔離されてる設定)も原作では説明されてたし、いや、ドラマでも説明されてたのを見落としてたのかも、ですが。

2018/11/19

芦田愛菜がネタばらししてしまったもんで。
どのように殺人を実行したか、ホワロがどのように謎を解明していくのか、を追っていく読み方となりました。

2014/07/27

リアル脱出ゲームに参加するにあたり、昔読んだような気もするがなあ、と読み返し。見事ストーリーをきれいさっぱり忘れていて新鮮な気持ちで楽しみました。

そりゃないよ！って読後ではあります。

2013/02/03

クリスティの作品は、やはり意外性があっておもしろい。乗客の証言に振り回されるかんじ。ただ推理していくには日本人には分からない、いろんな国の知識が必要になる。
ラストは、僕としてはそれでいいんだろうかと考えさせられる。
時間がなくて、空き時間に少しずつ読んでいたけど、できれば一気読みしたかった作品。

2012/09/03

映画を見たのでストーリーは知っていたが、それでも十分楽しめた。特にラスト近くのやり取りには、ぐっとくるものがあった。登場人物リストには書いてない設定が多くて覚えきれなかった。