死刑囚 最後の晩餐 の商品レビュー
なかなかに浅い内容ではあったけれど、米州ごとの死刑制度の違いなどもわかるところは興味深い 州によって死刑の方法、電気椅子や薬物、時代によっては絞首刑、銃殺など 全体的に大食漢が多いのと、マゾヒスト故に体内に入っている針のせいで電気椅子が作動しなかったとか…
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「汝、食べるために生きるべからず」とは言うものの、食が人間にとって最も大切な行為のひとつであることは間違いない。食という行為は、命の炎が燃え尽きる寸前まで人間について回る。本書は、言わば「死ぬために食べる」ことを強いられた人々に関するドキュメントだ。アメリカでは、犯罪の内容がいか...
「汝、食べるために生きるべからず」とは言うものの、食が人間にとって最も大切な行為のひとつであることは間違いない。食という行為は、命の炎が燃え尽きる寸前まで人間について回る。本書は、言わば「死ぬために食べる」ことを強いられた人々に関するドキュメントだ。アメリカでは、犯罪の内容がいかに凶悪なものであれ、死刑囚が最後の食事のメニューを自由に選べることになっている。この制度はどの州においても慣例として行われていることであり、死刑制度の儀式的な部分において最も大切な部分と言って差し支えない。死刑囚に最後の食事を与えるという儀式は、元を辿れば、絞首刑が公開で行われていた時代、牢獄と形場の間で馬と囚人を一休みさせ、水と軽食を与えたことが始まりだったという。
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アメリカ合衆国における死刑囚最後の食事メニューを集めた本。当然アメリカンな肉やコーラが多い。州によって晩餐に対する扱いが違うのでアメリカに移住される方は参照にして宜しいかと。 面白いのは死刑囚としての暮らしに飽いて死刑を望む人がいるという事。
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アメリカ人、食べ過ぎ〜‼︎ いくら最低3時間前までにったって、なんか死後凄い中身が出てきそうなんですけど… 死刑囚にはリーが多い‼︎ とか この犯人は他の人と違う気がする〜 といった、根拠も何もない低レベルな知見はいらないが 単純に興味深かった。 でも、アメリカ人にとってはムール...
アメリカ人、食べ過ぎ〜‼︎ いくら最低3時間前までにったって、なんか死後凄い中身が出てきそうなんですけど… 死刑囚にはリーが多い‼︎ とか この犯人は他の人と違う気がする〜 といった、根拠も何もない低レベルな知見はいらないが 単純に興味深かった。 でも、アメリカ人にとってはムール貝だけでもグルメ扱いなのに笑う。 書いてる人は相当低レベルな食事しか知らないのかな⁇
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「明日地球が滅亡するとしたら、何が食べたい?」といった質問はよくきくけれど、実際にそんなシチュエーションにはまずならない。でも、明日死ぬと確実にわかるケースなら…ということで、読んだ本。
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アメリカでは死刑囚が死刑執行前夜に好きな食べ物をリクエストする権利が許されているらしい。この本はその死刑囚の罪状と「最後の晩餐」をイラストつきで紹介したものです。 まずアメリカ人の胃袋の大きさに驚いた。コーラ18缶とか海老2キロとかタコス24個とかミルク2リットルとかどうやって胃...
アメリカでは死刑囚が死刑執行前夜に好きな食べ物をリクエストする権利が許されているらしい。この本はその死刑囚の罪状と「最後の晩餐」をイラストつきで紹介したものです。 まずアメリカ人の胃袋の大きさに驚いた。コーラ18缶とか海老2キロとかタコス24個とかミルク2リットルとかどうやって胃袋に収めるんだろうか…!そして次の日には死刑になるっていうのにこんなに食べられるものなんだろうか。 アメリカは州によって死刑制度に違いがあるらしく、それぞれの州の刑務所ミシュランが興味深かったです。この州の刑務所は出される食べ物の質が悪いからおすすめしないとか、食べ物の質も待遇も最高クラスで薬物注射で楽に死ねるから四つ星!とか。ちなみにイリノイ州とインディアナ州が四つ星レベルのおすすめだそうです(笑)州によっては死刑が認められてないところもあるらしく、思えば同じ国なのにすごい話だ。 わたしは最後の晩餐には母の作った粕汁と手作り餃子が食べたい。
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この世の終わりに、人は何を食べたがるのか。それが死刑囚であれば、人生最後の食事に何を望むのだろう。 アメリカでは死刑執行前に死刑囚が自分の好きな食事をリクエストできる制度があるという。 死刑執行の直前、死刑囚達がリクエストした食事を各死刑囚の罪状、出自、エピソードと共にまとめた...
この世の終わりに、人は何を食べたがるのか。それが死刑囚であれば、人生最後の食事に何を望むのだろう。 アメリカでは死刑執行前に死刑囚が自分の好きな食事をリクエストできる制度があるという。 死刑執行の直前、死刑囚達がリクエストした食事を各死刑囚の罪状、出自、エピソードと共にまとめたのがこの本。 死刑囚というからには殺人を犯した者ばかりであり、そいつらに殺された人は死ぬ間際に好きな物すら食べられずに無残にも殺されてしまったに違いない。そう思うと「死刑執行前に食べたい物をリクエストさせる」という制度には「人権保護」という名の歪んだ庇護があり、命を奪われた人やその遺族にとってはたまらない気持ちだろう。不条理極まりない。 ましてこれから罪を償う為に死ぬ人間に好きな物を食べさせるなんてまさに虚無への供物。 個人的には、死刑囚なんぞ死ぬ間際まで雑草の汁にカビたパンでも食わせときゃいいんだ。という気持ちになった。 そうは言ってもこの本は面白かった。死刑囚は最後の食事に何を選ぶのかという事に興味を持って読み始めたのだが、日本人との食文化の圧倒的な違いにまず驚いた。 ピザにハンバーガーにフライドチキン、コーラにチェリーパイ。 「うんうん、やっぱりそうだよね」と共感を持って読む事は全くできなかったが、死刑囚それぞれ100人100食。 最後のあがきか、浅ましく生への執着を見せる様に大量に食べる者もいれば、自分のリクエストした食事には手を付けず、最後はクラッカーとソーダで済ませた者もいる。 わたしは、死刑になる様な事はないと思うが、その時好きな物を食べられるとしたら何を選ぶだろう? そう何度も考えたが答えは出なかった。 どんな人間にとっても「食べる事とはやはり生きる事なのだ」と改めて考えてしまった。 アメリカの死刑の実態、州別刑務所ミシュランなど合間に挟まれるコラムも切り口が変わっていてとても面白い。 この本、一読の価値はあり。
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アメリカでは死刑前、最後に何を食べたいかリクエストできるらしい。 その各メニューが書かれている。 ただそれだけ。 そこから食事と犯罪心理の関係についての考察とか、とくに何もない。 暇つぶしにはいいかもしれません。
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死刑囚の性格とリクエストした料理の関係性が興味深い。 内容も様々。ジャンクフード好きにベジタリアン、大食漢にコーヒーのみの人… そもそも死を目の前にして食欲が湧くのかしら? よく、「明日地球が終わるとしたら最後に何を食べたいか」という質問ってあるけど、それとはまた違うような。 ...
死刑囚の性格とリクエストした料理の関係性が興味深い。 内容も様々。ジャンクフード好きにベジタリアン、大食漢にコーヒーのみの人… そもそも死を目の前にして食欲が湧くのかしら? よく、「明日地球が終わるとしたら最後に何を食べたいか」という質問ってあるけど、それとはまた違うような。 自分だったら大好物のあなごのお寿司かな。三貫くらいでいい。
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えらくセンチメンタリズム溢れる慣習だ。殺された人間は最後の食事を選ぶ権利を奪われた。だったらそこの自由を奪うのも含めて刑罰じゃないだろうか。犯罪者に甘くすることで得をするのは犯罪者だけだ。褒められた話じゃない。 さて内容は興味深かったが意外性は無かった。巻末の州別の傾向はとても面白かった。
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