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カリブ海の秘密 マープル の商品レビュー

3.7

54件のお客様レビュー

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「復讐の女神」と対に…

「復讐の女神」と対になっている作品。療養地で話し相手になっていた男が殺された事件を、ミスマープルが友人のラフィール氏と共に推理する。

文庫OFF

2026/01/23

マープルシリーズ長編9作目。甥の計らいで西インド諸島に療養にやってきたマープル。これまでは基本的に警察の協力者というポジションだったマープルだけど、今回は同じホテルの宿泊客の死に不審な点を感じて、自ら捜査に乗り出すという展開で新鮮だった。 ポアロは名探偵という肩書と自分で動き回...

マープルシリーズ長編9作目。甥の計らいで西インド諸島に療養にやってきたマープル。これまでは基本的に警察の協力者というポジションだったマープルだけど、今回は同じホテルの宿泊客の死に不審な点を感じて、自ら捜査に乗り出すという展開で新鮮だった。 ポアロは名探偵という肩書と自分で動き回れる体力があるけど、マープルは高齢かつ一般人なので肩書も権威も体力もない。そこをカバーするために警察に協力する形をとったり、他に協力者を得たりするスタイルで、そういうところもマープルの面白さだと思う。

Posted byブクログ

2025/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々にミス・マープルのシリーズ。ポアロに比べると地味な感じのイメージがするミス・マープルだけど、今回は舞台がカリブ海だし事件の展開も良く楽しめた。色んなヒントがまかれていたので、真相に気がつくことができたと思うけど全く犯人に気がつかなかった。最初は嫌な感じだったラフィール氏やジャクスンとかのキャラクターが良かったな~。続編もあるのでそちらを読むのが楽しみだ。

Posted byブクログ

2025/10/24

 この話の後日譚を先に読んでしまったので、これはもう読まないと……そう考えて手に取った。本来は三部作の第一作で、第二作が私が先に読んでしまった『復讐の女神』第三作は作者であるアガサ・クリスティが亡くなったことで、世に出ることはなかったという……とても残念。  導入部を読んで既視感...

 この話の後日譚を先に読んでしまったので、これはもう読まないと……そう考えて手に取った。本来は三部作の第一作で、第二作が私が先に読んでしまった『復讐の女神』第三作は作者であるアガサ・クリスティが亡くなったことで、世に出ることはなかったという……とても残念。  導入部を読んで既視感があり、『ああ、多分十代の頃に一度読んでるなあ』などと思った。案の定大部分が忘却の彼方なので、犯人は当てられなかったし真相もお察しという。新鮮な気持ちで読めたという利点はあれど、そうとう私の記憶力はポンコツだなあなどと感じて切なくなった。とはいえ、まだ『あ、読んだことある』と気づいただけマシだと考えてもいる。  導入部を読んだ十代の私は、ミス・マープルが人の話を随分と適当に聴いていた様子を見て、なんていい加減な人なんだろうと、ちょっとばかり嫌な気持ちになっていた。しかし、半世紀を生きて読み返すとむしろそれが礼儀で優しいように感じる。人の話を鵜呑みにしたり、真剣に100%の態度で聞き入るのは危険だし、ちっとも誠実ではない。相手のことを尊重するというのは、そういう行為ではない。  アガサ・クリスティはこの話を73歳くらいで書いたそうで、しみじみとすごい人だなあ感動してしまう。彼女の著作はまだまだ未読のものが多い、ゆっくりと楽しみたいと思う。

Posted byブクログ

2025/09/07

マープルシリーズ タイトルに惹かれて購入したもの 犯人像がころころ変わった もはや誰もが怪しく思え 意外なところで着地 ミステリだけど マープルは ハラハラ ドキドキしたりはしない 私は。 どこか のんびりと行く末を 眺めている感じだ つくづく人間の精神は 掴みどころがない...

マープルシリーズ タイトルに惹かれて購入したもの 犯人像がころころ変わった もはや誰もが怪しく思え 意外なところで着地 ミステリだけど マープルは ハラハラ ドキドキしたりはしない 私は。 どこか のんびりと行く末を 眺めている感じだ つくづく人間の精神は 掴みどころがないと感じた それぞれの思惑が混在していた 固定観念を捨てると 見えてくるものがある イメージに縛られない 柔軟性が必要だ 人を信じるのは美しいことだけど 真実を知るのは 苦しいことだ… この後 続編にあたる 復讐の女神を読むつもり

Posted byブクログ

2025/08/09

 転地療養のためにインド諸島を訪れたマープルが宿泊したホテルで知り合った少佐が変死体で発見される事件に巻き込まれ独自で捜査するミステリーで、アガサ・クリスティー作品の持ち味である犯人当ての醍醐味と男女の仲を中心とする複雑な人間模様、旅先の鮮明な情景描写などミステリーだけでなく物語...

 転地療養のためにインド諸島を訪れたマープルが宿泊したホテルで知り合った少佐が変死体で発見される事件に巻き込まれ独自で捜査するミステリーで、アガサ・クリスティー作品の持ち味である犯人当ての醍醐味と男女の仲を中心とする複雑な人間模様、旅先の鮮明な情景描写などミステリーだけでなく物語としての面白さもあった。

Posted byブクログ

2025/05/05

犯人候補が多すぎる。 性別さえも決め切れなくて絞り込むのが大変。 誰も彼も怪しい。 クリスティ作品で犯人当てに挑戦するのは無謀だったか。 療養で訪れた西インド諸島で事件に巻き込まれたミス・マープル。 積極的に探偵役を引き受ける彼女と偏屈屋ラフィールとのやり取りが面白い。

Posted byブクログ

2025/03/21

マープルもの9作目。 本書はクリスティー74歳の時の作品だそうですが、さすがの円熟ぶりといいますか、「あっぱれ!」な完成度でございました。祝日に一気読みです〜。 転地療養のため、セント・メアリ・ミードを離れてカリブ海のリゾート地にやってきたマープル。 歳を重ねて頑固になる人は多...

マープルもの9作目。 本書はクリスティー74歳の時の作品だそうですが、さすがの円熟ぶりといいますか、「あっぱれ!」な完成度でございました。祝日に一気読みです〜。 転地療養のため、セント・メアリ・ミードを離れてカリブ海のリゾート地にやってきたマープル。 歳を重ねて頑固になる人は多いですが、甥の親切なおせっかいをありがたく受け入れ、「ほんとうの意味の若さの精神を発揮して、それほどおもしろいものなら自分もなんとかそれを好きになろうと努力しよう」(p31)という姿勢にはとても感心しました。 また、さまざまな人との会話の中で、時にかまをかけたり、ぐっと反論をこらえたり……次々繰り出される会話術にも脱帽。私もこんな聞き上手になりたい。 そして見知ったサー・ヘンリーもクラドック警部もいない中、バディとなるのはたいへんなお金持ちであるラフィール老人。 ”死を目前にした剣闘士”同士のやりとりは、退官後戦場に戻ってくる老兵士のようなかっこよさがありました! 後の作品である「復讐の女神」が出てきましたが、これは続編にあたるとか……?うーん楽しみ! 本書のキーワードである”噂話”は、やはり誰しも気になってしまうもの。 旅先という特定の環境で、人々の口の端にのぼる噂話がいかに広まり、どんな人物像を形成していくか……。それをもとに人間を緻密に描いていくクリスティーの腕前は、やはりさすがの一言。 リゾート地には縁がないので、こちらはいつかドラマ版でも観てみたい作品です〜。

Posted byブクログ

2025/02/11

1964年の作品。 ミス・マープルシリーズ9作目。 ミス・マープルは療養のため、カリブ海の島サントノレに保養に来ていた。 話好きなパルグレイブ少佐は、ミス・マープル相手に妻殺しの殺人犯の話をして、殺人犯の写真をみたいかとミス・マープルに尋ねる。しかし、そこに入ってきた人々の顔を...

1964年の作品。 ミス・マープルシリーズ9作目。 ミス・マープルは療養のため、カリブ海の島サントノレに保養に来ていた。 話好きなパルグレイブ少佐は、ミス・マープル相手に妻殺しの殺人犯の話をして、殺人犯の写真をみたいかとミス・マープルに尋ねる。しかし、そこに入ってきた人々の顔を見るやパルグレイブ少佐は顔色を変え、写真をしまい話題を変えてしまう。 その翌日、パルグレイブ少佐は自室で死んでいた。持病の高血圧の薬が原因ではないかと医師は考えていたが、ミス・マープルはパルグレイブ少佐は高血圧ではなく、これは殺人ではないかと疑い始める。ミス・マープルは身体の不自由な大富豪で偏屈物のラフィール氏と協力して、事件を解決に導く。 このラフィール氏という偏屈な老人がとてもいいキャラなんですよね。こういう不自由で大富豪の老人というアイコンはクリスティもお気に入りの題材。 他の作品にもよく出てきます。ラフィール氏との関係は次作の「復讐の女神」に続いて描かれています。 今回は療養地での事件とあって、サーヘンリーやクラドック警部などお馴染みの人物は出てきませんが、ミス・マープルがラフィール氏と協力して2人で事件を解決していくところが見どころ。 写真に写っていた人物は誰なのか? 犯人は男なのか、女なのか? パルグレイブ少佐は高血圧だったのか? いろんな伏線が張られていて面白いです。事件に関係しているものも、実は全然無関係なものもあって本当に見事だなぁと。

Posted byブクログ

2024/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いや~今回も犯人は難しすぎ。療養のため奇麗で温かい西インド諸島を訪れたマープル。一週間は何事もなく穏やかに過ごしていた。彼女を相手に懐古談をしていたパルグレイブ少佐が亡くなって発見される。少佐に自分の妻殺しの内容を知られたと思った犯人の仕業とマープルは考える。ホテルの従業員の夫妻(ティムとモーリー)の使用人・ヴィクトリアも刺殺される。登場人物の夫婦達や金持ちのラフィール、その秘書、医師等怪しい者が多すぎて、犯人予想ができずに混乱。でも一応予想した、が、やっぱりハズレ。76歳のクリスティーの作品、完敗。③

Posted byブクログ