号泣する準備はできていた の商品レビュー
満ち足りているようで、どこか乾いていて、変化する想いに気付いている。 読めば読むほど切ない。 綺麗な言葉達。 ☆ 語尾を伸ばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ 喪失する為には所有が必要で、すくなくと確かにここにあったとうたがいもなく思える気持ちが必要です。 そしてそれ...
満ち足りているようで、どこか乾いていて、変化する想いに気付いている。 読めば読むほど切ない。 綺麗な言葉達。 ☆ 語尾を伸ばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ 喪失する為には所有が必要で、すくなくと確かにここにあったとうたがいもなく思える気持ちが必要です。 そしてそれは確かにそこにあったのだと思う。 (あとがき)
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読み終わった後、物足りない感じがしました。でも、現実はこんなものだよな、とも思いました。ハッピーエンドで終わってもその後の生活は続いていくものだから。
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この人の言葉使いほんとに綺麗。知ってる言葉しか使ってないのにどうして こんなに綺麗に見えるんだろう。特別 花言葉を知ってる訳でないのに、花の綺麗なところをこの人は伝えられるんだろうなあと。 短編集だったので、様々な物語が色んなところ、違った時間に進んでるのに、そこにあり続けること...
この人の言葉使いほんとに綺麗。知ってる言葉しか使ってないのにどうして こんなに綺麗に見えるんだろう。特別 花言葉を知ってる訳でないのに、花の綺麗なところをこの人は伝えられるんだろうなあと。 短編集だったので、様々な物語が色んなところ、違った時間に進んでるのに、そこにあり続けること、無くなることが共通しててよかった。
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江國香織さんの本は今まであまり読んでも印象に残らなかったのですが、初めてこの短編集を読み、人気の理由が分かった気がした。時系列がぐちゃぐちゃで、様々な物語が重なりあうような書き方が特徴的だなあと思いました。頭では理解できない、感性に訴えるような文学。結婚を経験した女性たちの虚しい...
江國香織さんの本は今まであまり読んでも印象に残らなかったのですが、初めてこの短編集を読み、人気の理由が分かった気がした。時系列がぐちゃぐちゃで、様々な物語が重なりあうような書き方が特徴的だなあと思いました。頭では理解できない、感性に訴えるような文学。結婚を経験した女性たちの虚しい気持ちがひしひしと伝わってきました。
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私はたぶん泣きだすべきだったのだ。 とあとから気がつくことは意外と多い。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いくつもの物語とそこからこぼれたものたち 恋におちるということは、帰る場所を失うということなのだった。 語尾をのばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ...
私はたぶん泣きだすべきだったのだ。 とあとから気がつくことは意外と多い。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いくつもの物語とそこからこぼれたものたち 恋におちるということは、帰る場所を失うということなのだった。 語尾をのばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ。 自由とは、それ以上失うもののない孤独な状態のことだ。
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★タイトルから勝手に泣けるような小説を期待してただけに、残念。短編集であるが、どの話も同じような、なんとなくやるせないような、物悲しさ、哀愁ただよう感じがあった。たとえや言い回しが理解しにくく、共感できない。実になるような話もない。途中で読むのを辞めるという選択肢がなく、最後まで...
★タイトルから勝手に泣けるような小説を期待してただけに、残念。短編集であるが、どの話も同じような、なんとなくやるせないような、物悲しさ、哀愁ただよう感じがあった。たとえや言い回しが理解しにくく、共感できない。実になるような話もない。途中で読むのを辞めるという選択肢がなく、最後まで読んだが、辞めてもよかったなと思う。私には合わなかった一冊。
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短篇集ですがあとがきで江國香織さんが書かれているような内容の一冊になっています。読み進めながら何度か感情移入して心がきゅっとしたり私が女だから共感できるのかなぁと思ったり。 そして最後に私が過去に所持していた、もしくは私の周りに当たり前にあった物、人、場所の何が喪失したのか思いを...
短篇集ですがあとがきで江國香織さんが書かれているような内容の一冊になっています。読み進めながら何度か感情移入して心がきゅっとしたり私が女だから共感できるのかなぁと思ったり。 そして最後に私が過去に所持していた、もしくは私の周りに当たり前にあった物、人、場所の何が喪失したのか思いを巡らせていました。
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いろんな恋愛の形。どれも完璧じゃなくて、なんていうか他人から見たら「ダメな恋愛」と言われそうなもの。きっとこの世界のどこかでこういう恋愛してる人が普通にいて、みんな寂しさやなんかを抱えながら、一緒に電車に揺られてるんだろうなと思いながら読んだ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うーん、江國さんの作品でこれは 私の中ではハズレに入っちゃうかも… 登場人物に共感できなかった。。 昔に書かれてた作品と比べると 登場人物がみんな大人になって さっさと物事を決めちゃうようになったなぁ ホリー・ガーデンの果歩ちゃん(大好き!)や 「綿菓子」の女の子みたいな登場人物は もう出てこないのかなー…ちょっと寂しい
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どの話も乾いていて冷ややか。 自分の人生をどこか客観的に眺めている主人公。 タイトルに入っている「号泣」という情熱的な言葉に違和感を覚えた。
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