負け犬の遠吠え の商品レビュー
なんか、バブリーの感じがしてあんまり共感できなかったけど、最終的には負け犬サイコー!バンザイ!よっしゃ、私も離婚して負け犬に戻るぞ!と、なんかそんな気分になりました。あ、離婚はしません。
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30歳以上、独身・子供なし・女性を負け犬と定義する説明が冒頭近く出て、男は負け犬のオスと断った場合のみ指していると説明がありますが、いかにも本人が自虐的な言葉を使っているのは、確かに彼女たちを負け犬という気持ちで見ている人たちがいるということなのでしょうが、今の時代はそうとも言えなくなっていると心底思います。著者が自らを「負け犬」と呼ぶことにより、社会を批判していることをきちっと理解する必要があると思います。そして「負け犬」がお洒落で、男にもてないわけではない、・・・著者の自負なのか、強がりなのか・・・この本がベストセラーになるのは、「負け犬」が読んでいるのか、「勝ち犬」なのか、はたまた男なのか?「負け犬」が読んだ場合に共感するのか、或いは面白くないと不愉快に思うのか、そのあたりが興味あるところです。
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女性が女性を語るとき、ある種のトゲはつきものだけど やはり読んでいて「ん?」と首をひねることが多かった。 というのも現代の負け犬は、筆者が語る負け犬像よりももっと貧困化していると感じるからです。 しかし10年近く前に書かれたことだと思えば、まぁ意見が合わなくてもしょうがないよな、...
女性が女性を語るとき、ある種のトゲはつきものだけど やはり読んでいて「ん?」と首をひねることが多かった。 というのも現代の負け犬は、筆者が語る負け犬像よりももっと貧困化していると感じるからです。 しかし10年近く前に書かれたことだと思えば、まぁ意見が合わなくてもしょうがないよな、と。 否定的な感想になりましたが、 なるほどと思うこともあったし、話題になった本ですし 読んでおいてよかったです。
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勝ち負けという読者を引き付けるような言葉を使いながらも、女性の年齢によって変化する役割や心境、そして既婚女性と未婚女性の間の文化の違いを、実に面白おかしく、かつ的確に描写している作品。難しい題材を扱いながら、うまくまとめるものだなぁ〜と感心してしまった。女性なら感じたことのある漠然とした疑問も、こうやって分析する人がすれば心にすとんと落ちてくるのだ。読み終わって思わず「(筆者の力量に)負けました」と言ってしまったのは私だけではないはず。
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いつか自分がこの本を手にするんじゃないか…と薄々感じてはいましたが、ついにそのときが来ました。 そしてびっくり。 酒井さんには一度もお会いしたことがないのに、 ここには私の生態がくまなく書かれていました!!
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〈内容〉連載時から大反響の問題エッセイついに刊行どんなに美人で仕事ができても、「30代以上・未婚・子ナシ」女の負け犬!「負け犬にならないための10箇条・なってしまってからの10箇条」等全女性必読の書 。
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何年か前に流行った本という感じ。 ずっと読み継がれる感じの本ではない。 時代の風俗を勉強するという意味で後20年ぐらいたって資料的にそんなこともあったのかという風に読むのはありかな? 負け犬とは、30代以上、未婚、子なしをおしのべていう。 自分がどう思っていようと周りは、おかわい...
何年か前に流行った本という感じ。 ずっと読み継がれる感じの本ではない。 時代の風俗を勉強するという意味で後20年ぐらいたって資料的にそんなこともあったのかという風に読むのはありかな? 負け犬とは、30代以上、未婚、子なしをおしのべていう。 自分がどう思っていようと周りは、おかわいそうに・・・という目で見るのだから、そうです、私は負け犬です、キャイーンと服従の姿勢をとれば、それ以上打たれない、私は負けていないわ、もっと可哀そうな不幸な人たちがいると相手に優越感を抱かせてあげて社会に役にたつのなら、それでもいいじゃないか的なことを推奨しているらしいのだが。 なんだか、違和感があった。 読み進んでいくうちに原因が判明。 作者はバブル世代。 実は、彼女がいっている負け犬とは、30代以上、未婚、子なし、そして、年収800万以上のバリバリのキャリアウーマンの事なのだ。 (雑誌のインタビューで年収800万以上という発言をしているらしい) そして、本書で描かれている勝ち犬とは、有閑マダムになれるぐらいの年収の男と結婚し、嫁ぎ先もお金持ちで、嫁にはずかしくないようにと、ダイヤとかの指輪とか、すごく仕立てのいい礼服などを買い与えることができる義理の親を持つというプチセレブのことなのだ。 はあ、それが違和感の原因かと。 今どき、都会には30代以上、未婚、子なしなんてわんさかあふれているんだけど。 年収800万なんて女子は探すのが難しいだろう。 30代以上、未婚、子なし、派遣社員なんてざらにいる時代だもの。 正社員だって、ボーナスってなんですか?みたいな。 そう、この本が売れたころには「そうそう」と同意をする負け犬たちがいたのだろうが、今は、「そうか・・・おれたち、負け犬以下なのか・・・」と思うばかりである。 不況から脱出できない日本、もう既に、酒井さんの書いたみじめな負け犬すら、絶滅危惧種なのだ。
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「オニババ」の中に「負け犬」が連呼されていたので(笑)再読。2003年発行ですが、私が最初に読んだのは2004年だったと思う。「オニババ」の三砂先生は、ずいぶんと負け犬のことを攻撃されていましたが、両者とも「不倫は晩婚化の悪因」と言っているところが面白い。 当時は20代後半だった...
「オニババ」の中に「負け犬」が連呼されていたので(笑)再読。2003年発行ですが、私が最初に読んだのは2004年だったと思う。「オニババ」の三砂先生は、ずいぶんと負け犬のことを攻撃されていましたが、両者とも「不倫は晩婚化の悪因」と言っているところが面白い。 当時は20代後半だった私も「わかるわかるー!」が多かったけど、この年になって再読してみて、地道に不器用に仕事や毎日を過ごしてきて、気づいたら「負け犬だった」というひとは、「将来の安定より今の楽しみ」的選択をしたせいで負け犬になった、という主張は読んでいて辛いかもしれないなと思いました。 著者の酒井順子さんはちょうど私より10歳上(年がばれる)で、この本を書かれた頃、今の私と同世代だったのですね。この10年、特に孤独死などが社会的にクローズアップされたり、震災婚が増えたりと、価値観が微妙に変化しているような気がします。 が、「35歳成人説」は今だに「わかるわかるー」なのでした。 この本の中に、鷺沢萌さん(故人)とお互い独身のままなら老後を一緒に過ごそうと話し合う場面が出てきて、ちょっと切なくなったのでした。
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半分は社会の中での負け犬組の関わり、特に雄負け犬の話はすごく面白かった。あとの半分は自意識過剰だからか、空気読めよのお国柄のせい?で気にせんでヨシ!の事柄だった。勝ち組入りの意見も載せて欲しかったねー。
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自分と重なる部分と重ならない部分があった でも重ならない部分もあーそういうこと考えてそうな人いるな~って理解できておもしろかった 自分たちのことを卑下しつつ、でも上から見つつっていうサジ加減が最高。上から見つつも、でもそれもこれも裏返せば全部負けてる故なんでー許して~☆っていう腹...
自分と重なる部分と重ならない部分があった でも重ならない部分もあーそういうこと考えてそうな人いるな~って理解できておもしろかった 自分たちのことを卑下しつつ、でも上から見つつっていうサジ加減が最高。上から見つつも、でもそれもこれも裏返せば全部負けてる故なんでー許して~☆っていう腹の見せ具合がほんと絶妙。 カチンときた直後にあーでもほんとサーセン☆ってのが伝わってこれはこれで読み終わったら、うーんがんばるかーって思わせてくれた
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