負け犬の遠吠え の商品レビュー

酒井順子(著者)

2016/07/23

やかましいわ！！と思うところが多いのは痛いところをつかれているからです。
ていうかこれ13年前に書かれたものなの！？えー！！最近やってる負け犬ドラマなんて全部こんなような内容だよね…時代先取りしてんな…。
つらいわ。恥ずかしくなるくらい共感したし、なんかすんませんって気持ちになった。別に悪いことはしてないんだけど確実に晩婚化と少子化には協力的だな自分と思ったら申し訳ねーわ(鼻をほじりながら)

13年前かー、13年前とか13歳だよ。
でもあの頃の自分がこれを読んでも共感してそうだし、やかましいわ！！と思ってそうなとこが怖いな。昔から負け犬の素質あったんだろうな。負け犬の素質ってなんだよ。

負け犬にならないための十か条
1.不倫をしない
2.｢…っすよ｣と言わない
3.腕を組まない
4.女性誌を読む
5.ナチュラルストッキングを愛用する
6.一人旅をしない(孤独に慣れない)
7.同棲に嫌われることを怖れない
8.名字で呼ばれないようにする
9.「大丈夫」って言わない
10.長期的視野の元で物事を考える

これだいぶグサグサきた、当てはまりすぎてる
そして

負け犬になってしまってからの十か条
1.悲惨過ぎない先輩負け犬の友達を持つ
2.崇拝者をキープ
3.セックス経験を喧伝しない
4.落ち込んだ時の対処法を開発する
5.外見はそこそこキープ
6.特定の負け犬とだけツルまない
7.産んでない子の年は数えない
8.身体を鍛える
9.愛玩欲求を放出させる
10.突き抜ける

こっち頑張ろう！！まずは筋トレから！！がんばろ！！

2016/02/29

今更ながら読了。

13年も前の出版にも関わらず、古くさくない内容が問題が何も変わっていないこと、むしろ加速しているのでは？という危機感をうっすら感じさせずにはいられない。

鋭い視点とユーモアに痛い痛いと思いつつもなんだか笑い飛ばしてしまえるような。
わかるわかる、でもそれってどうなんでしょう　笑
身から出た錆かしら。
そうとはいえ、それでも胸を張って生きていかねば！と思わせられるような爽快さも持ち合わせている１冊。　

2003年
装画：井筒啓之
装幀：佐藤可士和

2015/11/29

　やらないで後悔するならやって後悔、「大丈夫」を口にしがちで、腕組みが癖、一人旅も大好き。…私は将来”地場負け犬”になるのでは。楽しみなような怖いような、といったところ。

2015/06/25

2015-51
ベストセラーになった頃はまだ10代でまったく興味がなかったけど、30代を目前にして読んでみた。
いわゆる負け犬（30代以上、未婚、子なし）の強がりというか開き直りというかで共感はできなかった。
負け犬になりそうな気がしてたけど、20代で結婚出産したからなのか。。。
実際、負け犬の人が読んだら共感出来るのかな？

2015/05/11

負け犬。自分の路線がそれっぽすぎて笑えた。
勝ち犬は計算高くがまん強い。
偉いと思う。
母や祖母はやはりそのように感じるし、
友達でも安定を求めて、好きではないけど結婚したいなんて子もいる。
現在負け犬、勝ち犬である人のポイントをよく突いてる本だと思った。

2015/03/07

2003年、「負け犬」の言葉は定着した感がある。女性の生き方を、率直な言葉で吐き出した。遠吠えとはいうものの、「未婚」はマイナーな存在ではない。

2014/11/22

負け犬、結婚していないおひとり様についてつらつらと。読みやすい語り口で、深いことを。勝ち犬との断絶というか、勝ち犬の空気を読めない理由の指摘がすっと理解できた。会社で周りのおじさまの空気を読みまくってきた35と、子どもの本能につきあってきた35が、話があうはずもないという。なるほど。おばちゃんの図々しさは、本能につきあってきた結果なのだなと、妙に納得したのでした。

2014/11/20

酒井の定義
「負け犬とは、未婚、三十代以上の女性のことを示す。現在、結婚していないという条件がつく」
なぜ負け犬か？何を生産しているかの違い。勝ち犬は家庭という世界において子供という有機物を生産しているからだというが！ぼくは納得していません。
負け犬は怖いらしい。若さへの嫉妬が強いから怖くなる

彼女はオスの負け犬も紹介している。こちらの方が切実で怖い。
１オタ夫ーーあまり生身の女性には興味の無い人
２ダレ夫ーー女性に興味はあるけど、責任を負うのは嫌　　　　　　な人。
３ジョヒ夫ー女性には興味はあるけど、負け犬には興味　　　　　　のない人
４ブス夫ーー女性に興味はあるけど、全くモテない人
５ダメ夫ーー単にダメな人

男にも負け犬がいたのです。男性にも読んで欲しい。

2014/10/25

“負け犬”とは「未婚、子なし、３０代以上の女性」。著者自身の負け犬半生を振り返り、“勝ち犬”（既婚女性）に勝とうとせず、潔く負けを認めて周囲とうまく生きましょうよ、と女性の生き方を考察した負け犬論。

2003年に出版され当時ベストセラーとなった本書は10年以上経った今、だいぶ人生が多様化している気がするので定義は少し変わりそう。“勝ち犬”もその立場なりの大変さがあるしね。とはいえ、“負け犬”側からしてみればその呪縛は未だ健在。周りの目を気にしないで生きられたら楽なんですけどねぇ…

2014/10/13

まったく読む価値なし。
１０年前に話題になった本だから一読しておこうと図書館で借りてパラパラと読み始めたものの…３０頁ほどでギブアップ。読むに堪えないしろものだ。
「負け犬の遠吠え」と自らを落として書いている風だが、内容はまったく反対の自己礼賛。負け犬とは享楽的な恋愛体質者と位置づけ、未婚、子ナシ三十代以上の女子と定義する。危なっかしいこと、おもしろいことが大好きで、好奇心旺盛な女が売れ残るとして、いわゆる勝ち犬の既婚組をまじめで堅実な女の裏返しのように書いているが、果たしてそうなんだろうか。１０年前に書かれたと差し引いて考えても疑問が残る。だいたい慎重に構えていては結婚に至らないんではないんでしょうかね。
最初の３０頁で判断して申し訳ないですが、あまり期待できる展開は望めないような気がする。ごめんなさい。