獅子の座 の商品レビュー
皇位簒奪の野心があっ…
皇位簒奪の野心があったといわれる、室町幕府三代将軍足利義満の一生を、女性作家らしいやさしいタッチで描いています。義満が生涯恋した女性とは?そしてその最期は‥?
文庫OFF
室町時代は開幕以来、常に「戦国時代」ではなかったのだろうか、とそう思うくらい争いの連続。そんな中で争いを終結させるために考えた足利義満。幼き頃の乳人への信頼と慕情。足利義満という人物像が活き活きと描かれていたとても面白い作品だった。
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面白かったのは初期の室町幕府の形態。もともと武力を伴わない脆弱な政体だということは知っていたのですが、それが明貿易により(土地=それに付属する武力では無く)財力で強化されていく様子が美味く描かれています。かなり入念な調査がされているようです。 また、猿楽の新興なども描かれており...
面白かったのは初期の室町幕府の形態。もともと武力を伴わない脆弱な政体だということは知っていたのですが、それが明貿易により(土地=それに付属する武力では無く)財力で強化されていく様子が美味く描かれています。かなり入念な調査がされているようです。 また、猿楽の新興なども描かれており、時代の雰囲気はよく伝わってきます。 一方で凄まじい権力闘争を描きながら、他方で義満の恋物語を描くのは、流石に女性の視点でしょうか。しかし、そのせいでテーマが薄くなったような感じもします。 よく出来た小説だけど、なにかぼんやりしたものしか残らない。そういう気がします。
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室町幕府三代将軍、義満の物語。生まれた頃は南北朝や政権争いで戦が絶えない時代。子どもが生まれ亡くなったばかりの細川頼之の妻・玉子を乳母に迎える。戦を逃れて、玉子が義満を守り、備前(岡山)の赤松家へ。当時は、乳母から離れられなかったという。そんな義満も成人し、政争の中をくぐりぬけて...
室町幕府三代将軍、義満の物語。生まれた頃は南北朝や政権争いで戦が絶えない時代。子どもが生まれ亡くなったばかりの細川頼之の妻・玉子を乳母に迎える。戦を逃れて、玉子が義満を守り、備前(岡山)の赤松家へ。当時は、乳母から離れられなかったという。そんな義満も成人し、政争の中をくぐりぬけていく。その逞しく、あるときにはずるがしこくもある立ち回りが面白い。少しは真似をしたい。今は社内で漂う身。。。
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足利義満の一代記。 何もかも手に入れ、でもどこまでも孤独な男、義満の姿に 今までの彼の見方がひっくり返りました。 細川頼之好きとしては、彼の誠実な姿も見もの☆彡
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幼い思い出が作り出した乳母への不変の愛、新たな創造を試みる二人ならではの世阿弥との痛々しい愛、そしてのちの黒衣の宰相・三宝院満済との権力と暗闘の中での愛。 切なく儚く、しかし強くあらねばならない獅子の慟哭の物語。感涙。
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