ロマンス小説の七日間 の商品レビュー
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刺繍みたいなすごく可愛い表紙に惹かれて買った。あらすじを読まずに買って、読み始めてみたら中世のロマンス小説で、あれ?間違ったかなって本気で思った。(あとがきに書いてあることがまさに当たっていて笑った。)ロマンス小説と並行して進んでいくから、途中で場面が切り替わるときに続きが気になるのに…!ってなることがあった。そのくらい主人公が訳す小説の中の小説もおもしろかった。
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恋愛小説、ってことでいいのかな。主人公あかりと恋人 神名(かんな)との物語と、あかりが仕事で翻訳している英国中世騎士道ロマンス小説とが交互に描かれる。 前半はあまり入り込めなかったかなー。後半は、現実パートも小説パートも事が動くので楽しめた。どちらもいろいろありつつ、どちらもい...
恋愛小説、ってことでいいのかな。主人公あかりと恋人 神名(かんな)との物語と、あかりが仕事で翻訳している英国中世騎士道ロマンス小説とが交互に描かれる。 前半はあまり入り込めなかったかなー。後半は、現実パートも小説パートも事が動くので楽しめた。どちらもいろいろありつつ、どちらもいい着地点で終われた感じ。 あかりが手がける小説の方は、物語の中に出てくる小説だから脇役的な位置付けかなと思っていたけれど、思い返してみるとこっちのパートの方が面白かったかも(笑)。
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同じ表紙の本が見当たらないので、借りてきた本とは違うけれど登録。 翻訳家の女性の現実と、訳しているロマンス小説の交互のお話。 途中から上手くいかない現実にいらついたのか作品を自分流に変え始める。仕事を頼んだ先から進捗状況を確認されて大弱り。結局は自己流作品が最後まで書き上げられてしまいました。この後お仕事きちんとできますように。
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すらすら読めて面白かった。翻訳家のあかりの心の声が主で話が進むから読みやすい。彼女が翻訳した物語も創作が強く出て楽しめた。 〜2度目(2022/03/06) ありがちなハッピーエンドなロマンス小説を、その時の気持ちに合わせて創作して訳してしまう翻訳家あかり、勢いがあって面白...
すらすら読めて面白かった。翻訳家のあかりの心の声が主で話が進むから読みやすい。彼女が翻訳した物語も創作が強く出て楽しめた。 〜2度目(2022/03/06) ありがちなハッピーエンドなロマンス小説を、その時の気持ちに合わせて創作して訳してしまう翻訳家あかり、勢いがあって面白かった。 石をヒットさせた神名が「oh!レーザービーム!」って自分で言ったシーンの元ネタが今回はちゃんとわかったから嬉しかった笑
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三浦しおんのラブコメ小説 出だしが、三浦しおんらしからぬ欧風の描写で始まることから、どうしたものかと思いましたが、読み進めてみたら、いつもの三浦しおん作品でした。 現代の登場人物の話と、劇中劇である翻訳の物語の両方を書くのは、手間が二倍だったのでは無いかと勝手に心配になりまし...
三浦しおんのラブコメ小説 出だしが、三浦しおんらしからぬ欧風の描写で始まることから、どうしたものかと思いましたが、読み進めてみたら、いつもの三浦しおん作品でした。 現代の登場人物の話と、劇中劇である翻訳の物語の両方を書くのは、手間が二倍だったのでは無いかと勝手に心配になりました(笑) この作品は、「あとがき」まで作品です。残さず読むのがオススメです。
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0039 2018/07/18読了 ロマンス小説がすごい展開に…たしかにこちらの方が面白いし、こういうのならロマンス小説読みたいけど… 現実のほうはけっこうあっさりしていて味気なかったかも。 まさみちゃんの事件、もっと何かあるのかと思ってた。
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またまた三浦しをんさん。今、ハマっています。 上手いんだよな、グッと引き込むところと、クスッと笑わせてくれるユーモアとのバランスが。 今回は、恋愛小説。ロマンス小説の翻訳の仕事を進めながらも、自身の恋愛に翻弄され、翻訳中のストーリーもあらぬ方向にいってしまう、というコメディ的な...
またまた三浦しをんさん。今、ハマっています。 上手いんだよな、グッと引き込むところと、クスッと笑わせてくれるユーモアとのバランスが。 今回は、恋愛小説。ロマンス小説の翻訳の仕事を進めながらも、自身の恋愛に翻弄され、翻訳中のストーリーもあらぬ方向にいってしまう、というコメディ的な恋愛小説。 私、恋愛小説あまり好きじゃないんだけど、この物語は最後まで楽しく読めた。 主人公のあかりにも共感持てたし、不甲斐ない彼氏の神名も憎めない。あかりの父も良いキャラクターしてる。 三浦しをんさん、天才だな!好きです。これからももっと読みたい。
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しをんさん、本当に愉快な人だなぁ。 エッセイを読んだことがあるからか、しをんさんへの親しみを持って読めた。小説なのに、なぜか著者が常に意識にあがるという…。 内容についていうと、友だちのもどかしい恋を応援する気持ちになる。 主人公、寛大過ぎでは?と思ったが、当の主人公は自分の...
しをんさん、本当に愉快な人だなぁ。 エッセイを読んだことがあるからか、しをんさんへの親しみを持って読めた。小説なのに、なぜか著者が常に意識にあがるという…。 内容についていうと、友だちのもどかしい恋を応援する気持ちになる。 主人公、寛大過ぎでは?と思ったが、当の主人公は自分の不寛容さに落ち込んでいる。 自分と違う恋愛観だから楽しめた。
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主人公がこんなに大胆に、仕事で翻訳する元小説(架空だと思われます)を書き換えちゃうとは思わなかった。 主人公の私生活でのやるせなさを、仕事でうまく発散?する、心理学の昇華の上手い例えとも取れる。 思い通りにいかない私生活に対し、小説の翻訳文は自分の思い通りのストーリーにしよう、と。 また、その私生活上の誤解がラストシーンらへんで溶けてゆく。思い込みも、時間をかけて、色んな人から話を聞いて多角的な見方をすると、真意に辿りつけるのだと学んだ。
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