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ロマンス小説の七日間 の商品レビュー

3.5

313件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    100

  3. 3つ

    135

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    6

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2023/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三浦しをん作品5冊目か~。今回のお話しは一番ぶっ飛んでいた!海外ロマンス作品の翻訳者のあかり28歳。同棲している神名君が仕事を辞めてきた。丁度翻訳していたロマンス小説に、毎度同じような展開のメロドラマ的な話ばかり作りやがって!と、あかりはオリジナルストーリーを作ってしまう。ウォリック(騎士)とアリエノール(女領主)の愛、そしてウォリックの死によりアリエノールのもう1つの禁断の愛(爆笑)。あかりと神名君の関係性とアリエノールの翻訳の内容の乱高下が見物。あかりとアリエノールの愛嬌と芯の強さへの好感度は100点。⑤

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2023/12/24

翻訳の行方にちょっとハラハラ。翻訳家なのにストーリーを捏造しちゃうあかりの戸惑いや苛立ちが、かえって面白い。王道系ロマンスのはずが、こうも暴走するか。それもまた楽し。恋愛物としてはかなり軽やか。

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2023/12/01

2冊の本を読んでるような気持ちになった。 この2つの話が上手く絡んでるのかな?そうなんだろうけどシンクロしてる部分は2箇所くらいしか見つけられなくて、集中力に欠けていたのかもしれない、、 すごく時間かかって読んだが、おもしろかった。 神名のなんともいえない感じが理解し難いけど、...

2冊の本を読んでるような気持ちになった。 この2つの話が上手く絡んでるのかな?そうなんだろうけどシンクロしてる部分は2箇所くらいしか見つけられなくて、集中力に欠けていたのかもしれない、、 すごく時間かかって読んだが、おもしろかった。 神名のなんともいえない感じが理解し難いけど、それでも2人の関係は特別なものなのだろう。あかりに感情移入した。 小説内の創作小説もなかなか面白く、最後のところで儚いような気持ちになった。

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2023/09/18

始まりは思わずファンタジーかと思ってしまいますが、日本の現代の恋愛小説です。 主人公が仕事で翻訳している海外ロマンス小説のストーリーと、彼女の現実が交互に描かれていて、その翻訳に彼女の心情の変化というか波が表れています。 翻訳って多少の意訳はありなのかもしれませんが、創作してし...

始まりは思わずファンタジーかと思ってしまいますが、日本の現代の恋愛小説です。 主人公が仕事で翻訳している海外ロマンス小説のストーリーと、彼女の現実が交互に描かれていて、その翻訳に彼女の心情の変化というか波が表れています。 翻訳って多少の意訳はありなのかもしれませんが、創作してしまったらだめですよね。 ただ、彼女が創作したストーリーの方が、原作よりもおもしろいのではと思ってしまう。 彼女自身の現実と、彼女が創作するストーリーと、どちらも気になる展開で、さくさく読めます。

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2023/08/06

ロマンス小説翻訳家のあかりと恋人の神名の話、そしてあかりが訳したロマンス小説の話でもある。現実が翻訳にも影響して、翻訳せずに独自の物語を創作してしまうのが面白い、そしてそのロマンス小説の行方がまぁ気になる(笑)ロマンス小説読んでみたくなる!

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2023/08/05

あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする28歳独身女性。 ボーイフレンドの神名(かんな)と半同棲中。 中世騎士と女領主の恋物語の翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅。 あかりは思わず自分の困惑や怒りを小説の主人公たちにぶつけ、現実は小説に、小説は現実に、2つの...

あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする28歳独身女性。 ボーイフレンドの神名(かんな)と半同棲中。 中世騎士と女領主の恋物語の翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅。 あかりは思わず自分の困惑や怒りを小説の主人公たちにぶつけ、現実は小説に、小説は現実に、2つの物語は互いに影響をおよぼしてとんでもない展開に!! …というあらすじを見てどんだけカオスになるんだろうと期待していたらそれほどコメディファンタジーではなくてがっかり。 でもまあおもしろかったかな。 ロマンス小説の部分は電車の中で読んでて一人はずかしかったけど(苦笑)

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2023/07/23

初めはちっとも進まずに読むのをやめようかと思ったが読んでよかった。翻訳者がストーリーを勝手に変えて、それが現実のモヤモヤと絡まって、そこそこ面白い。

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2023/06/16

ロマンス小説も三浦しをんにかかれば、こうも面白くなるのか。 翻訳なのに勝手にストーリーを展開させていく主人公と、彼女をとりまくストーリーがまぁまぁシンクロしてて三浦しをんやっぱすごいな。 あとがきも面白かったので、三浦しをんのエッセイも読んでみようかな。

Posted byブクログ

2023/02/19

面白かった。 永遠の不在によって存在を主張する このフレーズには驚いたというか目から鱗だったなぁ。 普通にロマンス小説読みたくなったし、三浦しをんさんの言葉選びがこれまた秀逸すぎて他の作品も読みたくなりました。

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2023/01/10

海外ロマンス小説の翻訳家のあかりと半同棲中で5年交際中の彼氏の話とあかりが翻訳中の中世の騎士と女領主のラブロマンスの話が交互に進んでいく 設定が面白かった! 彼氏が突然仕事辞めてきてモヤモヤしたりしてあかりがありきたりなロマンスのストーリーに嫌気がさし自己流で話を変えていくの...

海外ロマンス小説の翻訳家のあかりと半同棲中で5年交際中の彼氏の話とあかりが翻訳中の中世の騎士と女領主のラブロマンスの話が交互に進んでいく 設定が面白かった! 彼氏が突然仕事辞めてきてモヤモヤしたりしてあかりがありきたりなロマンスのストーリーに嫌気がさし自己流で話を変えていくのが面白い 彼氏は結局ふらっと海外に行くみたいだけどそれを最終的に受け入れるあかりは心が広くてすごいなと思った

Posted byブクログ