依存 の商品レビュー
安楽椅子探偵モノはあまり好みじゃないし、 仮説が多すぎて何が本当なのか途中よく分からなくなったw でも登場人物のキャラが立っているので読みやすかった。 シリーズ的にはまた近いうちに読んでみたい。 解説を読むと姉妹作品で「スコッチ・ゲーム」という本があるらしい。 何やらそっちか...
安楽椅子探偵モノはあまり好みじゃないし、 仮説が多すぎて何が本当なのか途中よく分からなくなったw でも登場人物のキャラが立っているので読みやすかった。 シリーズ的にはまた近いうちに読んでみたい。 解説を読むと姉妹作品で「スコッチ・ゲーム」という本があるらしい。 何やらそっちから読んだ方が良かったのでは…? そういうことは先に言ってくれ。 ウサコ→ねちん、タカチ→あやちょ。 が個人的にはハマった。
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登場人物たちの果てしない想像力 変な正義感というか 勝手に決めつけて勝手に怒る 大学生悪趣味ですねえ このシリーズここまで読んで こんな感想しか持てない わたしがとても残念な人です
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この物語には、「妄執」にとり憑かれた二人の人間が登場する。 ひとりは、ギリギリまだ引き返せる場所にいた。 ひとりは、きっと死闘を繰り広げてでも容易には引き下がらない筋金入りの「妄執」に囚われている。 最近起こったマンションでの不可解な出来事と、タックが語る異様な過去の出来事がカ...
この物語には、「妄執」にとり憑かれた二人の人間が登場する。 ひとりは、ギリギリまだ引き返せる場所にいた。 ひとりは、きっと死闘を繰り広げてでも容易には引き下がらない筋金入りの「妄執」に囚われている。 最近起こったマンションでの不可解な出来事と、タックが語る異様な過去の出来事がカットバックのように語られていく。 ほんの小さな疑問の裏に、実は怖ろしい現実が隠されているマンションにまつわる出来事。 逃げても逃げても、手段を選ばず、誰を傷つけてもけっして諦めることなく追ってくる過去にまつわる出来事。 ともに、人間のあさましさと怖さが描かれている。
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タック&タカチシリーズ・第6弾。 タックの出生の秘密(?)が明かされる。 ちょっと、トンデモ設定な気もした。 後付け感があるというか…。 とにかく読むのに時間がかかった。
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匠千暁シリーズ長編。 最高傑作という評判に違わない、大作。 シリーズの魅力である、論議による謎解きを今作では有効に使う。それぞれ謎としても雰囲気としてもバラエティのある話で積み重ね、大テーマを少しずつ確実に掘り下げる。 にじみ寄るように外堀を埋めていって、ど真ん中にある主要キャラ...
匠千暁シリーズ長編。 最高傑作という評判に違わない、大作。 シリーズの魅力である、論議による謎解きを今作では有効に使う。それぞれ謎としても雰囲気としてもバラエティのある話で積み重ね、大テーマを少しずつ確実に掘り下げる。 にじみ寄るように外堀を埋めていって、ど真ん中にある主要キャラの過去を暴露させる。このクライマックスが各編の間に少しずつ挟まれ決して多くないページでまとめられるあたりとか、解説者のいうとおり語り手がウサコである点とか、ホントに練って作られている。そうやって整えた舞台でのオペラのような愛憎劇には、なんともいえない興奮を覚える。 衝撃より精度が売りの構造美と、青春小説にして鮮烈なテーマへのアプローチ、個々と本題の謎解き・議論の辛辣さや哀しさ、愉しさ。更に、ターニングポイントはこうして位置させるべきというお手本のようなシリーズ運び… そんな完成度の高さと深みのある魅力に加え、なんだろうか、思い入れのある読者の期待にしっかり応えてくれる感じ。これはすごい。 4+
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冒頭のタックの衝撃的過ぎる告白から一転、いつもの不可思議な謎をお酒を飲みながら推理するスタイルに。交互に場面を入れ替えながら通低するテーマがラストに向かって収束していく。ここまでシリーズを読み進めてきたからこそ感じられる感動や興奮がラストシーンに凝縮されている。散々言われているだ...
冒頭のタックの衝撃的過ぎる告白から一転、いつもの不可思議な謎をお酒を飲みながら推理するスタイルに。交互に場面を入れ替えながら通低するテーマがラストに向かって収束していく。ここまでシリーズを読み進めてきたからこそ感じられる感動や興奮がラストシーンに凝縮されている。散々言われているだろうが、ウサコ視点での語りというのがこれ以外はあり得ないと思わせるほどものの見事にハマっていた。
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タック・タカチシリーズ五作目。 絶対に過去四作を読んでから読むべき。 もはやミステリーではない。 青春、成長、家族、恋愛、犯罪、病気、依存。 色々なテーマが入り乱れる。 この後のことが気になって仕方ないです。
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このミスベスト10 2001年版8位。軽い文体だけど、ぎっしり文字が詰まってるし、よくわからん話が続いてしんどかった。1人称で語られるので、途中であっち系のトリックだと思って読んでたけど違ったみたい。いろんな事件が語られてどういう風にからんでくるんかと思ってたけど結局テーマだけが...
このミスベスト10 2001年版8位。軽い文体だけど、ぎっしり文字が詰まってるし、よくわからん話が続いてしんどかった。1人称で語られるので、途中であっち系のトリックだと思って読んでたけど違ったみたい。いろんな事件が語られてどういう風にからんでくるんかと思ってたけど結局テーマだけが同じなわけで伏線でもなんでもなかった。なにこれ。大体、シリーズ第5作らしくって、いきなりこの本から読んでしまったので、暗黙の了解事項もわからん上に設定もエスカレートしてるし早い話さっぱり理解でけんかった。この人の「人格転移の殺人」は妙にツボにはまったのに残念。解説が絶賛してるの読んでまた引いた。
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最後まで暗く澱んだ空気が流れている作品だった。 西澤作品の「タックシリーズ」なんだけど、タックの出生からの秘密が書かれています。 西澤作品にしては珍しいというか、変わったなぁ~という感じが。 まず語り手はウサコによる一人称。そして素朴な事件や疑問がでてきて、まるで短編のよう。 こ...
最後まで暗く澱んだ空気が流れている作品だった。 西澤作品の「タックシリーズ」なんだけど、タックの出生からの秘密が書かれています。 西澤作品にしては珍しいというか、変わったなぁ~という感じが。 まず語り手はウサコによる一人称。そして素朴な事件や疑問がでてきて、まるで短編のよう。 この関連性のない短編1つ1つが終幕へと盛り上げていくんですね~。 この書き方はすごく上手! それに、最初に読者を引きつける問題定義をして、最後までその答えをひっぱるものの、読むことを止めさせない。 だけど、一貫してのこの暗さ。タカチの名ゼリフでラストは小気味いいはずなのに・・・。 あ~、これからタックやタカチがどうなっていくのか、読みたい読みたい、知りたい~!
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タック&タカチシリーズ。タックの過去が明らかになる事件。そして、タックとタカチがようやくお互いを好きと認める。長編で読むのに時間がかかったが、次のシリーズがより早く読みたくなった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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