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ハゴロモ の商品レビュー

3.9

136件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2010/09/02

2度目。 短編じゃなくて1つのお話。 ほたるちゃんが自分のことすごくよく知ってる。 みつるくんもナチュラルで素敵な青年。 みつるくんの作るラーメンも美味しそう。 終わり方も内容も、あったかくなれるお話。

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2013/07/23

初期の作品にあった再生・出発を描かれていたから、久しぶりに出会った気持ちになった。 初期よりも、じっと奥を見ている力が強かった。

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2010/07/26

大好きな本。 手元に置いておきたい本。 10年を費やした不倫の恋が終わった主人公の、再生のお話。 のんびり、ゆったり。 ばななさんの本は、どうして、こう、ゆったりとした時間をリアルに表現できるのだろう?と感動する日々。

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2010/05/27

2年前に初めて読んだときから 人のさりげない優しさを「ハゴロモ」と形容していたことが忘れられなくて 文庫本になったので思わず買ってしまいました。 私も羽衣にふわりと包まれています。 なるべく逃げずに、正面から、時間をかけて、自分の身に起こった受け入れ難い現実を、自...

2年前に初めて読んだときから 人のさりげない優しさを「ハゴロモ」と形容していたことが忘れられなくて 文庫本になったので思わず買ってしまいました。 私も羽衣にふわりと包まれています。 なるべく逃げずに、正面から、時間をかけて、自分の身に起こった受け入れ難い現実を、自分なりに乗り越えてきた今だからこそ、じんわりとこの小説の良さが広がるな、と思いました。

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2010/05/19

たまたま、古本屋さんで手に取っただけだったのだけれど、 これもまた、ゆっくりゆっくり色を取り戻していくものがたりだった。 現実と夢と、もうひとつの世界がつながるストーリーはばななワールド。

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2010/05/08

帰省しようか迷っているときにちょうど読めてよかった。 行きたいから行くんであって、何も特別なことなんかじゃないぜ 読めて幸せ!!

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2010/05/01

出版社/著者からの内容紹介 雪降る故郷の澄んだ空気と人々が教えてくれたこと。 東京での八年続いた愛人生活が終わりを迎え、雪降るふるさとに帰ったほたる。そこで彼女を待ち受けていたのは、変わらない川の流れと懐かしくも愛しい人々の優しさだった。失ったもの、忘れていた大切なものを彼女は...

出版社/著者からの内容紹介 雪降る故郷の澄んだ空気と人々が教えてくれたこと。 東京での八年続いた愛人生活が終わりを迎え、雪降るふるさとに帰ったほたる。そこで彼女を待ち受けていたのは、変わらない川の流れと懐かしくも愛しい人々の優しさだった。失ったもの、忘れていた大切なものを彼女はゆっくりととりもどしていく――。特別で平凡な「癒し」を描いた静かな回復の物語。 内容(「BOOK」データベースより) 失恋の痛みと都会の疲れを癒すべく、故郷に舞い戻ったほたる。雪に包まれ、川の流れるその町で、これまでに失ったもの、忘れていた大切なものを彼女はとりもどせるのだろうか―。言葉が伝えるさりげない優しさに救われるときはきっとある。人と人との不思議な縁にみちびかれ、自分の青春をあらたにみつける静かな回復の物語。

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2010/04/27

人の気持ちをハゴロモって表現するのは、 とてもいい言い方だな、と思った。 ばななさんの小説では、きちんと何かが好きな人っていうのが 出てくるなと思った。 洗濯が好きとか。食器がきちんと揃っているとか。 それと、キーワードみたいに出てくるものがある。これでいうと、川とか。 リハ...

人の気持ちをハゴロモって表現するのは、 とてもいい言い方だな、と思った。 ばななさんの小説では、きちんと何かが好きな人っていうのが 出てくるなと思った。 洗濯が好きとか。食器がきちんと揃っているとか。 それと、キーワードみたいに出てくるものがある。これでいうと、川とか。 リハビリって、『海が聞こえる』の中でも読んだな。 あれは、スポーツ選手の友達だから出てきた言葉、ってなっていたけど。 不倫の恋から立ち直るのに、リハビリって言葉はやっぱり適当なのかも。 もちろんそれ以外にも、本当の怪我や病気じゃないときでも、 人間ってリハビリが必要だ。 だからこういう言い方は、正解なんだと思う。 彼がなんでもしてくれることが、 逆にいつもそうやって奥さんにしてあげている、 奥さんが本当に体が弱いんだと生生しく分かってしまう切なさとか。 ずっと点けているテレビの虚しさとか。 普段忘れてしまいそうなさりげない、でも本当のこと。 それに不思議なようでも、人間には第六感っていうものがあって、 そういう精神的な力って実はオカルトじゃなくて普通にあるもので ただ忘れてしまっていることが多いというだけのことなんだって気がする。 世界は実はちゃんとつながっていて、単純だったりもするものなんだと。 るみちゃんが言っているみたいに、ほたるは戻るために戻ってきて、 子どもを産んで、るみちゃんの保育園に入れる。 そんな出来すぎみたいに、世の中実はちゃんと、なるようになっていくのだ。 鳩のエピソードは、さらりと書いてあったけどすごかった。 世界が違う。その通り。 小学生の時学校で見せられた映画を思い出した。 雀を飼っていた小学生が、焼鳥屋のメニューでスズメがあって ひどい!っていう子どもに、お父さんが諭すような。 土地の夢っていう言葉、なんか凄いな。 気の毒じゃない感じで、母親の看病を続けているみつるくんが、 凄いなと思った。 でもみつるくんはきっと、頑張ってそうやってるわけじゃないんだよね。 所謂幽霊を見ることが、『境がうすくなる』っていう表現も綺麗だなと思った。 隣り合わせというか、同じものって日頃感じているので。 そういう、現世と死後の世界ってやつ。 「後を追ってももう追いつかない」っていう みつるくんのお母さんの台詞には、ぐっときた。すごくなんだか、納得がいってしまった。 もう今からでは、追いつかない。 そうかもしれない。 事故死した人と自殺者の霊は、同じ階層には行けないから後を追っても 一緒になれないとか、そんないじわるで残酷なことじゃなくて、 もう運命が分かれてしまったから、そこから大分経ってしまったから、追いつけない。 そっちの方が、納得がいく。

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2010/04/22

色んな奇跡が積み重なって出来た物語って感じでしょうか? タイトルの通りに読み終わるとふんわり包み込まれる気がします。

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2011/03/11

ちょうど失恋したばっかの時に読んでしまって、 内容が自分の恋愛に重なる部分がありすぎて、 泣けた。。。。ものっそい。。。泣けた。。。。

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