ハゴロモ の商品レビュー
「ハゴロモ」を読んでいて、 そうだったそうだった、こんな話だったと思い出す。 ばななさんの、いつも人と人との会話から力をもらって元気になっていく、 あの感じを思い出した。 とてもとても弱っているときに、 何気なく笑顔でかわした会話のはしばしから、主人公が癒されていく感じ。 内...
「ハゴロモ」を読んでいて、 そうだったそうだった、こんな話だったと思い出す。 ばななさんの、いつも人と人との会話から力をもらって元気になっていく、 あの感じを思い出した。 とてもとても弱っているときに、 何気なく笑顔でかわした会話のはしばしから、主人公が癒されていく感じ。 内側に沈んでいくのではなくて、 会話とか労働とか、外に向かっていくことで エネルギーを徐々に蓄えていく感じ。
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少し現代漫画的な感じのキャラの性格が素敵でほっとする.この世じゃないところで手袋をもらう.その人と再会して不倫の失恋の傷を癒す.そして,実家の周りの人たち皆に癒されていく.[2006.09.28.]
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ちょっと変わった形で傷ついた心を持つ人たちが、とても優しく描かれています。その境遇も、静かに、寂しく描かれていますが、お話の中に時間がしっかりと流れていて、その時間を感じることが出来ます。
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心温まるファンタジー風味の作品。人の優しさが暖かく描かれているので、辛いときに読むと癒されると思います。
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今まで読んだよしもとばななん中で一番良かったかなー 無性に川に行きたくなる。 死とか喪失とか。 でもどうしても、スピリチュアルな話はどうでもいいと思っちゃう。
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やばい。読んだんだけど、なんだか内容があんまり残ってない。吉本ばなな氏の話はそんなものが多い気がする。って、あたしの記憶力の問題だ。あっさりすっきり塩味。・・・ちょっともう一回読み直そうかな。
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流されながら生きていくのにも勇気がいると思うけれど、わたしはひとところに留まってしまい、そこにどっぷり浸かってしまう方がこわい。流されているうちに何か大切なものを見つけられたらいいなぁとおもう。
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とても心に染み渡った。東京での生活とか、田舎に帰ったときの感じ方が、まさにそうだと共感した。ところどころでそうだよね、と思える文章をくれて癒された。今、この本に出会えて良かった。色々なことで弱っていた私にとっては、最高の内容だったと思う。
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読み始めは電車でうとうとしちゃいました。。。 ゆっくり、それでいて引き込まれるような文章と言うのかな。なんともない感覚の作品でした。 感覚についての内容は好きだけど、個人的なものだからね。
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情景描写は相変わらず細やかで、空気の匂いまでも伝わってきそうだ。しかしこれまでのばななさんのような、先行きの分からなさというか不安定な均衡といったものが感じ取れなかった。不安定な均衡こそまさに人生のようなものだと私は感じていたのに。
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