プラネタリウムのふたご の商品レビュー
悲しくて、優しい話。 この物語に登場する人たちは、みんな 大切な人のために、優しい嘘をつく。 そして、その嘘によってうみだされる、いろいろな事件。 いちばん印象的なのは「うしろにまわした六本目の指を、みんな密やかにつなぎあっている」という言葉。
Posted by
なんでこのひとの世界はこんなに不思議で素敵なんだろー。 ふっとしたときに、テンペルとタットルを思い出す。泣き男を思い出す。ほんとうにどこかにいそうなかんじがして、いまもこの世界のどこかのプラネタリウムには泣き男とタットルがいそうなきがしてうれしくなる。
Posted by
今までどうしてこの人を 知らなかったんだろう。 ずうずうしいけれども 私のために書かれた物語だと 思った。そして思っている。 愛しきペンテルとタッテル。 そしてみんな優しいの。 あなた達の世界に行かせてください。
Posted by
いしいしんじさんの本はすごく切なくてきれいな文章o辛いのに、読み終わった後の幸せな感じは何なんでしょうoテンペルタットル彗星!
Posted by
星の見えない村のプラネタリウムに捨てられた双子。テンペルとタットル。 後に1人は手品師、1人はプラネタリウム解説員に。 童話のような世界観がすてきです。 誰しも、この本の文から心に響く一文が拾えるだろうと思えるほど、素敵な言葉がたくさんつまっている本です。
Posted by
どこか遠いある村の プラネタリウムで生まれた 双子の男の子の物語。 ひとりはプラネタリウムの解説員になり もうひとりは ふとしたはずみから手品師になる。 遠く離れた場所で さまざまな出来事に出会う二人。 ちょっと不思議で ちょっぴり怖く わくわくどきどきして ほゎんとあっ...
どこか遠いある村の プラネタリウムで生まれた 双子の男の子の物語。 ひとりはプラネタリウムの解説員になり もうひとりは ふとしたはずみから手品師になる。 遠く離れた場所で さまざまな出来事に出会う二人。 ちょっと不思議で ちょっぴり怖く わくわくどきどきして ほゎんとあったかくなる。 そんなお話し。 ――「だまされる」とは、裏返していえば「信じている」ということだからかもしれません。 と 著者自身が語るように 双子と二人を取り囲む人々の間には 「信じる」ということが しっかりなされているので 怖い出来事にぶつかっても あとに残るものがあたたかいのかもしれない。 本物のような偽者があり 偽者のように見えるものの中にも 本物はある。 不思議で怪しげな 【ホントのこと】の物語。
Posted by
星の見えない村にあるプラネタリウムに捨てられていたふたごの兄弟を育てることになった星の語りべ通称「泣き男」。ふたごはすくすくと育ち、やがて事件?が起こる。こちらも「ぶらんこ乗り」同様、心に残る作品。素晴らしいの一言。泣けます。
Posted by
▼装丁に惹かれて読みました。予想以上の収穫。▼どこかの国の山間の小さな町を舞台にした淡々としたお話。宮澤賢治の『グスコーブドリの伝記』を髣髴させます(僕的には)。▼なんともいえない感じですが、読後感は良。
Posted by
ダヴィンチで紹介されていて、うわー読みたいーって思って図書館で借りた。 不思議な話だった。だけどほっこりした気持ちになる。現実離れしているけど、ファンタジーってわけでもなくて、遠回しに色んなサインを感じられる作品。どうだろ。小学生の頃「モモ」を読んだ時の感じに似てる。話は全然似...
ダヴィンチで紹介されていて、うわー読みたいーって思って図書館で借りた。 不思議な話だった。だけどほっこりした気持ちになる。現実離れしているけど、ファンタジーってわけでもなくて、遠回しに色んなサインを感じられる作品。どうだろ。小学生の頃「モモ」を読んだ時の感じに似てる。話は全然似てないけど、読み終わった時の感じが。
Posted by
泣きました・・・。話の途中で4回は泣いた気がするなあ。 しかし、悪童日記を例に引くまでもなく、ふたごを持ってきた時点で話は半分成功するものです。 面白いに決まってるのだ。
Posted by