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ハロウィーン・パーティ の商品レビュー

3.4

63件のお客様レビュー

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クリスティーのポアロ…

クリスティーのポアロ物の一つです。ハロウィーン・パーティで、少女の殺害事件が発生します。クリスティーの作品には珍しく全体をとおしての展開が速く、一気に最後まで通読できます。

文庫OFF

ハロウィーン・パーテ…

ハロウィーン・パーティで起こった殺人事件をオリヴァ夫人に依頼されてポアロが解決に乗り出します。魔女であったり水の精や森の精など幻想的な印象があちこちにちりばめられていて不思議な感じがしました。

文庫OFF

ハロウィーンパーティ…

ハロウィーンパーティの最中殺された少女。少女は殺人現場を目撃したと嘯いていた。現在の日本はお互いを監視しなくなった末の姿なのだろう。

文庫OFF

2024/02/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

映画になると聞いて読んだが、全くヴェネツィアが出てこない…?名前だけ借りた別物かもしれない。 マイケルの美男ぷりと所業の落差はすごい。ミランダが可愛いが、ほぼ元凶で驚いた。何も悪いことはしてないが。

Posted byブクログ

2023/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハロウィーン・パーティー  ティーンエイジャーを集めたハロウィーン・パーティーと凄惨な殺人事件が対比になる作品。子供の無邪気さ、残酷さ愚かさを描き、また事件の真相がどこにあるのかを読者はポアロと一緒に辿る事になる。  ジョイスというと少女が「殺人事件を見た事がある」と発言し、その後に殺害されてしまう。ポアロが調査を重ねていく中、どうやらジョイスの本質は誰かの気を惹きたい為に嘘を付く事があり、誰かが経験した事をさも自分が体験したかの様に語る事がある。という事実がわかる。  嘘の本質が解れば今回の事件の概要が推測出来るが、僕自身は残念ながら最後まで気が付かなかった。物語の本筋を少し道をずらして読者を驚かす手法はクリスティの専売だが、今回は流石に気がつかなければならない(笑)(ミランダがジョイスに言ったことを、ミランダがパーティーに参加していない機会に然も自分が経験したかの様に語り、実際に作中でミランダの優先順位が高い理由がここにあった。) 現在発生した殺人事件を起点に過去の4つ事件に遡る。舞台の地にスペンスが引退して住んでいる事を思い出し彼を訪ねる。ポアロは仲間にスペンスと彼の妹を巻き込み(当然、オリヴァ夫人は参加している)、過去の疑わしい事件、未解決事件を紐解いていく。そして、全く関係ない様に思われていたいくつかの事件が関連性を持っている事がわかり、事件は二転三転する。  フィクションであるが、子供が殺害され、第二の殺人も子供(更に・・・)という事もあり、余り気持ちいい作品ではない。特に彼女達の母親と姉には同情してしまう。  作中、神秘的な庭園と芸術家(造園師)が登場し、事件とのコントラストが巧みだ。ミランダが芸術家のマイケルと打ち解ける背景があるのだが少し情報を盛り込み過ぎと思う。この辺りはシンプルでも良かったと感じる。犯人の意外性という手でも、確かに意外ではあるが納得できてしまう範囲内だ。クリスティは衝撃的な結末をつける作品が沢山あるが今回は物語の本質に導かれるまま、真相究明、結末に至っている。 今作はクリスティの晩年の作品という事で、ポアロシリーズではこの次が「象は忘れない」で最後が「カーテン」になるとの事だ。余り年代は気にしなかったが、意外に「象は忘れない」が実質シリーズ最後だという事は感慨深い(僕は結構早い時期にこの作品を読んだ)今作でも過去作品の回想が幾つか挟まっており、直近で読んだ作品の"その後"を知る事が出来て楽しい。(メドウバンク校が復活の兆しがある事が嬉しく思う) とにかく楽しむべき部分と邪悪な部分がバランスよく描かれている作品だ。少し情報量が多い事と、似通った名前が多い事(これはイギリス人でないから仕方がないだろうが)が読みづらさになってしまったが、それでも満足できるミステリーだ。

Posted byブクログ

2023/10/30

ポアロもの。 ハロウィーンのこの時期に読みたいと狙ってチョイスしました。 ハロウィーン・パーティーの最中に、参加していた少女がゲーム用のリンゴを入れていたバケツに首を突っ込んで溺死しているのが発見されます。 死亡した少女・ジョイスは、パーティーの準備の時に「以前に殺人現場を目撃...

ポアロもの。 ハロウィーンのこの時期に読みたいと狙ってチョイスしました。 ハロウィーン・パーティーの最中に、参加していた少女がゲーム用のリンゴを入れていたバケツに首を突っ込んで溺死しているのが発見されます。 死亡した少女・ジョイスは、パーティーの準備の時に「以前に殺人現場を目撃したことがある」と言い張っていました。 件のパーティーに参加していたオリヴァ夫人は、ポアロに真相解明を依頼しますが・・・。 そういえば、先日公開された映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の元ネタがこの作品とのことですが、ベネチアのベの字も出てこなかったのですけど・・(^-^;? 映画は見ていないのですが、一体どのあたりを原作から拾ったのか、却って気になりますね。 閑話休題。 殺されたジョイスの発言を吟味する為、情報を集めたところ、この地域で起こった過去の犯罪や遺産相続をめぐるトラブルが浮かび上がってきます。 そして、ポアロの住民への地道なヒアリングによって複雑な人間模様が炙りだされる中、第二の殺人が起こったり遺言補足書の件で新たな事実が判明したりと、なかなか入り組んでくる展開に。 “一体どう収集つけるのかな・・”と、思っていたのですが、そこは我らが“灰色の脳細胞”・ポアロ。 点と点を見事に結びつけて真相解明していく様は、毎度のことながら感心してしまいますね! 犯人の意外さと、その元凶ともいえる人物の狂気に戦慄です。 そして、“もう一押し”という感じでぶっこんできた、ある少女の出生の件も驚かされましたし、その伏線的な場面を読み返すと本人達に自覚は無いとはいえ、ちょっと鳥肌でした。 因みに、本書の解説でハロウィーンのドンチャン騒ぎは“幸いにもこれだけは日本には定着しなかった”とあるのですが、多分これ約20年程前に書かれていますよね・・。 残念ながら、令和の現在、定着どころか“渋ハロ”みたいに社会問題にもなっておりますよ~・・と、遠い目になった私なのでした。

Posted byブクログ

2023/10/09

推理作家のオリヴァ夫人を迎えたハロウィーン・パーティで、少女が突然、殺人の現場を目撃したことがあると言いだした。パーティの後、その少女はリンゴ食い競争用のバケツに首を突っこんで死んでいるのが発見された!童話的な世界で起こったおぞましい殺人の謎を追い、現実から過去へと遡るポアロの推...

推理作家のオリヴァ夫人を迎えたハロウィーン・パーティで、少女が突然、殺人の現場を目撃したことがあると言いだした。パーティの後、その少女はリンゴ食い競争用のバケツに首を突っこんで死んでいるのが発見された!童話的な世界で起こったおぞましい殺人の謎を追い、現実から過去へと遡るポアロの推理とは。 映画化されるというのでこれは予習せねば!と読みました。新訳版が出ていたのに気づかなかった。小さな子供が犠牲になるのは悲しいんだけど、ある意味自業自得な面もあって余計にぐさっとくる。嘘つきや脅しは良くないですね。犯人は種明かしまで全然分からなかった。読み返すと伏線があってクリスティのすごさに毎回感動する。昔の事件と今の事件がつながるって面白い構造で、最近増えてますけど当時は少なかったんじゃないかな。 ちなみに映画はあまりに違い過ぎて原作とは完全に別物と思った方がよいです。。。ホラーっぽいし舞台も登場人物も違いました。

Posted byブクログ

2023/10/03

映画の公開の前に原作読みたくて、読んだ☆彡 女史の作品は登場人物が多いしカタカナ(当たり前)だから、何度かこれ誰だっけ?となりながらも、、なんとか読了!

Posted byブクログ

2023/10/09
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ミセスオリヴァ p64マギンディ夫人 りんごの水 ディンドンベル子猫は井戸の中 ギリシャ 生け贄 マクベス夫人とナルキッソス

Posted byブクログ

2023/09/24

ポアロシリーズ31作め。 映画が公開されたということで、鑑賞前に原作に触れることにした。やっぱり視覚からの情報はインパクトがありすぎるから、映画観てからの読書という順番がよい。 個人的には星2.5に近い。過去の話が長すぎた…。パーティーの夜に起こった事件の解決のために過去の事件を...

ポアロシリーズ31作め。 映画が公開されたということで、鑑賞前に原作に触れることにした。やっぱり視覚からの情報はインパクトがありすぎるから、映画観てからの読書という順番がよい。 個人的には星2.5に近い。過去の話が長すぎた…。パーティーの夜に起こった事件の解決のために過去の事件を解かないといけないのはわかるけども…。途中から執念で読んだ感じ。ラスト数ページで伏線が一気に回収されていくのでそこが救いだった。

Posted byブクログ