ダレン・シャン(9) の商品レビュー

ダレン・シャン(著者),橋本恵(訳者)

抗いがたい魅力

[yui]

この巻を読んだ時の感情を、なんと呼べばいい？怒りなのか、哀しみなのか。児童向けファンタジーにしては、現実世界のように生々しい。都合の良いハッピーエンドは用意されない。それがまた、抗いがたい魅力なのだが。

2023/11/05

8巻の続き。地下水道から上に上がり、警察に包囲され、散り散りになり警察につかまったり、逃亡しても市民に追いかけられたり、それでも何とか再び決闘の間にて向かい合うバンパイアとバンパニーズ。
大王を亡き者にすることはできるのか、という９巻。
9巻まで来て、言うのもなんだけれど、やっぱりこのゲームを見ているような感覚の読書が苦手だなと思う。
児童書全部にこういう感想を持たないから、やっぱりこの作者さんの文章が私に合わないってことなんだと思うけれど。
ついに、というのか、やっとのこと大王の正体と師との別れがやってきて、お話はもう終了間近まで来た、のかな？１２巻だからあと３冊か。１２巻で合ってるよね？？

2022/10/06

スティーブ・レパード　やっぱりお前か！！
クレプスリーを返せよ！！！

バンパニーズ大王が誕生した…という時点からスティーブか？とずっと疑惑を持っていて

スティーブ再登場で、えっ　ただのモブなの？嘘ん…

と思いつつ一度は信じて裏切られ、
R.V再登場などもありただの敵キャラかと思いきや

やっぱりお前かー！！！

自分がこんなにクレプスリーの喪失に打ちのめされるとは…スティーブを助けるためバンパイアになったダレン、そのダレンとクレプスリーを逆恨みして悪意そのものと化したスティーブ、

あの時スティーブを見殺しにしていたら？
ダレンはバンパイアになり家族と別れ闇の生き物になっていなかったし

そもそもクレプスリーがダレンでなくスティーブをバンパイアにしていたら？

何にせよ、こんなにもクレプスリーの死が悲しい。。。

ダレンシャンシリーズ、映画化もされたようですがあまり評判が良くなく(未視聴)

ハリーポッターばりの完成度の高さで映画化されていたら、もっとファンがいただろうな…

バンチャ・マーチもワイルドで女に弱くて好き。。。

2022/09/13

多くの者から追われる者達。
明らかに人外の犯行だと分かる事件だったからこそ、匿名の通報で語られた内容を信じたのかもしれない。
自らの足で踏み出した死が無駄だと知ったら、辛いどころではないだろう。

2019/07/28

ダレンの故郷三部作の完結編。

クレプスリーの死に絶望。死ぬ直前で奇跡的に助かる夢オチを書いてくるのが憎らしい

2018/12/09

シリーズ第9弾。

巧妙の上にも巧妙な罠。
あぁ～もう最悪。こういうのは読んでいて辛い。苦しい。
裏切りとか策略とか大嫌いだ。
怒りでおかしくなりそうだ。
相手が苦しむのだけを楽しんで、更に苦痛を与えようとする
奴は、クレプスリーが最初に見抜いた通りの悪の化身だった。
虚脱感を抱えて次へ・・・

2018/02/28

「みんな、良い性質と悪い性質を…持ってるんじゃないか。生まれつきどちらかの性質が強いということはあるだろうが…本人の意思で人生を選べると思う。そうでないと、こまる。運命のあやつり人形になってしまう」(ハーキャット)

今まで何度もハラハラさせられたけど…8巻の追う展開から追われる側となりずっとドキドキハラハラさせられる。
絶体絶命というとこで希望を見せといて、読者の希望を裏切ってドン底に落とす…とても悲しい。

2018/01/02

わかってたけど、辛い結末
悲しいような嬉しいような
戦いは続いていく！いよいよクライマックス感！
ワクワク、しかし図書館で借りられている残念マックス！

2016/10/12

そう、始めから分かっていた。
多分、裏目に出たのではないのだろう。なるようにしてなったのだ。
最早、きっかけが誰だったかなんて、問題ではないのだろう。

しかし、命をかけた行動が、何一つ報われないのは悲しいね。

2015/06/22

怒涛の展開。やはりあの人がバンパニーズ大王だったのか。
最初に存在を知った時からそうではないかと疑ってきたが、なかなか尻尾を出さなかった。
それにしてもラーテンの言葉が気になる。生まれながらの悪人がいるのだろうか。
どうしたって善人にはなれない人間もいるのだろうか。
そうでないと願いたいが、多分いるのだろうと心のどこかで諦めもある。
ダレンの誤解が解けることを祈るばかりだ。あの人の死も受け入れがたい。