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行儀よくしろ。 の商品レビュー

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24件のお客様レビュー

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2013/01/10

教育を文化の乱れから問いている。話題がいろいろ飛ぶので(著者自身も分かっているが)つながりが見えにくく、また大人が、学校に期待を懸けずに社会全体で、自覚を持って子どもの教育に責任を果たさなければならないという主張に、特に目新しさはない。むしろ最終章の、欲望主義の影響と問題点、あと...

教育を文化の乱れから問いている。話題がいろいろ飛ぶので(著者自身も分かっているが)つながりが見えにくく、また大人が、学校に期待を懸けずに社会全体で、自覚を持って子どもの教育に責任を果たさなければならないという主張に、特に目新しさはない。むしろ最終章の、欲望主義の影響と問題点、あと具体的に「じゃあ、実際どうすればいいのか」という点を、もっと掘り下げてほしかった。それまでノロノロ脇に逸れまくってたのに、ここで一気に駆け足になってしまったのが残念。

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2012/02/22

教育に対する筆者のエッセイ、といったところでしょうか。 結構共感できます。悪い悪いと叩かれがちな日本の教育ですが、なんだかんだで質は高いです。そして常識がなくてマナーがなっていないのは大人の場合が多いです。

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2013/01/11

もともと著者は教育大出身で、初期の作品で見られるように、学校で習うような内容をモチーフに小説書いていたので、教育にも一見識を持っているだろうということで期待して読みました。内容は、近時の"学力低下論"はあくまでも相対的な問題とする一方、国際人として自国の文化、...

もともと著者は教育大出身で、初期の作品で見られるように、学校で習うような内容をモチーフに小説書いていたので、教育にも一見識を持っているだろうということで期待して読みました。内容は、近時の"学力低下論"はあくまでも相対的な問題とする一方、国際人として自国の文化、風習をきちんと守らせることが重要であり、それは学校とか家庭とかいうレベルではなく、社会全体で取り組まなきゃいけない課題だと主張しています。個人的には、内心、ムム?と思った部分もありましたが、全体的には頷ける内容です。もう一度、日本の文化というのを教育の観点から見直そうと思いました。

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2010/08/31

教育・文化が乱れ、美しい日本人のあり方が失われつつある現代社会に警鐘を鳴らす一冊。モンスターペアレンツに読ませてあげよう。

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2010/07/25

昔図書館で借りて読んで、もう一回読みたいなぁとフト思い購入。 「文化を守った美しい生き方を、日本人は取り戻すべきである」 よいですね。読むたびに学ぶことのある一冊です。

Posted byブクログ

2014/10/27

[ 内容 ] 「教育論」となると、学校教育を論じることになりがちだ。 学校教育を批判し、文部科学省の方針を批判するのが、いい教育論なのだと。 だが、世の大人にとってもっと身近な、今、自分がすべき教育のことを忘れてはいけない。 たとえば、お葬式でどういう態度をとるか、オリンピックで...

[ 内容 ] 「教育論」となると、学校教育を論じることになりがちだ。 学校教育を批判し、文部科学省の方針を批判するのが、いい教育論なのだと。 だが、世の大人にとってもっと身近な、今、自分がすべき教育のことを忘れてはいけない。 たとえば、お葬式でどういう態度をとるか、オリンピックでどういう応援をするか、道をきかれたらどう答えるか、もらった宣伝ビラをどこに捨てるか、お祭りをどうやるか、困っている人をどう助けるか、…などは、その国の文化の中にあることで、その文化を継承させていく責任が大人にはある。 今こそ、美しい日本人を育てるための教育論を、ここに展開する。 [ 目次 ] 第1章 学力低下は大問題か 第2章 教育は学校だけのものではない 第3章 社会がしている教育 第4章 教育とは文化を伝承すること 第5章 生活習慣の美を守る 第6章 美しい日本語とは 第7章 今日本にある文化の危機 第8章 文化の崩れを正す教育 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/11/06

読みやすくて、かつ、納得させられました^^* 高校の時に夏休みの課題で 新書を読むということで、この本を選んだのですが この本を選んでよかったです(^ω^)

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2009/10/07

よかった。 学力低下に対して、「長いスパンで見たらちょっとくらい仕方ない。 それより、知力の低下が問題だ」っていう筆者の考え方に共感がもてた。 ただ、後半はただの社会批判になってしまい、残念。

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2011/09/09

 今(2004年)の教育を、文句をつけたり行政や教員や子どもたちを嘆くのでなく、ご近所や大人の社会が影響を与えているのだから、そこから見ていこうよという視点で語る本。←このへんがもう清水ハカセ口調。 イランの話などは蛇足なんじゃないかと。

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2009/10/04

「他人を見下す若者たち」の対になる様な新書だと思う。「最近の若者はロクなヤツが居ない」「学力低下で頭の悪い若者ばかりだ」と言うが果たしてそうか?そして、そう言っている大人は果たしてどうなのだ?という問いかけを淡々と静かに考えて行く。 激しい決めつけもなく爽快な一刀両断の結論もなく...

「他人を見下す若者たち」の対になる様な新書だと思う。「最近の若者はロクなヤツが居ない」「学力低下で頭の悪い若者ばかりだ」と言うが果たしてそうか?そして、そう言っている大人は果たしてどうなのだ?という問いかけを淡々と静かに考えて行く。 激しい決めつけもなく爽快な一刀両断の結論もなく、ズバリという決定打には欠け物足りなさを感じるかもしれないが立ち止まって一寸『教育』というものを静かに考えさせてくれる一冊だと思う。が、清水義範ファンとしては清水はもっと書ける!とも思う。これが気に入った人は他の作品も読んでみてください。

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