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シェエラザード(下) の商品レビュー

3.9

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

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2012/05/24

すごいです! 歴史は興味津々になりますね。そして浅田さんがすごい! 第二次世界大戦中の運輸で働く弥勒丸(=阿波丸) の緑十字船。 そんなのがあったのかぁ・・・ 終戦間近のお話でシンガポールから上海で そんな裏事情があったのか!? 驚いた!! そんな中での登場する人物たちが ま...

すごいです! 歴史は興味津々になりますね。そして浅田さんがすごい! 第二次世界大戦中の運輸で働く弥勒丸(=阿波丸) の緑十字船。 そんなのがあったのかぁ・・・ 終戦間近のお話でシンガポールから上海で そんな裏事情があったのか!? 驚いた!! そんな中での登場する人物たちが またまた 素晴らしい!! 戦争という過酷で醜い現実を少しでも垣間見れることが出来る大作だと思います。 そして人のロマンを感じることができる良い本だと思います。 素晴らしい名作なのにほとんど覚えていない自分に がっかりしました。(笑) 第二次世界大戦、阿波丸、満州事変などを ちょっと調べてしまいました。 よかったです! (ラッフルズホテル?でしたっけ?  行ってみたいものです。  そして氷川丸も見てみたいです。)

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2012/03/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

辛い結末がわかっているから、読むのが遅くなった。 浅田小説はパターン化しているけど、ふと読みたくなる。 映像化は。。。「日輪の遺産」へと続くんだな。。。 浅田さんが一生懸命訴えたい事はなんなのか。気になる。

Posted byブクログ

2012/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私にとって浅田次郎の最高傑作です。 (いまのところ) ラブレターと双璧かな。 ただ、こちらは長編。 読後感、謎解き、読んでいる最中の中だるみのなさ、どれをとっても一級品。

Posted byブクログ

2012/01/11

浅田次郎得意の過去と未来を交互して進行する展開。ぐんぐんと引き込まれて一気に読んでしまった。 誇り高い日本人に感動を覚えました。浅田次郎にしては泣きが少なかったかな。映画を見てるようなロマンチックな情景が目に浮かんで来ました。

Posted byブクログ

2011/12/29

なんだか視覚に訴えるものがあるような作品でした。 自分は好きです。ロマンあるエンターテイメント、長編ですが読みやすいです。お薦め。

Posted byブクログ

2011/11/17

上巻の感想で読み進めるほど物語に引き込まれる、と書いたけど、正確には戦時中と現代で別々に進むストーリーがどんどん繋がってきて視界が開けてくる感じ。 その展開の仕方がすごいなぁと思った。

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2011/11/07

浅田次郎らしい。 フィクションとノンフィクションを織り交ぜたロマンチックな話。 ほっとしつつも切ない最後。

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2011/11/05

太平洋戦争中に実際に起きた貨客船「阿波丸」の沈没事故を下敷きにした作品。 2000人の乗客と大量の金を載せたまま日本海に沈んだ弥勒丸。 その乗組員と、船を引き揚げようとするものたち、またその家族、彼らの現代と過去の視点を通して描く壮大なストーリーだ。 単なるお宝探しが目当ての物...

太平洋戦争中に実際に起きた貨客船「阿波丸」の沈没事故を下敷きにした作品。 2000人の乗客と大量の金を載せたまま日本海に沈んだ弥勒丸。 その乗組員と、船を引き揚げようとするものたち、またその家族、彼らの現代と過去の視点を通して描く壮大なストーリーだ。 単なるお宝探しが目当ての物語だと思っていたら、見事に裏切られた。 一隻の船に関わる、多くの人たちの深い思いには心を打たれる。 シェエラザードの壮大な響きが胸に迫る、一大叙事詩だ。

Posted byブクログ

2011/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「シェエラザード」を聴くとより実感がもてる。 これを聴きながら、船が航行していくのだと。 ベーカーのパンのにおいがしてきそう。 クロワッサンが食べたくなる。 しかし、弥勒丸の行く手に暗雲が立ち込める。 様々な思惑。 ラストシーン、満月の夜、海の男たちが、ボウタイ(正装)をして、 「よォそろォー」と声を掛け合う場面は絶品。

Posted byブクログ

2011/10/18

沈没の真実をはじめ全ての謎が明らかになる下巻。 弥勒丸を巡る誇り高き男達の物語が終焉を迎える。 沈没という事実を読者が理解した上で、 その悲惨な結末に向かってどう進んでいくのか? 分かりつつも、読み進めない訳にはいかなかった。 上下巻で700Pを超える圧倒的ボリューム。 その...

沈没の真実をはじめ全ての謎が明らかになる下巻。 弥勒丸を巡る誇り高き男達の物語が終焉を迎える。 沈没という事実を読者が理解した上で、 その悲惨な結末に向かってどう進んでいくのか? 分かりつつも、読み進めない訳にはいかなかった。 上下巻で700Pを超える圧倒的ボリューム。 そのボリュームに負けないスケールの大きな内容であり、 弥勒丸の優雅な外観を思い浮かべながら、 小説の世界にいつまでも入り浸りたくなる小説だった。 エピローグは別の記述もできたと思う。 おそらく大半の読者が知りたい内容が書かれていない。 しかし、自分にはこの終わり方がベストであったと思えた。

Posted byブクログ