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御書物同心日記 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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丈太郎は御書物方同心…

丈太郎は御書物方同心。無類の本好きゆえ職場は宝の山のよう。古本屋の主人とも仲がよく、二人のやりとりもほのぼのしてるし、本にもくわしいのでお互い尊敬しあってるように感じる。

文庫OFF

日記なので事件は起き…

日記なので事件は起きたり、起きなかったり。おかしなことが起こってもそれについて説明がついたりつかなかったり。江戸時代の古本の世界をのんびり楽しむのにオススメ。味のあるキャラがいろいろ出てきますが、マジメで責任感が強そうに見えてちょっと抜けてる時田さんが一番のお気に入り。

文庫OFF

現代風に言うなら、将…

現代風に言うなら、将軍の為の図書館司書の日記と言ったところでしょうか。傷んだお弁当でお腹こわしたりして、大変です。現代にこんな仕事あったら、真面目に取り組む人がどれ位いるでしょうね。

文庫OFF

2017/11/10

古本屋の主人という著者の来歴に引かれ購入しました。 内容は・・・・。う〜〜ん。 どちらかといえばミステリー仕立てなのですが、事件というのが古本をめぐるものなので、なんとなく惹かれるものも無い訳ではないのですが、どうしても地味ですし。。。 「そんなもんか」というか、どことは無...

古本屋の主人という著者の来歴に引かれ購入しました。 内容は・・・・。う〜〜ん。 どちらかといえばミステリー仕立てなのですが、事件というのが古本をめぐるものなので、なんとなく惹かれるものも無い訳ではないのですが、どうしても地味ですし。。。 「そんなもんか」というか、どことは無しに肩透かしを食らったような感じもします。 特に物書きとしての美味さも感じられませんでしたし。

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2016/09/09

古書店営む傍ら、作家活動をしている人と聞いて、以前から一度読んでみたかった。 まさしく古書に絡む作品。 江戸時代の、徳川家の文庫(紅葉山文庫)を守る同心たちの物語。 公方様の本、神君家康公の御手沢本に万一のことがあっては、と、挟まっているごみのようなもの、汚れまで一々記録を残す...

古書店営む傍ら、作家活動をしている人と聞いて、以前から一度読んでみたかった。 まさしく古書に絡む作品。 江戸時代の、徳川家の文庫(紅葉山文庫)を守る同心たちの物語。 公方様の本、神君家康公の御手沢本に万一のことがあっては、と、挟まっているごみのようなもの、汚れまで一々記録を残すお役所的な発想に、思わず苦笑。 と当時に、学生時代、大学の古典籍調査のバイトをしていた頃のことを思い出した。 たしかに、ネズミの糞とか、挟まっていたりしたよなあ(我々の仲間内では、「ロス・フンチョス」と、ふざけて呼んでいたっけ)。 持ち上げた瞬間、綴じ糸が切れて崩壊するとか。 私たち学生バイトが扱っていたのは、割と出回っている江戸期の版本で、それほど貴重でもなかったんだろうけど。 真っ黒になった指を思い出し、今さらながらちょっと身震いした。 異常な記憶力の持ち主で、御書物同心を嫌々勤めていた角一郎が、生きる道を見いだしたので、少し読後感はよくなったのだけれど。 一篇一篇の話は、モチーフが緊密に結びついていて、さすがだなあ、と思わされる。

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2015/04/28

なんだか、分かったような、よく分からないような、フワッとしたまま終わる感じの話が多い。ミステリ未満ミステリ? 当時のお役所がどのように貴重な本を扱っていたのかが分かって面白かった。本1冊でワクワクする丈太郎にはなんだか親近感がわく。

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2014/03/02

小説だから事件は起こるが、退治した紙魚(しみ)の城外持ち出しをとがめられたり、お見合い相手に妹を恋人と勘違いされたり、支給された昼の弁当にあたったり、まあそんなところだ。そんなほのぼの感がますます出久根さんらしい。

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2013/01/26

江戸時代、本を管理する部署に配属された丈太郎、本にまつわるいざこざの数々!本の時代本といえる小説です。

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2012/12/26

いわゆる「日常の謎」系。とはいえ、ミステリというわけでもない。「謎」は解かれたり、解かれなかったりする。主人公の心のゆらぎが、静かな波紋となって読み手の心にまで押し寄せ、不思議な読後感をもたらす短編集。個人的に、とても好み。

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2010/02/05

将軍様の本を守る同心たち 徳川家康は無類の愛書家で、集めた 珍本希本を大事に納めた ・・・紅葉山文庫の始まりであり 150年間連綿と本の修復・整理 そして虫干しが繰り返され、記録が 残っている 作者は古本屋のご主人のようですが なかなか読ませる一冊です

Posted byブクログ