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だれかのいとしいひと の商品レビュー

3.4

23件のお客様レビュー

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2019/07/21

たれかをどうしようもなく好きになったり、それでもどうにもならないということがあるんだと知った後で… このフレーズが好きだな、あるあるだな、うんうん。と思いました。

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2014/07/06

20140705 恋愛話がメインだけど、みんな幸せとは限らなくて様々な問題をかかえている。 憧憬に訴えかけてきたり、あるあるという気持ちにさせられたり、そういう普遍的な女性の感情を描くのが上手い人だと思う。 好きな話はバーベキュー(いまお腹空いてるだけか、主人公がビッチすぎだけ...

20140705 恋愛話がメインだけど、みんな幸せとは限らなくて様々な問題をかかえている。 憧憬に訴えかけてきたり、あるあるという気持ちにさせられたり、そういう普遍的な女性の感情を描くのが上手い人だと思う。 好きな話はバーベキュー(いまお腹空いてるだけか、主人公がビッチすぎだけど逆に爽快)、と花畑(世の中ここまで不幸な人もいるんだ私は幸せだったんだながんばろうって気持ちになる)、誕生日休暇(こういう冒険チックなの好き、でもなんかせつない!) だけどやっぱり女性の恋愛事情小説は、私の性にあわない。

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2013/08/15

作者の言う『この物語の何でもない光景のひとつが、読んでくれた人の記憶に、するりと、何食わぬ風情でまぎれこんだらいいな』の通りの短編集。

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2013/05/13

どれも思ってる事と、現実とのギャップに悩まされる感がとても漂っていて、 そこに角田さんの一捻りした文章が相まって、 読みやすい短編集でした。 挿絵もあっていいですよ。

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2012/07/29

恋に悩み、生き方に迷う、女の子や男の子が描かれた短編集です。 その姿や風景が近くに感じられて、共感したり、納得したり。 お気に入りは『ジミ、ひまわり、夏のギャング』、『誕生日休暇』。

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2012/07/21

短編集。 まず、題名が秀逸!思わず手に取ったという感じです。 内容も、表題作がとても好き。 後は、誕生日休暇が良かったです。 決してメルヘンではない、大人のおとぎ話という感じでした。

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2011/10/19

さまざまな形の恋愛が短編でまとめられています。 日常の何気ない出来事や心の揺れが静かに描かれていて、とても好きでした。 本文中に、「人生は偶然同じバスに乗り合わせるようなものだ。みんなそれぞれの目的地に向かう中で、出会ったり別れたりする」というような言葉があって、思わず深いな~!...

さまざまな形の恋愛が短編でまとめられています。 日常の何気ない出来事や心の揺れが静かに描かれていて、とても好きでした。 本文中に、「人生は偶然同じバスに乗り合わせるようなものだ。みんなそれぞれの目的地に向かう中で、出会ったり別れたりする」というような言葉があって、思わず深いな~!とうなずいてしまいました。 【福岡教育大学】ペンネーム:朱

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2010/09/23

内容(「MARC」データベースより) 7歳になる姪のチカは、私の彼の恋人気取りでおしゃれをしてきたし、彼とばかり手をつなぎたがった…。はっきりとした「恋愛」にはおさまらない微妙な感情を鮮やかに描く、新しい形の恋愛小説集。表題作ほか7編を収録。

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2010/07/18

酒井駒子さんの装画に惹かれて手にとった本。 描かれている女心に、ひとつひとつ頷いてしまいました。 えと、完璧なキスの話に妙に惹きつけられました。 キスって、確かに特別。 ちょっと、深く、考えてしまいました(笑)

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2009/10/23

短編集8篇 『転校生の会』『ジミ、ひまわり、夏のギャング』『バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)』『だれかのいとしいひと』『誕生日休暇』『花畑』『完璧なキス』『海と凧』 酒井駒子さんの挿画がとても素敵。 角田作品の登場人物には珍しくない、衝動的で少々道から外れた行動に...

短編集8篇 『転校生の会』『ジミ、ひまわり、夏のギャング』『バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)』『だれかのいとしいひと』『誕生日休暇』『花畑』『完璧なキス』『海と凧』 酒井駒子さんの挿画がとても素敵。 角田作品の登場人物には珍しくない、衝動的で少々道から外れた行動に驚く。縁もゆかりもない“全国転校生の会”に参加しちゃったり、別れた恋人と住んでいたアパートに留守中こっそり入っちゃったり、複数の友達の、それぞれの彼氏とすぐ寝ちゃったり・・・。ちゃんと後先を考えているのかよ!と突っ込みたくなる(笑) 一番印象に残ったのは、表題作でもある『だれかのいとしいひと』もうすぐ別れようと思っている恋人と、7歳の自分の姪が仲良しで だけど、自分と恋人が別れたら、姪と彼の関係も断たれてしまう。多分姪は「憂うより先に、忘れてしまう」だろう。 今はこんなに楽しく一緒の時間を過ごしているのに、その思いのはかなさを思うととても切なくなる。大人になりふと思い出すそこの居ただれかのいとしいひと。そういう経験ってある、あると昔を思い出したりして。 誕生日休暇の旅先のバーでひとり飲んでいた主人公が結婚式前夜の新郎と偶然隣り合わせ、運命の悪戯に翻弄されたその男の話を聞く『誕生日休暇』も少しシニカルなおとぎ話みたいでよかった。このふたつの話なら★5つ。 不幸が雪崩落ちてくる救いのない『花畑』と妄想の気持ち悪さにちょっとひいた『完璧なキス』が★1.5なので総合すると★3という評価をつけたい。

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