陽炎ノ辻 の商品レビュー
直心影流の達人、坂崎磐音。 藩内の凄絶な事件が元で藩を離れ、浪々の身に。 明和9年(1772年)27歳の時、幼い頃からの友達3人で、共に江戸から帰り、親友の妹・奈緒との結婚を控えていた時期に、すべてが壊れたのだった。 穏やかで謙虚な人柄。 佐々木道場では剣法もほとんど互角で終わ...
直心影流の達人、坂崎磐音。 藩内の凄絶な事件が元で藩を離れ、浪々の身に。 明和9年(1772年)27歳の時、幼い頃からの友達3人で、共に江戸から帰り、親友の妹・奈緒との結婚を控えていた時期に、すべてが壊れたのだった。 穏やかで謙虚な人柄。 佐々木道場では剣法もほとんど互角で終わり、闘争心が見られなかった。 じつは実戦に強いタイプだったんですねえ。 貧しい長屋でやや浮きながらも、ひょうひょうと世過ぎをしていく。 大家の金兵衛の紹介で、鰻を割くのもいつしか名人芸に。 両国にある両替商・今津屋には金兵衛の娘・おこんが奥女中として勤めていた。 おこんは深川育ちで生きの良い娘。 磐音は今津屋の用心棒になったことから、大事件に巻き込まれる。 田沼が老中になったばかりで、改革を行おうとしていたが、反対派の動きも強かったんですね。 胸のすく活躍。
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直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。
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何気に手に取ってしまった・・・ お、面白い! 主人公の磐音の人柄が良くて、チャンバラシーンがこれまた良くって・・・ めちゃくちゃシリーズ出てるんですよね・・・はぁどうしよう。
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読んでみたい読んでみたいと思っていた佐伯さんの作品!ず~っとかばんの中で待機中だったのですが,病院の待合室で読み始めたらとまらなくなりました。いっきに読んでしまい,次の巻を買いに本屋へ直行~
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■直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。 ...
■直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。 ■■シリーズものの一作目。山本耕史主演でドラマ化されると知って読んでみました。面白かったです。主人公の磐音が強い、強い。強いくせに腰が低い、低い。そのギャップがいい。でも、決めるときはちゃんと決める。いい男です。
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浪人となった磐音が事件を解決。 剣の腕前だけでなく,頭もよく,現代の探偵のような活躍ぶり。いわゆる勧善懲悪もので,好きな部類。読み進めてみたいシリーズである。
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居眠り磐音の穏やかな風のような雰囲気は良いのだが、やっぱり人をいっぱい斬り殺すところは、しっくりなじめない。
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読みやすい時代ものでした。 知ったきっかけはTVドラマですが、でも本当はドラマは見ていないので読んで初めてこれに触れました。居眠り磐音、というくらいなのでチャンバラシーンが多いです。気になりませんけれど。
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中学校の歴史を復習してから読んだ方がいいのかなぁ?とか思いました。田沼意次、名前と「田沼の悪政(小見出しだったと思う)」しか覚えてないぜ……orz 若者3人が協力して事件を解決!みたいな話しかと想像していたら、冒頭から考えをひっくり返されました。違うのか!Σ(◎Д◎;
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きっかけはドラマなので、原作はしっかり読んだことがなかったのですが、原作もとても面白かったです。 故郷を出た経緯がよくわかりました。最初のこれを読んでいなかったので、何で故郷を出たのかいまいちだったのでした。 シリーズたくさんありそうなので当分楽しめそうです。
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