ルール の商品レビュー
生き物は食わなければ生きていけない。 人間は食うだけじゃ生きていけない。 ここまでさせて手に入れたかったものは一体なんだって言うんだろう。 ここまでさせた現実が上の人たちには見えていたんだろうか。
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終戦間近のフィリピン戦線。鳴神中尉率いる小隊の敵は、アメリカ兵でもゲリラでもなく、「飢え」だった…。メフィスト賞を受賞して注目を浴びた著者が書き下ろす、「若い世代のための若い世代による」新しい戦記文学の登場
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終戦間近のフィリピン戦線。鳴神中尉率いる小隊の敵は、アメリカ兵でもゲリラでもなく、 「飢え」だった…。 メフィスト賞を受賞して注目を浴びた著者が書き下ろす、「若い世代のための若い世代による」 新しい戦記文学の登場。
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終戦間近のフィリピン。敗戦が目に見え、仲間や部下が死んでいき、飢えながら、それでも軍という組織の中でジャングルを進んでいく。極限状態の生と死の狭間で、『人』として生きる為のルールは問われるのだろうか。 近代戦争作品はほとんど読んだことがなかったのですが、圧倒的な衝撃を受けました。...
終戦間近のフィリピン。敗戦が目に見え、仲間や部下が死んでいき、飢えながら、それでも軍という組織の中でジャングルを進んでいく。極限状態の生と死の狭間で、『人』として生きる為のルールは問われるのだろうか。 近代戦争作品はほとんど読んだことがなかったのですが、圧倒的な衝撃を受けました。1970年生まれという若い戦後生まれの作者がこのような作品を書けることにも驚きです。戦争の狂気と凄惨さの前にルールは必要なのか、そしてそれを越えてしまった者は、それは人なのか…。最後の八木沢の強く、悲痛な叫びが胸を突きます。 戦争物だからと言わず、ぜひ手にとって欲しい本。
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古処先生の戦争小説です。もうとにかく痛くて切なくて救いもないのに読むのが止められなかったお話です。戦争を繰り返さないためにも、読むべき本じゃないかと思います。
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………大泣きした。 言葉が出ない。 凄く重い。重いけど、読んで欲しい。 戦争なんて良くないよ。 大切な人の為に、誰かの大切な人を殺すんだから。 戦争とは人としての尊厳のルールを破る事。 悲しい?苦しい?恐怖?焦躁? どんな言葉でも表現し切れない程の感情が ...
………大泣きした。 言葉が出ない。 凄く重い。重いけど、読んで欲しい。 戦争なんて良くないよ。 大切な人の為に、誰かの大切な人を殺すんだから。 戦争とは人としての尊厳のルールを破る事。 悲しい?苦しい?恐怖?焦躁? どんな言葉でも表現し切れない程の感情が この本には詰まってる。 衝撃でした。 死ぬよりも残酷な現実。 その中でも尊厳を守った人。 人のルールを破ってでも貫き通した人。 引き止める事の出来ない感情。 涙が溢れて止まりません。
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前面銀箔が美しい。下方に小さくタイトルが載っているが、書店に並んでいる時は帯で隠れている。 内容は戦争物。 飢えるということについて。好き嫌いの多い自分には、ごめんなさいと思わざるをえない。
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装丁が良い。中身も良い。読後には考え込んでしまう。余裕のあるときに読みたい本。でないと一日など軽く経ってしまうから。このタイトルも秀逸。「ルール」とは何による何のためのどういったものなのか。私は何度も考える。
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衝撃ですよ。人とは何かを考えさせられます。自分だったらどうするかなあ・・。 表紙も「うまい!」と思いました。
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古処最骨頂。これ程切迫した空気を文で表現出来るのが凄い。人間の最もタブーとする事をやたらリアルに書ききってます。プロレタリア臭さがたまりません。読み終わると白米が食べたくなりますね。
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