屍鬼(4) の商品レビュー
屍鬼のことがわかってきたけど、屍鬼として起き上がってもそこでまた苦しみがあって、何もわからない怪物になるわけでもないってリアルが怖い。 ついに若御院も先生も取り込まれてどうなる?
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この作品の怖さの一つは、一旦死んで屍鬼(起き上がり)になると、人を襲って吸血しないと生きられなくなり、しかも“生前”の記憶、意識は保持され、狭い村の設定故、必然的に襲う相手が家族や知人になってしまう、という所にある。数多い登場人物の中で、同業故か尾崎敏夫に肩入れしてしまうが、屍鬼...
この作品の怖さの一つは、一旦死んで屍鬼(起き上がり)になると、人を襲って吸血しないと生きられなくなり、しかも“生前”の記憶、意識は保持され、狭い村の設定故、必然的に襲う相手が家族や知人になってしまう、という所にある。数多い登場人物の中で、同業故か尾崎敏夫に肩入れしてしまうが、屍鬼になった妻を実験台にして抹殺方法を調べるなど、手段の問わなさっぷりがアブナイ。極限状況に追い詰められたら、人も鬼も変わらない、という所がまた別の怖さである。
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とうとう4巻。残すところ後1巻。村は死によって包囲された。死は村の中まで来ている。医者と住職が気づいていた。他にも気づいている村人らがいたが、既に村のあちこちに死が周りつつあった。って感じ。やばいですな。人でいるのも、鬼になってしまうのも。
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新しいタイプのゾンビパニックですやん。 色々な感情の入り乱れる、複雑な話しになってきた。 静信の煮え切らん感じにヤキモキしつつ、敏夫のヤバさにハラハラしつつ、これはもうもう止まらない。
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引き戻せないほど悲惨な状況になってしまった村の中で、打破しようと奔走する医師の姿が痛々しく切なかったです。 孤立していく医師を見るのが辛くて苦しい…どうか報われて欲しいです。 それと相反して僧侶の煮え切らない態度にイライラさせられました。 偽善者と呼ばれても仕方のない僧侶。なんて...
引き戻せないほど悲惨な状況になってしまった村の中で、打破しようと奔走する医師の姿が痛々しく切なかったです。 孤立していく医師を見るのが辛くて苦しい…どうか報われて欲しいです。 それと相反して僧侶の煮え切らない態度にイライラさせられました。 偽善者と呼ばれても仕方のない僧侶。なんて狡い人なんだろう。結局は問題と対峙する勇気がないだけじゃん…って思ってしまいました。 でも僧侶の抱える深淵はゾッとするものがあります…最終巻では違う姿を見せてくるのかな? とにかく医師が不憫で泣けます…1番頑張ってると思うんだけどなぁ。 屍鬼たちのなかにもヒエラルキーがあって泥臭くてリアルでとても良い…! 人はどこへ行っても人でしか有り得ない、と思わされる醜さがたまらなく良きでした。
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【2023年66冊目】 えっ?今から入れる保険があるんですか?!って言いたくなるような展開。そんな保険はない。徐々に狭まっていく包囲網、糸口は手に入れた途端にすり抜けていってしまう。第一巻の冒頭シーンを思い出して、どう考えてもハッピーエンドにはならくない?と思い更に絶望。起こって...
【2023年66冊目】 えっ?今から入れる保険があるんですか?!って言いたくなるような展開。そんな保険はない。徐々に狭まっていく包囲網、糸口は手に入れた途端にすり抜けていってしまう。第一巻の冒頭シーンを思い出して、どう考えてもハッピーエンドにはならくない?と思い更に絶望。起こっていることはある種単純で、けれど登場人物はめちゃくちゃ多いのにずっと飽きさせずに読者をひっぱり続ける展開。最終巻もドキドキです。
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“起き上がり”の生態が精密に描かれており、不気味な雰囲気は伝わって来ます。ドラキュラとは違う状況です。
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気付いた時には遅く。 そうなのではないかと疑問を抱く事柄はいくつもあったというのに、今更動き始めたからこそ伝わらないのだろ。 ここまで乗っ取られているというのに、少しの違和感を感じるだけで暮らしが変わらないのは異常なのでは。
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全5巻と長いので、3巻目が一番間伸びして退屈だったが、この4巻目はエンディングに向かって動き出したって感じで5巻目が楽しみ、って思えるところを評価。
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もう、何もかも手遅れなんじゃないかと思う。屍鬼たちの用意周到さにぞっとする。もうすでに生きている村人の数より、起き上がりの数の方が上回っているのではなかろうか。
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