屍鬼(4) の商品レビュー
解体されていく村。屍鬼4巻。ちょっと人が愚かに、弱く、書かれすぎな気がする。そんなものだろうか。次巻で完結。
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この本を読んでいて、ふと思い出した映画があります。10年くらい前になる「フランケンシュタイン」です。この映画は、愛の形を問う作品でしたね醜く生まれ変わった人造人間は、その姿を人々に恐れられて・・・。 人間は、集団で行動します。そして輪の中と違う物を拒絶します。いじめなどもそうい...
この本を読んでいて、ふと思い出した映画があります。10年くらい前になる「フランケンシュタイン」です。この映画は、愛の形を問う作品でしたね醜く生まれ変わった人造人間は、その姿を人々に恐れられて・・・。 人間は、集団で行動します。そして輪の中と違う物を拒絶します。いじめなどもそういう心理からくるのですかね? この本は、人間は怖いと改めて思わせる作品です。未曾有の恐怖により精神が破綻したり偏ったりして行く村人の姿が書かれています。 ん〜どうも考えが纏まってないの〜とにかく「屍鬼」は、面白かったです。そして、ちょっと考えさせられる作品ですネタばれがちょっと早すぎる感じがしましたが、良い作品でした
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この巻はいろんな意味でショッキングでした。そのシチュエーションは…それは…萌えるけどそれを望んでたわけじゃないわあああああ!
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ついに行くところまで行った感じのある侵食に手も足も出ない敏夫。 他方侵食側の事情もつまびらかになってきて、3巻で一旦クライマックス近しを思わせたのがトーンダウンしたような印象を受けますが、これが気にならない。むしろ、この巻のその微妙な空気が、圧倒的なクライマックスである最終巻への...
ついに行くところまで行った感じのある侵食に手も足も出ない敏夫。 他方侵食側の事情もつまびらかになってきて、3巻で一旦クライマックス近しを思わせたのがトーンダウンしたような印象を受けますが、これが気にならない。むしろ、この巻のその微妙な空気が、圧倒的なクライマックスである最終巻への、良い橋渡しになっています。
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視点を変えては同じ思考をぐるぐると辿っているだけのような。 さすがに冗長。 どういうオチでもいいからもう終わらないかなー。 続き楽‥‥しみ。うん。
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屍鬼攻略方法が敏夫の人体(?)実験にて少しだけ明らかに。考え方は人それぞれだけど…静信の行動には正直イライラ…。屍鬼の心情は分からなくはないけど…切ないけど、それでもやっぱり敏夫に頑張って欲しい。08.8.3読了
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―――されば汝は詛われ、此の地を離れ、永久の流離子となるべし。 死者の数が増え、屍鬼が増える。 村は怪奇の中にあるのに未だに村人たちは気付かない。 その中、敏夫は打開策を探し、静信は―――。 村に跋扈する屍鬼は、そして外場はどうなるのか。
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静信さんに苛々するの巻。 いえ、好きだったんです、かなり。でもこの巻での静信さんは鬱陶しい。 襲撃者たちは一度死んで、蘇った存在なのだから生者なのではないのか、それを殺すのは殺人じゃないのか、とかなんとか言いながら寺に閉じ籠り始めた静信さん。 静信さんがやっているのは、無言の肯定...
静信さんに苛々するの巻。 いえ、好きだったんです、かなり。でもこの巻での静信さんは鬱陶しい。 襲撃者たちは一度死んで、蘇った存在なのだから生者なのではないのか、それを殺すのは殺人じゃないのか、とかなんとか言いながら寺に閉じ籠り始めた静信さん。 静信さんがやっているのは、無言の肯定です。襲撃者たちも人間だ、殺してはならない、――村が滅んでも仕方がない。なにそれ。自分勝手。優しいとも言えるんだろうけど。 敏夫は孤立無援です。妻を実験体にしたのは驚きましたが、この人の生への執着の強さはむしろ人間らしくてとても好き。 でも一人で奮闘する敏夫が疲弊しきっていることもわかっているし、見ていて痛々しいです。これだけの死者が出ているのに救えない医者が一番辛いはずなのに。 二人がお互いを理解し合って支え合っていたあのころが懐かしいです。 あと特筆すべきはやはり、夏野ですかね。 杭を打つ、首を切る、そうすればもう起き上がらないことはわかっていたけれど、そうできなかった。人の身体を損なうことに抵抗があったから。 自分には抵抗する術がなにもないのだと悟り、自ら身を差し出す夏野と徹の関係は胸を打ちます。そしてこの狭い村におけるこのシステムがいかにえぐいかを実感させます。
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怒涛の展開が押し寄せてきます。 もう読むのをやめられません。 始めの2巻ほどで積み重ねられてきた村人の描写がここに生かされていました。 これからどうなるのか… 本当に恐ろしいのは何か。 5巻をはやく読まなくては!
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人間サイドよりも、屍鬼サイドの心理描写のほうが好き。人よりも人らしい感情。読んでいてなんとも表せない淋しさを感じるけども。
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