大きな森の小さな家 の商品レビュー
かつてテレビでも放映…
かつてテレビでも放映されていた「大草原の小さな家」シリーズの第一弾です。著者の自伝的な作品で、19世紀後半のアメリカ中西部の様子が活き活きと描かれています。数社から出版されているようですが、個人的にはガース・ウィリアムズの挿絵の福音館がおすすめです。
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子供の頃・・・もう50年前だなーーー・・・毎週土曜日の6時からNHKでドラマをやっていた。毎週毎週楽しみに見ていた。優しくて力強い父さん、優しい母さん、そして毎週教会に通うアメリカの暮らし。ドラマも好きだったけれど、レコードがセットになった絵本を何度も何度もワクワクして読んだ。 ...
子供の頃・・・もう50年前だなーーー・・・毎週土曜日の6時からNHKでドラマをやっていた。毎週毎週楽しみに見ていた。優しくて力強い父さん、優しい母さん、そして毎週教会に通うアメリカの暮らし。ドラマも好きだったけれど、レコードがセットになった絵本を何度も何度もワクワクして読んだ。 書籍として読んだのは初めて。 ドラマでは、私の見ていたころは、もう、ローラたち一家は街に住んで学校にも通っていた。 今回の1巻では、一家がまだ森の中に住んでいた頃の話だった。 1巻の話は、子供のころ見ていた絵本やドラマとは、また違った、とても素敵なお話だった。 森の大自然の中で、動物や植物、森と一緒になって、生活している。電気なんて通っていないから、夜になったら真っ暗闇で、自分たちで調達した薪の火やランプの灯りで過ごし、育てた植物や豚、鳥を料理し、冬の間の食糧は、燻製にして食糧庫に保存する。 野性のオオカミ、鹿、猪と対峙する場面など、家族を守る父さんの男らしさが、とてもかっこよく、ローラが安心できる気持ちがよくわかる。 自然とこうして共存するお話が、私をとても癒してくれる。 こうして自然と共存するたくさんの描写も私の胸キュンポイントだけれど、それと同等に私の心を癒してくれるのは、ローラたち家族の、本当に優しくて、信頼しあっている姿が伝わって来るところ。 ローラは、お姉さんのメアリのお人形は本物の布人形だけれど、自分はまだ小さいから、ただのとうもろこしの芯に名前をつけて、布を巻いて抱いている。でも、メアリと同じように、その人形をお母さんになったつもりで抱いて大切にする。こんなに良い子なのに、本物の人形を与えてもらえないなんてと、胸が痛くなった。(このお話でその感想はおかしいけど、今の時代と比べると可哀想) ここを読んで、「もしかして、T(うちの末っ子)にこんな想いをさせてたことがあったかな?」と反省した。Tだけじゃない、お姉ちゃんはお姉ちゃんできっと大変なことがあっただろう。児童書を読むと、子供は大人以上に、純粋で、やさしい気持ちで、一生懸命に日々を送っている。毎日、これをちゃんとわかって、子供に接していただろうか?と反省する。 その他にも、全てのページで、懐かしい気持ちや、応援したい気持ちが湧き上がり、ふわっと温かい気持ちになった。
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言わずと知れた有名な児童向け作品。シリーズ中これが一番好き。季節の流れを追いながら、森の暮らしを想像して、わくわくしながら読んだ。挿絵はやっぱりこの絵で。
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当時の生活を知ることができてとても面白い。特に料理について描かれているところに興味を引かれる!生活の中の小さなこと一つ一つに楽しさと喜びを見つけて生きていく姿を見習いたい。
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大きな森の小さな家での生活の、におい、色、音、それぞれが本を通して感じるのことできる、小学生のころから大好きな本
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自然と動物に囲まれ、家族だけで生活する姿は幸福なものに思えた。現代は便利な物で溢れているが、本当に大切なものは何なのかと問いたくなる。
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家族5人のあたたかく、和やかな毎日の生活が綴られている。とにかくお腹が空いてくる素敵な描写。高学年へ。
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とにかく料理が美味しそうで、 ずっとおなかがすいてしまう。 シリーズの中でもとても温かくてワクワクしてやさしい気持ちになれる。
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名著と言われている本作を古本で購入して本棚であたためていました。娘が小学生になり、そろそろ良いのではと思い寝る前の一冊として毎日少しずつベッドで読み進めました。が、娘にとってはリアルな描写やイメージしづらい時代背景を暗い雰囲気だと感じたのか、最初はローラたちのお人形エピソード等を...
名著と言われている本作を古本で購入して本棚であたためていました。娘が小学生になり、そろそろ良いのではと思い寝る前の一冊として毎日少しずつベッドで読み進めました。が、娘にとってはリアルな描写やイメージしづらい時代背景を暗い雰囲気だと感じたのか、最初はローラたちのお人形エピソード等を楽しんで聞いていたものの、後半は「なんだか怖い」と言っていました。なので終盤で中断してしまいました。中断後は親のみで黙読。 100年以上前の開拓者の暮らしぶりが活き活きと描かれていました。バイオリンを奏でて歌ってくれるお父さん…素敵!2022/9/2
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1870年代初頭、ウィスコンシン州の森林地帯に住むインガルス一家(父、母、姉、ローラ、妹)の物語。数十年ぶりの再読! 冬には冬ごもりをして春に外に出て夏を楽しみ秋に冬ごもりの支度をする。クリスマスはかなり特別な日。ローラはなにもできない日曜日が大嫌い。アメリカの昔の風習と常識が書かれていて面白かったです。 小学生のときには気に留めていなかったところがたくさん。昔は豚のしっぽでやけどをしたり、膀胱でボール遊びをしたり、雪の上にシロップを垂らして飴を作ったり、というところが好きだったけど、今回は小石を集めすぎちゃったりするローラがひたすら可愛かった。 とうさんは意外と風流だったんですねえ。最後、確保できなかった(?)食料は大丈夫なんでしょうか(;'∀')
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