大きな森の小さな家 の商品レビュー
子供の頃大好きだったのを思い出し、再び読んでみました。森の中での家族の暮らしが目に浮かぶようで、温かい気持ちになります。
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まとめを作っていて、急に読みたくなった。 児童文学ではあるが、大人になってからシリーズ読破、というのも悪くない。よね??? 今回は文庫を図書館で借りて読んだが、実際は文芸書が家にあるはず。 はっきり覚えてないけど、初読は小学生のときだと思う。 就学前の児童が読める本ではないもんね。 いろんな意味で今持っている知識のベースになるものを与えてくれた本。 例えば"燻す"という調理法、それによって何が作られているか、 メイプルシロップやメイプルシュガーというものの存在、 チーズを作るのに仔牛の胃袋が必要なこと、英語で『誰』という意味の単語、 そしてクリスマスという儀式の意味。 読み進むほどに新しい発見があって、ワクワクしていたことを思い出す。 ついでに今では考えられないほど暗い場所で読んでいたことまで思い出した。 今回改めて読み返して感動したのは、訳者の恩地三保子さんの心地よい文章だった。 ものすごくリズミカルだし、ちょっと倒置法っぽい文体も素敵。 言い回しも特徴的で、『すべすべした』という形容が好きだったという記憶も蘇った。 ドラマをやっていたから続きがあるのは知っていたけれど 当時はこの本1冊で満足していたような気がする。 それくらい完成度の高い本だったと思う。 次からは未知の領域。楽しみだ。
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大好きな本。 小学生の時にはじめて出会い、保存食作りや森での暮らしに憧れたものでした。 あの雪にかけるメープルシロップは現代では出会えないのでしょうか。 妊娠して改めてこどものころに夢中になった本を読み直しはじめましたが、その第一弾。
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100年以上昔、大きな森に住む家族の物語。食料の為に狩りをする父親。冬の為の保存食作り、繕い物をする母親。厳しい自然の中では全てが自己責任。寒い冬には、父親がバイオリンを弾き、歌い、お話をしてくれる。姉のメアリには可愛いお人形があるけど、ローラはハンカチでくるんだトウモロコシを人...
100年以上昔、大きな森に住む家族の物語。食料の為に狩りをする父親。冬の為の保存食作り、繕い物をする母親。厳しい自然の中では全てが自己責任。寒い冬には、父親がバイオリンを弾き、歌い、お話をしてくれる。姉のメアリには可愛いお人形があるけど、ローラはハンカチでくるんだトウモロコシを人形に見立て大事にしている。まだ小さいから。それで納得できるのは、親がきちんと子どもを育ててるからなんですよね。 いつ読んでも暖かい、大好きな家族の物語。
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何度も何度も読む本。 子供のころ初めてこの本を読んだのは肺炎のとき。 「大人になったらローラのお母さんみたいになる!」と人生を決めた本!! ガース・ウイリアムズの絵がぴったり。
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子供の頃夢中になって読んだこの本。 姉の子供に譲ったのですが、どうしてももう一度読みたくなって持ってきてもらい再読。 家族みんなでするご馳走の支度、厳しい寒さを乗り越える一家の暖かい雰囲気、ローラの可愛さ、とうさんかあさんの優しさ。 やっぱり大人になって読んでも丁寧な描写が素晴...
子供の頃夢中になって読んだこの本。 姉の子供に譲ったのですが、どうしてももう一度読みたくなって持ってきてもらい再読。 家族みんなでするご馳走の支度、厳しい寒さを乗り越える一家の暖かい雰囲気、ローラの可愛さ、とうさんかあさんの優しさ。 やっぱり大人になって読んでも丁寧な描写が素晴らしく、素敵なお話でした。 ご馳走作りの描写がやっぱり素晴らしいです。 こんなクリスマスに憧れてしまいます。
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今回2回目です。 別の訳と読み比べて、やはり恩地さんの訳がよかったです。 情景が目に浮かびますし、挿絵のガース・ウイリアムズも10年がかりで仕上げただけあってアメリカの生活ぶりがよく出ていると思います。 1回目に読んだ時、続きが読みたくてわくわくした事を思い出しました。
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昔から大好きな本。ローラをとりまく自然の豊かな表情が、いきいきと描かれている。家族の関係もとてもすてき。バターやチーズ作りや豚をしめるところ、カエデ砂糖を作るといった、食材作りの場面に熱中してしまう。おいしそうで胃がきゅうっとなる。
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開拓時代のアメリカの話がリアル。小学生の時、図書館で読みました。出てくる食べ物が美味しそうでよだれがでてきます。ドラマも家族で見てたけど、子どもには少し難しかったような。
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この話は先にNHKのドラマで知って本を買った。 映像化されて成功した良い例だと思う。 福音館のハードカバーで出ている「5」まで買って読んだ。 どれもアメリカ開拓時代の生活が生き生き描写されていると思う。 この本の訳も私好みというのが、後に他の訳者の本と比較した時に感じた。恩地さ...
この話は先にNHKのドラマで知って本を買った。 映像化されて成功した良い例だと思う。 福音館のハードカバーで出ている「5」まで買って読んだ。 どれもアメリカ開拓時代の生活が生き生き描写されていると思う。 この本の訳も私好みというのが、後に他の訳者の本と比較した時に感じた。恩地さんの訳の中の「とうさん、かあさん」という響きが好きだ。 恐らくドラマでのイメージが自分の中に定着しているのだろう。 ローラは後に夫となるアルマンゾの家庭のことも「農場の少年」に書いているが、それぞれの家庭の違いがはっきりしていてとても面白かった。それは結局はローラの父とアルマンゾの父親の生き方の違いになる。 本の一番の楽しみはなんと言っても食べ物を扱う場面。日々の食事から保存食作り、クリスマスなどの特別な食事のその内容。その一つ一つが日本とは違って大変興味深かったし、想像するのが楽しかった。すごく美味しそうで自分でも作れないかしら・・と思ったものだ。 子どもの立場で読むのと母親として読むのではその生活の重みが随分違う。父親と母親の大変さも違う。立場が変わって読むこと、それが読書の醍醐味かと思う。 ローラの記憶にも脱帽。
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