人形式モナリザ の商品レビュー
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すごい書き方が繊細で登場人物も個性あふれていて、話には引き込まれたんだけど、犯人もすぐわかってしまうし、ミステリっぽくなくて、意外性もなく、もっと裏があるかと思ってたので、ちょっと思っていたのと違った。 それで、ちょっと気持ち的にはモヤモヤが残ったけど、こういう世界観が好きな人は好きなんだと思う。 本筋にはちょっと関係ない大人の恋愛に引き込まれてしまった。
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まだいまいち登場人物が掴みきれない。 でもそんなことを言ったら、「1、2冊読んだ程度で理解されるほど、簡単な人間じゃない。」って紅子さんに怒られそう。
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森さんのVシリーズ、第2巻。 シリーズ2巻目の本書は、シリーズ1冊目よりも若干あっさりとした印象。 しかし、探偵役の2人の主人公たちが醸し出す雰囲気は1巻目と変らずと言った所。 では前置きはこの位にして以下に粗筋紹介を。 主人公の一人・何でも屋(探偵?)保呂草と同じア...
森さんのVシリーズ、第2巻。 シリーズ2巻目の本書は、シリーズ1冊目よりも若干あっさりとした印象。 しかし、探偵役の2人の主人公たちが醸し出す雰囲気は1巻目と変らずと言った所。 では前置きはこの位にして以下に粗筋紹介を。 主人公の一人・何でも屋(探偵?)保呂草と同じアパートに住む大学生・小鳥遊。 彼が夏休みの間住み込みでバイトしているペンションへ、避暑と称して転がり込んだいつもの面々。 しかし、このペンションのオーナーの血筋。 祖父の血筋と祖母が不倫の末に出産した愛人の子の血筋の2つの血筋が流れる中々に複雑なもの。 そして主人公の面々を待ち構えていたかの様に、この血筋の中から次々と殺人事件の犠牲者が。 加えて、祖母の愛人が遺した「モナリザ」と名付けられた人形を狙う怪盗も登場し・・・ 他に、もう一人の主人公・紅子と彼女の前夫、そして彼の現在の愛人(兼部下)の3人が鉢合わせする等、「トリックを解き明かす!」と言うよりも、登場人物たちの様子を描いたと言った印象です。 ストーリーは(少なくとも個人的には)おもしろい物でしたが、「ミステリィと言えば謎解き、それ以外は無駄!」と思っている方には合わないかも知れません。 トリックを解き明かすことに注力したミステリィーと非ミステリィ小説の中間にあるような本書。 上記の様なこだわりのある方以外は楽しめるのではないかと思います。 お時間のある時にでもどうぞ。
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Vシリーズ2冊目。最後の一言にぞっとさせられる。 紅子の思考が面白い。S&Mのときとは違って、手に届きそうな、身近にいそうな天才って感じがします。 3冊目に続く。
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マトリックス=子宮 物に人の形を与える すると,そこには人間と同じ思考が現れる 人の力を超越したもの 無機質なもの 意志疎通の図れないもの 人々はそれらに「人の形」を与えることで 自分達との会話を試みたのだ 自分達の範疇で物事をとらえようとしたのだ 互いの理解を求めたのだ 人と人形が入れ替わる 誰かに操られているんじゃないか? と思う瞬間が確かにある
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「人形」にまつわる様々な考えが面白い。 はぁ、なるほどなぁと。(まだ全部に対して理解出来ているわけじゃない気がするけど) 最後の展開、あのシリーズ的になってきたね。 急に流れる空気が変わった。
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謎解き云々より、紅子始めとする主要メンバーの会話を読むのが楽しみ。 紅子さんの大人の恋の話に気を取られ、うっかり事件のことを忘れそうになる。Vシリーズ面白いなあ。 森博嗣さんの作品を読み始めてから、読書スピードが早まりました。感謝。
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親切にキーワードまで示されてるのに、犯人もトリックも全然わかりませんでした!他にも謎があり、最後まで気を抜けませんね。 相変わらず、皆の会話が好き。楽しめました〜。
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Vシリーズ2作目。 登場人物の正確や関係が見えてきて面白くなってきた。 と思ったけど、保呂草さんが掴みきれない。 まだまだ意外な展開が待ってそうで、シリーズの今後が楽しみ。
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