ねじれた絆 の商品レビュー
4167656418 437p 2002・10・10 1刷 ページの真ん中位で子供の切実な言葉に泣いてしまう。
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沖縄のある医院で出産した城間家と伊佐家の母親達。そこでまさか赤ちゃん取り違えなどという、ニュースでしか見たことのない出来事が自分達の身に起こるなんて・・・。発覚したのは子供が6歳になってから。今から交換して子供達はなじんでくれるのか、このような失態をおかした病院はどう責任をとっ...
沖縄のある医院で出産した城間家と伊佐家の母親達。そこでまさか赤ちゃん取り違えなどという、ニュースでしか見たことのない出来事が自分達の身に起こるなんて・・・。発覚したのは子供が6歳になってから。今から交換して子供達はなじんでくれるのか、このような失態をおかした病院はどう責任をとってくれるのか。二人の子供達が大人になるまでの真実の記録。 ”取り違えられた”まではニュースで取り上げられることがあっても、その先その家族がどうなったかというのはなかなか知りえない。6歳といえばもう、当然、自分の意志もはっきりしていて本人達は最初から最後まで拒否していたのに、ただ”血”が違うからと、元の関係に戻そうとする大人達。”情”との葛藤はあっても、病院や親たちがそこまで「今は辛くても戻すのが一番いいのだ」「元に戻すのが普通なのだ」と思い続けているところが私はわからなかったのだが、やっぱり自分と似た顔を見てしまったらそうなるのだろうか。
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6歳のときに取り違えが発覚し、それぞれ実の家族に引き取られた二人の女の子。生みの親と育ての親、血と情の問題を丹念に追ったレポ。 題名につられてふと手に取って読み始めたが最後、すっかり引き込まれてしまった。取り違えが分かったからといって、犬猫の子をぽっと受け渡すようにはいかない。...
6歳のときに取り違えが発覚し、それぞれ実の家族に引き取られた二人の女の子。生みの親と育ての親、血と情の問題を丹念に追ったレポ。 題名につられてふと手に取って読み始めたが最後、すっかり引き込まれてしまった。取り違えが分かったからといって、犬猫の子をぽっと受け渡すようにはいかない。元の家族を慕ってくる育ての子は可愛いし、向こうの親ばかりを思ってなかなか心を開いてくれない実の子も愛してやりたい。二つに裂かれる親の気持ちを思うと苦しくてしかたがない。 それにしても、二十五年にも渡り、家族を取材した著者には尊敬の念を禁じえない。ただの取材以上に感じるものがあったのだろう、と思う。
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かわいそうな話でした。ご両親もかわいそうだけども、子供達もかわいそう。 本当にこんなこと、もう起きて欲しくないです。 このお医者様は心ない方で、お金だけでこの事件をすまそうとしたようです。本当にひどい話です・・・。
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