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超短編アンソロジー の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2023/12/28

編者は異形コレクションでお馴染みの本間祐先生。 やっぱりSSSって面白いよな…超短編…。 ・日本書紀の「夢野の鹿」の話ってやっぱりみんな好きなんだな… ・安西冬衛の「春」、めちゃ好き。 ・稲垣足穂、ちょっと難しくて苦手なんだが「黒猫のしっぽを切った話」はめちゃ好みだ… 」 ・カ...

編者は異形コレクションでお馴染みの本間祐先生。 やっぱりSSSって面白いよな…超短編…。 ・日本書紀の「夢野の鹿」の話ってやっぱりみんな好きなんだな… ・安西冬衛の「春」、めちゃ好き。 ・稲垣足穂、ちょっと難しくて苦手なんだが「黒猫のしっぽを切った話」はめちゃ好みだ… 」 ・カフカの「アレクサンドロス大王」、なんか好きだ…。人間存在のこう…ままならなさ…。 ・村上春樹の「牛乳」、ときどきある村上春樹の不条理で不穏な空気だ…き、嫌いじゃない…。 ・オスカー・ワイルドの「弟子」、めちゃんこ皮肉っていうかみんな身勝手で…嫌いじゃないな…。自惚れなのは彼だけじゃない…。 ・マヤ神話の「万物創造」、人間滅亡しとるがな……ってところからどうなるんだ…????????め、めちゃめちゃ気になる…。 ・久し振りに見るきたやまようこ先生のイラストはかわいすぎるんよ ・古事記より「大気都比売神」、こういうトンチキ物理の女神様出てくると、古事記ってやっぱすげえ…ってなるよな… ・世説新語より「曹操」、中国伝説あるあるの血みどろな話、めちゃ怖すぎていっそ真顔になるよな… ・今昔物語より「蛇にとつげる女を医師がなおした話」、今昔物語もさあ…唐突にすげえエピソードぶち込んでくるよな… ・ルナール「蛇」、くそわろた。いや、でもいいんだよそうなんだよ。いいんだよ、こういうので、SSSってのは…。 ・グリム童話「トゥルーデおばさん」、怖……。童話のあまりにもいともたやすく行われる残酷さが…グリム童話だ…。

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2022/04/02

「現在、超短編が世界で最も隆盛しているのはラテンアメリカの国々においてである。中でも私をとらえたのはホンジュラス生まれの作家、アウグスト・モンテローソの次の作品だった。 目が覚めると、まだディノザウルスはそこにいた。」 -超短編アンドロジー、本間祐=編、解説より 「まだ」とい...

「現在、超短編が世界で最も隆盛しているのはラテンアメリカの国々においてである。中でも私をとらえたのはホンジュラス生まれの作家、アウグスト・モンテローソの次の作品だった。 目が覚めると、まだディノザウルスはそこにいた。」 -超短編アンドロジー、本間祐=編、解説より 「まだ」というところや、「そこ」という言葉に物語性を感じるのだろう。 モグライダーの 「いいえ、私はさそり座の女」 と同じようなことのような感じがした。 「いいえ」という否定と「さそり座」と「女」。 それらの言葉から直前までの物語が想起されるのだ。

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2021/10/01

年代も地域もカテゴリも幅広すぎて、あっちこっち飛ばされる。 全編への解説や、権利関係で載せられなかったものへの言及に、編者の気合を感じた。

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2020/06/17

数行、数ページで収まるような「超短編」の作品が95編、収められている。 小説のようなものもあれば、寓話、神話などのようなものもありときに非常に難解だが、長い作品には無いような、勢いと潔さがある。 私が特に面白いと思ったのは、 『万物創造』(マヤの神話、松村武雄 訳) 『生命に...

数行、数ページで収まるような「超短編」の作品が95編、収められている。 小説のようなものもあれば、寓話、神話などのようなものもありときに非常に難解だが、長い作品には無いような、勢いと潔さがある。 私が特に面白いと思ったのは、 『万物創造』(マヤの神話、松村武雄 訳) 『生命に就て』(稲垣足穂)

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2014/02/23

2/23 読了。 ボルヘスとビオイ=カサーレスの『怪奇譚集』とか、澁澤の『言葉の標本函』シリーズとかの、テーマがごった煮なバージョンといった感じ。

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2013/09/30

およそ200ページで95編の超短編アンソロジー  夢、ノンセンス、愛、世界、生き物と大きな枠組だけはあるけれど、作品はどれも自由奔放。かなり飛ばしたけれども、まぁまぁ楽しめた。

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2012/04/24

この本を手にとった読者は、おやと思ったかもしれない。紀元前から現代までの作品がいりまじり、ジャンルもばらばら。とりとめのなさに首をかしげて表紙のタイトルを見直した読者は、「いったい超短編って何なんだ」とつぶやくだろうか。

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2012/01/13

ショート・ショート以上に短い、“超短編”というジャンルを集めた本。詩から定義からお話から、あらゆるとても短い作品が収められている。 小さな空き時間に、ぺらりとめくって読むタイプの本でした。

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2011/12/18

011 オチもない、物語とさえ言えないこともある超短編は、津リッターのつぶやきに近いところもあるのでは。あとがきにある作品と作者の解説を各作品の末尾に欲しかった。

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2010/09/05

・9/9 古今東西の超短編を集めてまとめた本.いろんなジャンルや時代、国のものがあって、一度はお目にかかっておくのもいいかと思った.でもなんの説明もないと意味不明だったりして、いまいちだ. ・9/10 読了.あっという間だった.いろんな作品もいいけど、気に入った人の短編集を読む方...

・9/9 古今東西の超短編を集めてまとめた本.いろんなジャンルや時代、国のものがあって、一度はお目にかかっておくのもいいかと思った.でもなんの説明もないと意味不明だったりして、いまいちだ. ・9/10 読了.あっという間だった.いろんな作品もいいけど、気に入った人の短編集を読む方が面白いかもしれない.

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