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虫眼とアニ眼 の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

始終、子供たちについて話されていた。 宮崎駿は、照れ屋な(良い意味で)頑固オヤジといった感じで面白かった。子供たちにとって良くない社会・環境に成っていると警鐘を鳴らしつつも、宮崎駿自身もそれに加担してしまっているジレンマを嘆いていた。 また、養老さんが示した、「作品の良いところを言葉や意識に落とし込めないからといって、作品が駄作であるわけでは無い」という趣旨のスタンスに好感を持った。理屈っぽい人ではあるが、何かにつけて解説や説明を要することの野暮さや不可能さをよく知っているように感じた。 メモ 自然と触れ合う機会がなかったり、今のように画一的で四角な街で暮らしていると、本来育つはずのディテールを感じ取る力が損なわれていく。

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2017/03/27

宮崎駿による“理想の”まちや住宅のイラストが冒頭に掲げられていて、これがとても素敵である。 養老孟司さんの言葉も、一言一言趣きが深い。 “「お先真っ暗」でいいじゃないですか。だからこの世は面白いんですよ。”

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2016/09/25

土と自然に接していることの重要さ。虫の不思議さを感じるアンテナである虫眼を持るように、何かの面白さを発見できるかどうかで案外、幸福が見えてくる。 忙しくマネーゲームをしている人だって、どこかの自然で淡々と暮らしたい思いは持っている。

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2015/06/29

なぜか見落としていた。こんな本を発刊当時に見つけられていなかった。ひょっとすると2002年7月ではまだ我が家はジブリファンになっていなかったのかも知れない。2003年の養老ブームでこの本が再び新聞広告に現れる。僕は新刊だと思って急いで書店に行った。どこにもない。店員に聞いて、パソ...

なぜか見落としていた。こんな本を発刊当時に見つけられていなかった。ひょっとすると2002年7月ではまだ我が家はジブリファンになっていなかったのかも知れない。2003年の養老ブームでこの本が再び新聞広告に現れる。僕は新刊だと思って急いで書店に行った。どこにもない。店員に聞いて、パソコンで調べてもらった。それで初めて気がついた。1年以上前に発刊されていた。書店の棚にはもうなかった。それでも別の書店で探してみた。そうしたらこっそり1冊だけ棚に入っていた。表紙をめくるとそこには「ゆばあば」の絵が。代金を支払って、帰りの電車に乗り、すぐにイラストのページを開いて読み始めた。理想の街がそこには描かれている。街の真ん中に保育園がある。子どもたちが木登りをしている。隣にホスピスがある。丸い形の家が建っている。車は街の中まで入らない。電気自動車が低速で走っているだけ。地域通貨が使われている。「これは夢ではない」と書かれている。そう、こういう動きはいろいろなところで少しずつ出てきているようだ。それがもう少し大きなうねりになってくればいいと思う。もちろん本文はこの2人の対談だからそれなりにおもしろいのだけど、黒子に徹するはずの編集者が余計な口をはさみすぎる。話の流れが悪くなって(まともな方向にしか行かなくて)、読んでいてイライラした。それでも、最初のイラストがいいから、そこを読むだけでもこの本の値打ちはあると思う。

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2015/06/26

宮崎駿作品の裏話が面白かった。千と千尋の神隠しの電車のシーンにそんな思いが込められていたなんて。もう一度見たくなる。

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2015/05/30

「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」を切り口にしたあれこれの対談。最初のイーハトーブ村の計画図の絵がいい感じだった。

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2014/03/31

宮崎駿氏と養老孟司氏だからこそ織りなされる会話に引かれる。彼らに共通点が多いことも要因。養老氏ならではの視点がジブリ作品にメスを入れる。

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2012/08/14

養老 孟司 (著), 宮崎 駿 (著) 徳間書店スタジオジブリ事業本部 (2002/07) ノンフィクションばかり読んでいる私が久しぶりに手に取った対談集 やはり大好きな宮崎駿さんだから これは面白かった 興味深かった 宮崎作品についての想いや自然と人間とのかかわりあい、特...

養老 孟司 (著), 宮崎 駿 (著) 徳間書店スタジオジブリ事業本部 (2002/07) ノンフィクションばかり読んでいる私が久しぶりに手に取った対談集 やはり大好きな宮崎駿さんだから これは面白かった 興味深かった 宮崎作品についての想いや自然と人間とのかかわりあい、特に子どもをめぐる現状についてのお二人の話し また、養老 孟司さんが警告を発する「日本人や日本文化の『都市化・脳化』」にとても共感した 今年の夏はジブリアニメが公開されなくてさびしい ≪ 野で遊べ トトロ百回 観るよりも ≫      宮崎駿さんから子供たちへ

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2010/10/23

日頃使わない脳の一部分を刺激される感じです。 あともう少し私の頭がよかったらもっと理解できて★3つでした。本自体はすごく価値ある本だと思います!

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2010/10/04

養老さんと宮崎さんという専門分野のまったく異なる 二人のプロフェッショナルが言いたい放題言っている本(^_^;) 結論とかはあまり出てこない。 参考になるかというとあんまりならない。 インタビュアーが宮崎アニメについて語らせようとしていたりもするんですが、お互いにあまり語りたが...

養老さんと宮崎さんという専門分野のまったく異なる 二人のプロフェッショナルが言いたい放題言っている本(^_^;) 結論とかはあまり出てこない。 参考になるかというとあんまりならない。 インタビュアーが宮崎アニメについて語らせようとしていたりもするんですが、お互いにあまり語りたがらないのが面白い。 でもちらちらとそれぞれの視点がのぞき見えるのが興味深いですね。

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