文庫版 絡新婦の理 の商品レビュー
「あなたが蜘蛛だった…
「あなたが蜘蛛だったのですね、、、。」、、、と物語りははじまる。エーッ!!誰が!?誰が!?なんて読み進めるともう蜘蛛の糸にがんじがらめにされているのです。
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ずっと積読だったが、…
ずっと積読だったが、続々と分冊が出版されるのでその前に読了。やっぱり分冊の方が良かったかも。やっぱり重い。内容は良かったけど。本当に重い。
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とにかく長い……。緻…
とにかく長い……。緻密に配置された蜘蛛の巣上のパーツが、ピタッとはまっていくのは圧巻です。カバンの中に入れるには重すぎるし厚すぎるので、分冊版のほうが持ち歩いて読むには良いです。でも、こちらは読み終わった後に「こんなに長いのを読んだぞ……」という達成感があります。
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幾重にも幾重にも事件…
幾重にも幾重にも事件がからみあって、京極ファミリーがざかざか登場して絡んできては、最後に収束していくのが、またすごいのです。タイトルの通り。織作家のだれかが、次にも繋がる蜘蛛の糸にもなっているのです。
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コレは数ページ読んだ…
コレは数ページ読んだだけで犯人を予想できる辺り、京極さんの話の造り方が凝縮されたひな型と言っても良いといえるだろうw 女性の登場人物が多く背景もお金もちなお屋敷で、お嬢さま学校へ通う乙女達、最終的に絡んでくる浜辺の部落村、事件が起こるファクターが盛りだくさんw若干バトロワ風に見え...
コレは数ページ読んだだけで犯人を予想できる辺り、京極さんの話の造り方が凝縮されたひな型と言っても良いといえるだろうw 女性の登場人物が多く背景もお金もちなお屋敷で、お嬢さま学校へ通う乙女達、最終的に絡んでくる浜辺の部落村、事件が起こるファクターが盛りだくさんw若干バトロワ風に見えるのは学校でアレなことが起こるからか。 ありがちというか、本格派というかは読んでからのお楽しみって感じです。 分厚さ度は、中かな。
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これもすぐに犯人がわ…
これもすぐに犯人がわかる。前近代の夜這いや女性について理想化しすぎなのと、大人しい女性が実は一番恐ろしいというのはステレオタイプな気が。
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京極堂シリーズの第五…
京極堂シリーズの第五弾。これまでのシリーズを読んできていると、冒頭で犯人が予想できてしまう。登場人物の活躍を楽しむだけだった。
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グイグイ引きこまれます
桜色の女と、黒衣の憑き物落とし。美しい、哀しい情景から始まる物語は、蜘蛛の糸に似た仕掛けが張り巡らされていて。独立しているように見える、3つの連続殺人事件を操っていたのは……ひとりの、孤独な影。
yoko
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「あなたが――蜘蛛だったのですね」 この一文で始まる冒頭は、読んだ時からエピローグであるとわかってはいました。こうして改めて始まりに帰ってみると、理解できなかった文章の数々がくっきりと輪郭を持って浮かび上がってくることに驚きます。 プロローグがエピローグである手法は「キノの旅」シリーズではお馴染みですが、なんとも美しく、そして犯人を初っ端から描くという点で大胆だな京極先生……と感じました。 プライベートが忙しく、読み終えるまでにかなり時間がかかってしまいました。 しかし、間が空いてもページを開けばすんなりこの世界に戻れるのは、さすがの堅牢な世界観です。特に今回は聖ベルナール女学院という閉鎖的な女子校が舞台でもあり、綾辻行人先生の『緋色の囁き』を思い出しました。女子校×ホラーは親和性が高いのかしら……。 今回の作品こそ、映像で観てみたいものだなぁと満開の桜の描写を読みながらしみじみ。京極組はオールキャスト集合だし、女学生も出てくるし、人はたくさん死ぬし(悲しい)、そしてなんといっても桜色と黒のコントラストですよ! もしも今作が映画になるとしたら、きっと「最強にして、最凶の敵」なんてキャッチコピーがつきそう。謎を解くたびに「蜘蛛」が現れる構図に、これは黒幕にはたどり着けないのではという諦めさえ抱くほどでした。 「己の居場所を探します」と凛と言い放った絡新婦は、また今後どこかで活躍があるのでしょうか?泣くのをやめた彼女に再会できるのは、なんとなく楽しみです。 さてさて、夏から『姑獲鳥の夏』に始まりここまで5冊駆け抜けてきましたが、一旦別の作家さんに戻ろうと思います。次の百鬼夜行シリーズは鈍器本×2ですからね……。 楽しいお話をずっと読み続けていたい――。そんな願いを叶えてくれる作家さんとして、京極先生の御本はこれからも長く楽しんでいきたいと思います。ぼちぼち『百鬼夜行――陰』などのスピンオフも読めますからね! いずれ魅力的な京極組ですが、私がいちばん好きなのは今川さん。 京極堂や探偵は言わずもがなとして、散々”奇妙な顔”と罵倒されつつ、その深い洞察に驚かされる、かわいい口調の彼がなんだか気になってしまいます。 絡新婦。私はゲーム「大神」の女郎蜘蛛に散々苦労させられたのですが、物語の区切りに相応しい、なんとも強大な相手でしたね。満ち足りました。
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全体的に恐ろしい話だったなと思った。 読み終わった後に解説読むと全て繋がっててこのページ数なのに凄いと思った。 女の人怖い(クソデカ主語)
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