ナイトランド の商品レビュー
太陽が燃え尽き、「外宇宙から」飛来した得体の知れない魑魅魍魎が跋扈するはるか未来の地球。大地割れが海洋を呑み込み、既存の植物動物も一切見られない。しかし人類は10万年前精神エネルギーの《地脈》を探り当て、それを基に高さ8マイル地上千三百二十階・地下に底知れず広がっていく大ピラミ...
太陽が燃え尽き、「外宇宙から」飛来した得体の知れない魑魅魍魎が跋扈するはるか未来の地球。大地割れが海洋を呑み込み、既存の植物動物も一切見られない。しかし人類は10万年前精神エネルギーの《地脈》を探り当て、それを基に高さ8マイル地上千三百二十階・地下に底知れず広がっていく大ピラミッドを建設した。2万年前そこを出た人々の小植民地が消息も知れなかったが危機に瀕しているとの知らせに…物理的法則も無視の超巨体などの怪物のうちでも近づくことも出来ないほど凶悪な精神エネルギー持っている奴あるいは悪いヒトの怪物化が超怖い。
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ルイスやラブクラフトが評するように確かに冗長な面は否めない。 これで訳文も、もとの英語のように擬古文だったり文語調だったり したら私もとても読み切れなかったであろう。 だが、この本にはそれを上回る奇想と冒険が秘められている。 ナイトランドを跋扈する奇態な怪物たちと恐るべき邪霊。...
ルイスやラブクラフトが評するように確かに冗長な面は否めない。 これで訳文も、もとの英語のように擬古文だったり文語調だったり したら私もとても読み切れなかったであろう。 だが、この本にはそれを上回る奇想と冒険が秘められている。 ナイトランドを跋扈する奇態な怪物たちと恐るべき邪霊。そして それをも上回る驚異と恐怖をもって迫ってくるナイトランドと 未来の地球。ラブクラフトの小説が日常にするすると闇と恐怖が 忍び込んで狂気をもたらす様を描いたものだとしたら、この物語は 主人公自らその闇と恐怖と狂気の中に、ただ一つ愛を手がかりに 踏み込んで行く、そんなお話なのだ。そしてハリウッド映画とは 違い、最後までくちづけだけで愛を交わすにとどまる主人公と ヒロインは確かに古色蒼然とはしているが、その冒険行、私は 素直に楽しんで素直に感動することができた。 荒俣先生の訳がテキストの刈り込みも含めて素晴らしいのかも しれない。刈り込まれた量やその内容は気になるところでは あるが。 ああ、どうか世のすべての人が「最愛の人」に出会えますように。
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