橋のない川(第1部) の商品レビュー
このまま時代がすぎて…
このまま時代がすぎていって、部落問題も風化していっていいものなのか・・・。若い世代の人たちに読んで欲しい。作者がお亡くなりになって、完結はしていないですが、各々の考えを深めるには、それもまた残念すぎることではない。
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センター試験の問題集…
センター試験の問題集で作品を知り、大学生になってから読んだ作品。8巻まであるのでとにかく長いですが、部落差別を考えるのによいきっかけとなりました。差別される側になってない自分たちがいかに恵まれて生きているかを考えさせられます。
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映画を先に見ました。…
映画を先に見ました。映画より時間がゆっくり流れますが、その分の二位t条生活の痛みが丁寧に描かれていて、考えさせられた。
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巻を追うにつれ、だん…
巻を追うにつれ、だんだん政治的色彩が強まっていった気がする。でも、確かに超大作と言われるだけのことはあると思う。考えさせられる内容である。
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日本にだって差別があ…
日本にだって差別があることは分かってはいたものの、極身近に感じていなかっただけにひどく考えさせられる作品でした。不朽の名作です。
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超大作といわれるだけ…
超大作といわれるだけあって凄かった。いじめ問題とか今の社会にはピッタリです。
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被差別部落の問題を扱…
被差別部落の問題を扱った大長編小説。完結せぬままに著者はこの世を去りました。同じく差別問題は未だ継続している問題です。
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貧しさだけが辛さの根底ではない。非理な差別の中罵られる苦しさが辛いのだ。 エタ、ヨツと罵りを受ける字名と、糞も宝になる天皇の差。天皇を神と崇める時代、不幸があれば運だと言うが、責任は人間が居る所に生じる。劣等感を読んだ。 反抗が戦う手段ではなく、勉強こそが武器だと孝二が教えて...
貧しさだけが辛さの根底ではない。非理な差別の中罵られる苦しさが辛いのだ。 エタ、ヨツと罵りを受ける字名と、糞も宝になる天皇の差。天皇を神と崇める時代、不幸があれば運だと言うが、責任は人間が居る所に生じる。劣等感を読んだ。 反抗が戦う手段ではなく、勉強こそが武器だと孝二が教えてくれた。 怒るほど学ぶことだ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
橋のない川のモデルは水平社宣言。住井すゑ「橋のない川」(一)、昭36.9刊行、昭56.3文庫、666頁。第一部を3日かけて読了しました。大和盆地小森に住む畑中家。進吉は日露戦争で30歳で戦死。ふで33歳、姑ぬい57歳、誠太郎数え11歳、孝二数え7歳。小森に生まれたらみんなエッタ、小森の親戚もみんなエッタ、エッタの仕事はみな臭い。明治4年8月、エタ・非人も平民の列に。当時、エタ・非人は全国で約40万人。差別や軽蔑のいたみを受けながら成長していく誠太郎、孝二たちを描く巨編!
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明治後期の被差別部落にで育った少年たちの心情や成長を鮮やかに描いた傑作。 当時の生活も克明に描かれていて、それだけでも価値ある本だと思いました。 部落解放令が発布されたとき、本当の解放は5万日かかると言う場面がありましたが、151年経った今でも部落差別が解消していないことを考え...
明治後期の被差別部落にで育った少年たちの心情や成長を鮮やかに描いた傑作。 当時の生活も克明に描かれていて、それだけでも価値ある本だと思いました。 部落解放令が発布されたとき、本当の解放は5万日かかると言う場面がありましたが、151年経った今でも部落差別が解消していないことを考えると、本当に根深さを感じます。
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