クマの名前は日曜日 の商品レビュー
ある朝、目が覚めたら<ぼく>のそばでテディベアがくらた寝ていた。お父さんとお母さんが誕生日プレゼントに贈ってくれた縫いぐるみのクマだった。<日曜日>という名前をつけて、いつも一緒に遊んだ。食事もトイレにいくときも、いつも一緒だった。だけど、何も喋らないし、抱きついてもこない、 キ...
ある朝、目が覚めたら<ぼく>のそばでテディベアがくらた寝ていた。お父さんとお母さんが誕生日プレゼントに贈ってくれた縫いぐるみのクマだった。<日曜日>という名前をつけて、いつも一緒に遊んだ。食事もトイレにいくときも、いつも一緒だった。だけど、何も喋らないし、抱きついてもこない、 キスもしてこない。ぼくのこと好きじゃないのか? ・・・玩具のハンマ-で一発ぶん殴ってやった!・・・ドイツ人のハッケ&ゾーヴァの名コンビが、<ぼくとクマ>を夢の中で入れ替えて、相手の身になった〝いたわりの心〟を描いたメルヘンの世界。
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語り手のわたしは何歳で、“うんと小さかったころ”は何歳なんだろう。短くてサラリと読めるが、いろいろ考えてしまう。いつも一緒。大好きな存在。同じくらいの気持ちが欲しくて無体な真似に出る。相手がテディベアだからいいけど……。ぬいぐるみは無機物。それでも接し方やら捉え方やらは、まるで自...
語り手のわたしは何歳で、“うんと小さかったころ”は何歳なんだろう。短くてサラリと読めるが、いろいろ考えてしまう。いつも一緒。大好きな存在。同じくらいの気持ちが欲しくて無体な真似に出る。相手がテディベアだからいいけど……。ぬいぐるみは無機物。それでも接し方やら捉え方やらは、まるで自分の内面を映す鏡のよう。侮れない絵本。
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この本はどこを探しても見つからず 諦めていたのですが 20歳の誕生日に姉がプレゼントしてくれた 思い出の一冊です。 絵本なのですが 大人が読んでも楽しめる不思議な絵本だと思います。
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人間とテディベアが逆転した不思議な優しい絵本です。アクセル・ハッケの作品の中でも1番短く大人なら5分ほどで不思議な世界を楽しめます。
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日曜日という名前のクマのぬいぐるみ。いつでもぼくと一緒。でもあれ。日曜日は全然喋らないし反応もしてくれない。そんな日曜日に疑問を持つぼく。ミルクもパンも口にしない日曜日に怒り、壁に投げつける。そして汚れた日曜日をお母さんが洗濯機で洗う。その時、ぼくは日曜日が洗濯機の中で悲しんで...
日曜日という名前のクマのぬいぐるみ。いつでもぼくと一緒。でもあれ。日曜日は全然喋らないし反応もしてくれない。そんな日曜日に疑問を持つぼく。ミルクもパンも口にしない日曜日に怒り、壁に投げつける。そして汚れた日曜日をお母さんが洗濯機で洗う。その時、ぼくは日曜日が洗濯機の中で悲しんでいることに気づく。そしてその夜見た夢ではぼくと日曜日は入れ替わっていてぼくが日曜日のぬいぐるみになっている。 ちょっと怖い。ふたりが本気だからか。モノを超えているからか。でもぼくと日曜日、きっとこのふたりはそれからはいい付き合いをするんじゃないかなと思ったり。 「日曜日」っていい名前だな。
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久しぶりに読み返した。 人間とぬいぐるみの関係について考えてしまった。 ぼくとクマの日曜日は、言葉こそ交わすことはないけれど深く繋がっている。 後半を今回特にじっくり読んだ。 ほんのりと現れる社会や人間への諷刺も面白いが、異界としか言いようのない世界で、「ぼく」が冷静に過ごしてい...
久しぶりに読み返した。 人間とぬいぐるみの関係について考えてしまった。 ぼくとクマの日曜日は、言葉こそ交わすことはないけれど深く繋がっている。 後半を今回特にじっくり読んだ。 ほんのりと現れる社会や人間への諷刺も面白いが、異界としか言いようのない世界で、「ぼく」が冷静に過ごしているのが何とも。 童話らしく、絵が綺麗で眺めていると時間を忘れてしまう。
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クマのぬいぐるみと人間のぼく,たまには立場を変えてみたらという展開.おもちゃとしてのぼくという気持ちがとても大事だと思った.耳を洗濯バサミに挟まれて干されている「日曜日」が何とも言えなくかわいい.
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ハッケ/ゾーヴァコンビの作品ではあるが『ちいさなちいさな王様』や『キリンと暮らすクジラと眠る』ほどの魅力はないんだな。 物語に奥行きがないというか。 児童書としては読みとりにくいし、大人の本としては物足りない。
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日曜日と名付けたクマのぬいぐるみを大事にしているのがなんとも可愛らしい。 でも、日曜日はぼくのこと好き? そう思ってしまうところも可愛いです。 でも確かに、幼い頃好きだからこそ気になってしまうことってあったなぁと思い出しました。
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ある日少年のもとにクマのぬいぐるみがやってきた。名前は日曜日。僕はいつも日曜日といっしょ。大事に大切にしているんだ。でもさ、日曜日は僕のことどう思っているんだろう?子どもらしい視点で微笑ましく物語は進みますが、お話は夢の世界へ…。ちょっとシュールで可愛らしい。ミヒャエル・ゾーヴァ...
ある日少年のもとにクマのぬいぐるみがやってきた。名前は日曜日。僕はいつも日曜日といっしょ。大事に大切にしているんだ。でもさ、日曜日は僕のことどう思っているんだろう?子どもらしい視点で微笑ましく物語は進みますが、お話は夢の世界へ…。ちょっとシュールで可愛らしい。ミヒャエル・ゾーヴァの絵も味わいがあって素敵(表紙の絵が何だかいいんですよねぇ)。あまりにも愛情が溢れてしまうと相手がどう思っているのか不安になるのは子供も一緒。大丈夫、日曜日も大好きだよ!と少年に言ってあげたくなるくらい優しさに包まれたお話でした。
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