クマの名前は日曜日 の商品レビュー

アクセルハッケ(著者),丘沢静也(訳者),ミヒャエルゾーヴァ

2010/01/10

「ちいさなちいさな王様」と同じように不思議なお話。でも、どちらかというと、こちらはより子ども向け。人間の男の子とぬいぐるみのクマの仲は良いのか悪いのか。クマが返事をしてくれないのは「僕のことが嫌いだからではないのか」と男の子は悩みます。その日、男の子は不思議な夢を見ます。でも、それは本当に夢なのか・・・

2009/10/04

これも私の好きなコンビ、アクセル･ハッケとミヒャエル･ゾーヴァ。
いつもながら、ハッケさんの発想はすごいです。

それに合わせてゾーヴァさんのイラストもなんだかちょっと笑える、心が和む本です。

2009/10/07

日曜日という名前のくまのぬいぐるみと男の子のお話。男の子が日曜日を汚してしまい、洗濯されることに。濡れているので、夜一緒に寝ることができない。そこで見る不思議な夢。

子どもがぬいぐるみや人形を「生きている」と思って話しかけたり遊んだりしている、そういう姿がいい感じです。生きてると思っていても、ちょっと疑っていろいろ試してみたり（ふんだり、投げつけたり）。うちの子どもも同じくです。

ミヒャエル・ゾーヴァさんの絵が私は好きです。

2009/10/04

挿絵は大好きだけどお話はチョット・・・と私は思ったけど、子供には大好評。よその子たちにも読み聞かせたら、リピートをせがまれるほど。意外だ。

2009/10/04

クマの現実、ぼくの夢。ほんとうのところ、どうなっているのだろう、と現実が夢の境目がぼやけるような感覚。

2009/11/09

主人公といつも一緒のクマの日曜日は寝るのも一緒、トイレも一緒、ごはんの時さえも一緒に仲良く隣にすわらせます
その愛着ぶりはふつうのべたべた甘えるだけでなく　ときには喧嘩もします。
パンチをお腹にくらわせたりもします。
でもだんまりを決め込むクマに主人公はすこしイライラしてきます。
そんなある日　主人公がクマにメイプルシロップの沢山かかったパンケーキを与えてみることから　すこし　ほんのすこしだけ　主人公の心に芽生える　心地悪さ。
それがなんなのか？
そしてクマの暮らしている世界とは？
そんな大人も子供もたのしめるユーモア溢れるお話です。