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寝ながら学べる構造主義 の商品レビュー

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312件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/01/09

私たちの意識というものは、うまれながらの自分固有のものではなく、すでに言葉のない時期から所属する社会的にプログラミングされていて、その内容は構造主義の四銃士にてある程度が解明されてしまっている。 私とは?社会とは?というものを考え始めると止まらないので、「寝ながら学べる構造主義」...

私たちの意識というものは、うまれながらの自分固有のものではなく、すでに言葉のない時期から所属する社会的にプログラミングされていて、その内容は構造主義の四銃士にてある程度が解明されてしまっている。 私とは?社会とは?というものを考え始めると止まらないので、「寝ながら学べる構造主義」を読み始めると、まったく眠れなくなってしまった。

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2020/12/31

人間はどういう風に考えて、感じ、行動するのかが構造主義。 実はもうその考え方に染まっている。 見方は立場によって変わる、という考え方が構造主義。 言葉がものをつくるのであり、ものに言葉がついたのではない。 私が自分の過去の出来事を思い出すのは、いまの私と回想に耳を傾けている聞き...

人間はどういう風に考えて、感じ、行動するのかが構造主義。 実はもうその考え方に染まっている。 見方は立場によって変わる、という考え方が構造主義。 言葉がものをつくるのであり、ものに言葉がついたのではない。 私が自分の過去の出来事を思い出すのは、いまの私と回想に耳を傾けている聞き手に私はこのような人間であると思って欲しいからです。私はこれから起きて欲しいこと、つまり他者による承認を目指して過去を思い出すのです。私たちは未来に向けて過去を思い出すのです。 この言葉が印象的だった。過去を振り返ることは未来の承認欲求

Posted byブクログ

2020/12/25

浪人生時代に初めて読んで、それから4年後に再読しました。 ソシュールやマルクス、構造主義四銃士の思想は現代人が無意識に使っているが故に現代思想の中では馴染みやすく、また自身の物事の考え方を理解するきっかけにもなりました。

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2020/12/22

構造主義とは 私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。 だから、私たちは自分が思っているほど、自由に、あるいは主体的にものを見ているわけではない。 むしろ私たちは、ほとんどの場合、自分...

構造主義とは 私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。 だから、私たちは自分が思っているほど、自由に、あるいは主体的にものを見ているわけではない。 むしろ私たちは、ほとんどの場合、自分の属する社会集団が受け容れたものだけを選択的に「見せられ」「感じさせられ」「考えさせられている」。 そして自分の属する社会集団が無意識に排除してしまったものは、そもそも私たちの視界に入ることがなく、それゆえ、私たちの感受性に触れることも、私たちの思索の主題となることもない。 私たちは自分では判断や行動の「自律的な主体」であると信じているけれども、実は、その自由や自律性はかなり限定的なものである、という事実を徹底的に掘り下げたことが構造主義という方法の功績なのです。

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2020/10/03

ようやく読み終えた。 内田樹さんが書いている、ということ、「寝ながら」「入門編」という謳い文句に釣られてしまったけれど、なかなかに難しかった。 特に、肝心の四銃士の部分は、それまでとは突然風向きが変わったように感じて、私の基礎知識が乏しかった分、かなり手こずった。 とはいえ、...

ようやく読み終えた。 内田樹さんが書いている、ということ、「寝ながら」「入門編」という謳い文句に釣られてしまったけれど、なかなかに難しかった。 特に、肝心の四銃士の部分は、それまでとは突然風向きが変わったように感じて、私の基礎知識が乏しかった分、かなり手こずった。 とはいえ、ひとつひとつのことを、例えを使って分かりやすく書いてあるので理解はしやすい。分からない部分は調べながら、時間をかけて読み終えた。 私たちは自分の考えを述べているつもりでも、自分の所属する環境に大いに影響を受けているため、語っている言葉は、元は他の誰かの言葉に過ぎないという。「記号とはこういうものだよ」とか、レヴィ=ストロースが『野生の思考』で言っていた未開人と文明人の見ている世界が違う話とか、「それをわざわざ言葉にしたところで何?」というところがモヤモヤが残る要因であるのかもしれない。 もちろんその、何の意味もなさないような部分も含めて、面白いのではあるのだが…。 なんとなく「改めて言われてみればそりゃそうだよね」と思うことばかりだったが、得てして思想家とは皆そんなことばかり唱えているものだろう。 目新しい大発見というものでもなく、なんとなく肩透かしというか期待外れだったような気持ちも拭えない。 これはもちろん著者のせいではないので悪しからず。 むしろ読み終えた後の著者のあとがきに救われた気分だった。 理解が深まればまた変わるかもしれないので、また再読したい。

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2020/09/20

難しい構想主義を分かり易く書かれて内容 。ただ余りにも基礎知識がない為平易な言い回しであっても理解しがたい点は、多々あった。後書きのレヴィストロースは、皆んななかよししようね。 バトルは、言葉つがいで人は決まる。 ラカンは、大人になれよ フーコーは、私は馬鹿が嫌い と言い切ってい...

難しい構想主義を分かり易く書かれて内容 。ただ余りにも基礎知識がない為平易な言い回しであっても理解しがたい点は、多々あった。後書きのレヴィストロースは、皆んななかよししようね。 バトルは、言葉つがいで人は決まる。 ラカンは、大人になれよ フーコーは、私は馬鹿が嫌い と言い切っているところが潔く再読する機会になるかもしれない。

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2020/08/15

なんと、非常に読みやすくて、分かりやすくて、読み進めたくなる本で、なんと、時にクスッと笑える。(不安になったり、どうしたらいいんだ、とおもったりもするが)  すごい。こんなに簡単?に、構造主義の基礎の基礎を知れるだなんて。 と、書いているこの言葉さえ、私、から作り出されたもの...

なんと、非常に読みやすくて、分かりやすくて、読み進めたくなる本で、なんと、時にクスッと笑える。(不安になったり、どうしたらいいんだ、とおもったりもするが)  すごい。こんなに簡単?に、構造主義の基礎の基礎を知れるだなんて。 と、書いているこの言葉さえ、私、から作り出されたものではない。

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2020/08/14

私たちは、自分の考えが正しく、自明なものであると無意識に思っている。だが、私たちのものの見方、考え方は、ある時代、地域、社会集団によって影響を受けており、いわば偏見である。 これらを受けて、現代に生きる我々は何を教訓とすべきなのか?

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2020/07/11

最高に面白かった。 現代(今)の考え方がいかに「構造主義」の影響を受けているかが分かる本。 本の構成としては、構造主義に大きな影響を及ぼしたマルクス・フロイト・ニーチェの話の後に、構造主義の始祖とされるソシュールの思想と、構造主義の四銃士とされるフーコー、バルト、レヴィ=ストロ...

最高に面白かった。 現代(今)の考え方がいかに「構造主義」の影響を受けているかが分かる本。 本の構成としては、構造主義に大きな影響を及ぼしたマルクス・フロイト・ニーチェの話の後に、構造主義の始祖とされるソシュールの思想と、構造主義の四銃士とされるフーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンの思想について述べられている。 本書では、できるだけ解り易く噛み砕いた説明が試みられているが、「寝惚けた頭で理解できるほど簡単な話がなされている」というわけではないので、寝ながら読むのではなく座って読むのがいいと思われる。 (※読書メーターに載せた感想の再掲)

Posted byブクログ

2020/07/08

構造主義の入門書という事だが、なかなか難解。 結局のところ レブィ ストロースは「みんな仲良くしようね」、バルトは「言葉遣いで人は決まる」、ラカンは「大人になれよ」、フーコーは「バカが嫌い」と言っているらしい。

Posted byブクログ