ジェラルドのゲーム の商品レビュー

スティーヴン・キング(著者),二宮磬(訳者)

手足を手錠で繋がれた…

[文庫ＯＦＦ]

手足を手錠で繋がれたまま、一緒にいた夫に死なれた妻の苦しみを描く。他の作家なら短編にしそうなアイデアだが、長編にしてなおかつ読ませるキングの手腕に脱帽。

「ミザリー」をしのぐ…

[文庫ＯＦＦ]

「ミザリー」をしのぐ窮極の拘禁と書かれてますが、私的には「ミザリー」の方が怖かったです。

拘禁ホラーです。自分…

[文庫ＯＦＦ]

拘禁ホラーです。自分がこんな状況におかれたらと思うだけで怖いです。ここまで膨らませて書ける著者さすがです。

山中の別荘で、妻を緊…

[文庫ＯＦＦ]

山中の別荘で、妻を緊縛して性遊戯にふけっていた夫婦。そのまま夫が急死。妻はベッドに手錠で繋がれたまま取り残された。妄想が襲ってくる拘禁状態の恐怖。

追い詰められて息が詰…

[文庫ＯＦＦ]

追い詰められて息が詰まります。だんだんと呼吸困難に陥り、途中で投げ出してしまいました。気持ち悪いくらいのリアリズム。

夫のジェラルドの性的…

[文庫ＯＦＦ]

夫のジェラルドの性的嗜好である緊縛プレイにつきあわされ、山中の別荘でベッドに手錠でつながれたジェシーの目の前で夫が心臓麻痺で死ぬ。誰も助けに来ない状況下でジェシーの恐怖は最高潮に・・。これだけのネタでここまで書いちゃうのはすごい。面白いとは言いませんが、最後まで読ませちゃうあたりはさすがスティーヴン・キング。

2023/03/23

長い。ことは、まぁ、先刻承知なんだけれども、にしてもレーナードのFREEBIRD並に終わらない。妄想の自家中毒。それがキングの持ち味であることは分ちゃあいるのたが、それにしてもくどい。

2022/02/28

夫のジェラルドの性的嗜好であるプレイに、ゲームだと言って付き合わされ、山の中の別荘でベッドに手錠で繋がれたジェシーの目の前で、ジェラルドは心臓麻痺で死ぬ。誰も助けに来ない状況下でジェシーの恐怖は最高潮に…。これだけの話である。ベッドから見える状況と脳内の想像、記憶。それだけのネタでここまで書いてしまうのは凄い。面白いとは言わないが最後まで読ませちゃうあたりはさすがキング。

2018/04/22

※Netflixで観た実写版についてですすみません

痛さ描写がうぎゃーーー！！！

過去を乗り越えるにはこれほどまでの痛みを伴う！まじで！と言わんばかりの演出（じっくり長め）に分かったから分かったからと思い出しては監督に首を垂れる始末。

シミズ記憶史上痛い演出ベスト3が更新されました（ランク同位で）↓
『SAW4』髪の毛引きちぎり
『グリーンルーム』腕ぷらっぷら
『ジェラルドのゲーム』もはやオイル代わりになってるのか定かでない皮ごと手錠抜け

2013/05/05

高校時代に読んだ本を久しぶりに読み直したら改めて良かったです。

静かな森の湖畔のコテージにて、旦那のジェラルドがちょっとした試み(ｹﾞｰﾑ)でジェシーの両腕をベットポストに二つの手錠で繋いで、そのまんま心臓発作を起こして死んでしまいました。ベットのそばでは旦那が死んでいます。ジェシーは両腕バンザイ状態でベットから動くことができません。旦那の匂いを嗅ぎつけて登場する野犬！暗闇の中の不気味な来訪者！乾く喉！痛む体！！…さて、どうしましょう。

主人公はジェラルドではなくジェシーです。一言で表せば「両腕をベットに拘束されたまま一人で山中に放置されたら」というだけの話なのですが、恐怖の中に、男女差、家族のあり方、生きるとは、といった色んなテーマを内包しています。とにかく怖くてガンガン読み進められる、さすがキング。

『ドロレス・クレイボーン』という小説と表裏一体になっています。