ジェラルドのゲーム の商品レビュー

スティーヴン・キング(著者),二宮磬(訳者)

2009/10/04

緊縛プレイの途中で、ダンナが死んじゃって身動きの取れなくなった女の人の話。ほとんど主人公の心理描写に終始しており、正直あまり面白くはない。上記のとおり極限状態における心理描写が主軸で、いわゆる超自然的なものはほとんどなし。『ドロレス・クレイボーン』と表裏一体の関係？

2009/10/04

この作品の面白みが理解できないまま読み終えたと言った感じ。
キング特有の小気味良さが感じられなかった。

2009/10/04

2003/04/03しんどい本だった。読むのにかれこれ半年かかった。全体の９０パーセントが読むのに苦渋を強いるものだとしても最後の１０パーセントの開放感で鬱積が晴れるのなら仕掛けとしては納得できるのだが、この本の場合、少し違う気がする。キング作中余り成功作とはみなされていない「クージョ」が好きで、あそこに出て来る超常はリアル一辺倒の物語に深遠さを加味し得ていたと思うが、本作は逆で終局でネタを割ってしまうので物語が日常に収束されてしまう。つまらないとは思うが、一方では後味を考えると仕方ないとも思う。

2009/10/04

オカルトに走らないときのキングは異様に面白いです。
グロいところは吐きそうになるくらい素敵な描写。
雰囲気とか、ミザリーに似てるね。