ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け の商品レビュー
ソクラテスの悪妻にし…
ソクラテスの悪妻にして実は賢妻、クサンチッペが登場。実はこの人、池田さんの分身たるソクラテスの、男という属性、基本的にはボケ、というキャラクター設定に対し、出るべくして出た、池田さんの別の面の具現化である。つっこむ、つっこむ。冷徹にして、事の本音と本質を引きずり出しまくる。したが...
ソクラテスの悪妻にして実は賢妻、クサンチッペが登場。実はこの人、池田さんの分身たるソクラテスの、男という属性、基本的にはボケ、というキャラクター設定に対し、出るべくして出た、池田さんの別の面の具現化である。つっこむ、つっこむ。冷徹にして、事の本音と本質を引きずり出しまくる。したがって会話はさらにスイングし、時にはどちらがどちらかわからなくなる、ときもある(か?)。いずれにしてもこの人物設定により、この対談スタイルの本シリーズはさらに面白くなった。
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悪妻?クサンティッペと理屈屋ソクラテスのやりとりが面白い。言いたい事をズバズバという妻に対して理論的で大人な夫という組み合わせは案外良いのかも知れない。 時事ネタ等にからめて双方の見識が炸裂する。 頭の良さというのは、自分で考える事が出来るかどうか。哲学とは、もてる知識の正しい使...
悪妻?クサンティッペと理屈屋ソクラテスのやりとりが面白い。言いたい事をズバズバという妻に対して理論的で大人な夫という組み合わせは案外良いのかも知れない。 時事ネタ等にからめて双方の見識が炸裂する。 頭の良さというのは、自分で考える事が出来るかどうか。哲学とは、もてる知識の正しい使い方を知る事。というくだりが印象的だった。
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悪妻とソクラテスの会話がサクサクとして面白かった! 「人はウソに弱いのだ。本当のことを言う人を怖れるのだ。本当のことを知るのを怖れるのだ。」そうなの? 「皆がするからといって必ずしも正しいとは限らんぞ、国連のすることがいつでも正しいとは限らんぞって。」今読んだからこそ、ぞっとし...
悪妻とソクラテスの会話がサクサクとして面白かった! 「人はウソに弱いのだ。本当のことを言う人を怖れるのだ。本当のことを知るのを怖れるのだ。」そうなの? 「皆がするからといって必ずしも正しいとは限らんぞ、国連のすることがいつでも正しいとは限らんぞって。」今読んだからこそ、ぞっとした。 「他人を否定することでしか自分を語れんようなやつは、どうせ語れるような自分なんかありゃせんのだ。・・・君は君の信条を貫きたまえ。」はい! ああ、謙虚になって、よりよいもの、より優れたものを学ぼう!と、つい忘れがちな当たり前のことを感じて読了。
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シリーズ第2弾。 今回は、ソクラテスとその妻のクサンティッペの対話が中心です。柄谷行人や養老孟司、西部邁、永六輔らの、当時評判となった著書やエピソードなどを、素手で物事を考える「哲学」と呼ばれる手法によってバッサリと一刀両断していきます。 今回もおもしろく読めたのですが、前作...
シリーズ第2弾。 今回は、ソクラテスとその妻のクサンティッペの対話が中心です。柄谷行人や養老孟司、西部邁、永六輔らの、当時評判となった著書やエピソードなどを、素手で物事を考える「哲学」と呼ばれる手法によってバッサリと一刀両断していきます。 今回もおもしろく読めたのですが、前作のようにプラトンの対話篇のパロディではなく、またとりあげられている題材も現代日本をにぎわせているそのときどきの出来事なので、ソクラテスという人物を借りずとも、著者みずからのエッセイとして発表されても大きな違いはなかったのではないかという気がしてしまいました。 それはそれとして、ソクラテスとクサンティッペの夫婦仲の良さに思わず笑みがこぼれてしまいます。
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「ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け」―悪妻の代名詞・ソクラテスの妻クサンチッペとソクラテス(たまにプラトン)との問答。話題は、現代のベストセラーだったり、映画だったりと飽きさせない。クサンチッッペがとにかく鋭い!分からないふりしながら、一番分かってる感じで…、池田晶子の顔がチラチ...
「ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け」―悪妻の代名詞・ソクラテスの妻クサンチッペとソクラテス(たまにプラトン)との問答。話題は、現代のベストセラーだったり、映画だったりと飽きさせない。クサンチッッペがとにかく鋭い!分からないふりしながら、一番分かってる感じで…、池田晶子の顔がチラチラ見えてくる。
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ソクラテス三部作の二作目。 前作と違い、政治家やフェミニストとといった抽象的な人物でなく、世で流行る映画や小説など実名をあげ、悪妻ことクサンチッペと対話する。 考えつづけた先はいつも振り出しで、そこに行き着いた時、初めて「自覚」という境地に辿り着ける。自分はまだまだ考えていないし...
ソクラテス三部作の二作目。 前作と違い、政治家やフェミニストとといった抽象的な人物でなく、世で流行る映画や小説など実名をあげ、悪妻ことクサンチッペと対話する。 考えつづけた先はいつも振り出しで、そこに行き着いた時、初めて「自覚」という境地に辿り着ける。自分はまだまだ考えていないし、もっと真理に近づきたい。 池田さんの言葉はそうした自覚から綴られる、魂の言葉。だからこそ、強い力を持つ。
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2011.09 悪妻にきけ 考える人間が考えるのは普遍的な真理を知るためだ 哲学的意見なるものはない ソクラテスが汝自らを知れと言ったとき、お前の頭を使えと言ったのである 我思う故に我あり、は、私は脳であり、脳は存在する
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故人に辛辣な個人レビューは気が引ける・・大森荘蔵氏著書の直後だけに彼女の哲学センスの辛さを感じた。せっかくソクラテスの名を借りて「個人個人でもつ答えやイメージなんてものを、僕は間違えても哲学の名で呼ばない。僕はそれを単に意見か人生観と呼ぶ。」「切実な欲求によって問い始めてしまった...
故人に辛辣な個人レビューは気が引ける・・大森荘蔵氏著書の直後だけに彼女の哲学センスの辛さを感じた。せっかくソクラテスの名を借りて「個人個人でもつ答えやイメージなんてものを、僕は間違えても哲学の名で呼ばない。僕はそれを単に意見か人生観と呼ぶ。」「切実な欲求によって問い始めてしまった人に、なんで今さら入門(書)が必要なわけかね。」と理解していると思いきや・・・
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クサンチッペが全ての回、ソクラテスとの対話相手になる作品。 クサンチッペはいつだって現実的なのに対し、 ソクラテスはその意味においては、さらに超現実的。 そのふたりの掛け合いによる構成・演出はよく練られている。 実在する書籍に対する批評や世の中の出来事、人物など 原則実名での...
クサンチッペが全ての回、ソクラテスとの対話相手になる作品。 クサンチッペはいつだって現実的なのに対し、 ソクラテスはその意味においては、さらに超現実的。 そのふたりの掛け合いによる構成・演出はよく練られている。 実在する書籍に対する批評や世の中の出来事、人物など 原則実名での批評なので小気味いい。 池田晶子のソクラテス3部作のうちの2つめ。 さすがにこれで、お腹一杯の感はある。
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悪妻?いやいやこの本のクサンチッペは魅力的で、哲学者の妻としては理想的。哲学を対象化して投げ返してくれる存在になっている。
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