緋色の皇女アンナ の商品レビュー
漫画のほうが 史実に近いようで マンガの中では 最愛の夫 歴史家ニケフォロス・ブリュエンンニオスとは ほとんど接点がないまま 父皇帝の伝記を書くまでの半生 皇太后のラスボス感 ハプスブルク家のゾフィー皇太后さながら 権力を手にした女は 怖いぞぉ
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11世紀のビザンティン帝国の皇女、アンナ・コムネナの物語。 忠実な伝記ではなく、事実関係を若干変化させている部分があるようなので、その点は心に留めておきたい。 物語としては非常に面白い。架空の人物を含め、人物像が生き生きとしており、ドラマチック。 権力欲や復讐への渇望といった、あ...
11世紀のビザンティン帝国の皇女、アンナ・コムネナの物語。 忠実な伝記ではなく、事実関係を若干変化させている部分があるようなので、その点は心に留めておきたい。 物語としては非常に面白い。架空の人物を含め、人物像が生き生きとしており、ドラマチック。 権力欲や復讐への渇望といった、ある種暗い欲望を、児童書でありながらごまかさずに正面から描いているように思った。 時代背景など、日本ではあまり取り扱われていない題材であるように思う。こういった作品が翻訳されているのは嬉しいことである。
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「ファイティング・プリンセス!!」 11世紀ビザンツ帝国に、世継ぎの皇女として生まれたアンナ・コムネナは、麗しいいいなづけのコンスタンティノス・ドゥーカスとともに玉座につくことを夢見ていた。しかし、末の弟ヨハネスの誕生によって、彼女の運命は大きく変わる。絢爛豪華な中世の王宮を舞...
「ファイティング・プリンセス!!」 11世紀ビザンツ帝国に、世継ぎの皇女として生まれたアンナ・コムネナは、麗しいいいなづけのコンスタンティノス・ドゥーカスとともに玉座につくことを夢見ていた。しかし、末の弟ヨハネスの誕生によって、彼女の運命は大きく変わる。絢爛豪華な中世の王宮を舞台にした実在の皇女の波乱の物語。 読んでめちゃくちゃ懐かしいこの感じ。 かつて少女のころ愛読していた偕成社の「少女名作シリーズ」を思い出す。 『悲しみの王妃』『若草物語』『赤毛のアン』『天使の花かご』『クリスマスの天使』『椿姫』…夢中で読んだ愛と夢と涙にあふれた物語。 豪華な王宮、華やかなドレス、美男のいいなずけ、そして苛酷な運命。 舞台や登場人物の設定から言えばこのアンナ皇女の物語は 確かにこの少女名作テイストに違いない。 だがひとつ違うことがある。 物語がドロドロなのだ。 陰謀が「ビザンツ名物」だというのは 『ビザンツ皇妃列伝』ですでに学習済みだったが いや~こうして実際ドラマにして読まされるとみもふたも無い。 皇位をめぐり姉VS弟、嫁VS姑、祖母VS孫、これらが三つ巴となって怒涛の展開。 その勢いのすさまじさに一気読みです。 さらに言うならこのヒロイン・アンナがぶっ飛んでいる。 物語は不遇の身の上となったアンナの回想という形で進むのだが これが気が強く気位の高いお姫様モードなもので 共感できないこと甚だしいw 〈わたしが誰だか知らないのかしら。わたしに友だちづらするなんて、この子ったら、自分を何さまだと思っているのかしら。〉 もともと利発な上この気の強さがアンナの武器となり 打ちのめされているように見えて案外へこんでなかったりするので (ベッドに突っ伏して泣きながら「絶対復讐してやるっ!」ってイメージ) ちょっとした戦闘ものを読む味わいもあったりする。 陰謀にもめげないビザンツ魂を持つ最強のお姫様・アンナ。 その闘いぶりはいかに!! なんだか少女名作とは違うところにきてしまった…
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児童書よりですが、侮る事なかれ、な本。 権力闘争により修道院に幽閉される皇女の、心の自立と優しさを取り戻すお話…て感じ。読みやすく簡略したエピソードで語られえるので、サクッと読めました。当時の生活って、こんな感じだったのかな…というイメージがしやすいので、感情移入できて、じ~ん...
児童書よりですが、侮る事なかれ、な本。 権力闘争により修道院に幽閉される皇女の、心の自立と優しさを取り戻すお話…て感じ。読みやすく簡略したエピソードで語られえるので、サクッと読めました。当時の生活って、こんな感じだったのかな…というイメージがしやすいので、感情移入できて、じ~ん…みたいな。良いお話だと思います。
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情報で引っかかってきた時、ロシアの皇女の話かなと思って興味をそそられて拾い上げました。でもビザンチン帝国の話だった。え~っと、それならもっと読みたいかも・・・。図書館にあって良かった。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『時は11世紀、ビザンチン帝国(東ローマ帝国)の首都...
情報で引っかかってきた時、ロシアの皇女の話かなと思って興味をそそられて拾い上げました。でもビザンチン帝国の話だった。え~っと、それならもっと読みたいかも・・・。図書館にあって良かった。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『時は11世紀、ビザンチン帝国(東ローマ帝国)の首都コンスタンティノープルの宮殿で、世継ぎの皇女として生を受けたアンナ。麗しい婚約者とともに玉座につく日を心待ちにし、時代の皇帝となるべく帝王教育を受ける日々だった。 ところが、弟ヨハネスが生まれてからというもの、アンナの運命の歯車が狂い始めた。遠征で不在がちの父の代わりに帝国の影の支配者となっていた祖母は、勝気で才気あふれるアンナの存在を脅威に思い、疎み始める。そしてついにアンナは、馬鹿をよそおう弟の罠にはまってしまうのだった。栄光の日々から一転して山奥の修道院での暗く退屈な幽閉生活が始まったが・・・。 運命に翻弄された皇女アンナ。その波乱の半生を描く、歴史ドラマ。』 ネットでは「ビザンチン帝国の話なのに、宮廷構成が簡単すぎる」などの批判もありましたが、作者のあとがきを読んで理由が分かったような気がしました。 作者は、出来事が起こった期間を短縮したり、人物を省略したりして史実を多少変えたと言っています。たぶんそうしてくれたおかげで理解しやすくなっているのだと思います。 この話にはアンナとヨハネス以外のきょうだいとしては、妹のマリアしか出てきませんが、きょうだいはもっといました。ほかのきょうだいをマリアに代表させたのです。 子供たち全部に一人の乳母しか出てきませんが、きっとそれぞれにいたはずの乳母を一人で表現したのでしょう。同じく勉強の先生も、侍女も、代表者一人ずつなので、読んでいて混乱することなくそれぞれの人に思いいれ出来ました。そのため、確かに宮廷に人が少なすぎるという印象はありました。 物語はアンナの修道院での生活から始まります。そこから回想になるので、アンナは後継者争いに敗北して、でも殺されはしなかったんだなということは、読者は歴史に詳しくなくても最初から分かるわけです。だから皇帝になれるのだろうか?というどきどきはありませんが、いつ形勢逆転になるのだろうと心配はありました。 ああ、そういう事を言ってはだめよ、それをやってはまずい、とすっかりアンナに肩入れしてしてました。ヨハネスの側から見たら、何とかして勝たなくてはならないのですが。命がかかってます。 回想していくうちに自己を見出すことが出来たのか、アンナは少しずつ前向きに生きていくのです。 あとがきで、のちにアンナは今日でも高く評価されていることをやり遂げたことが書かれていましたが、あの最後の場面はそれを暗示していたのだなと思いました。 児童書ですが大人の方が読んでもとても面白いと思います。お勧めです。
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ビザンチン帝国の世継ぎの皇女として11世紀に生きたンナ・コムネナの半生を描いた。世継ぎの皇女が修道院での幽閉生活。一気に読めてしまった。
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児童文学らしいけど、これを小学生くらいの子どもが読んでどう感じるんだろう? 宮廷での権謀術策や家のごたごたが書かれていて、あんまり夢や希望がなくて、子どもが読むのにふさわしくはないけれど・・・ とはいえ、アンナがどうなっていくのか、先が気になって一気に読んでしまいました。 知略で...
児童文学らしいけど、これを小学生くらいの子どもが読んでどう感じるんだろう? 宮廷での権謀術策や家のごたごたが書かれていて、あんまり夢や希望がなくて、子どもが読むのにふさわしくはないけれど・・・ とはいえ、アンナがどうなっていくのか、先が気になって一気に読んでしまいました。 知略でのしあがってきたおばあさまとおとうさま。 高貴な血筋で気高く、信心深いおかあさま。 恋人との結婚を夢見る奴隷の侍女。 無能なのにおばあさまに取り入って皇位についた弟。 根は優しく優れた女性なのに、権高なところがあって、世継ぎを廃された皇女アンナ。 奴隷だけど頭のよい先生。 ギリシャの神々の昔話が効果的に効いていて。 本の表紙はタロットカードの1枚のようで綺麗で。 ビザンチン帝国(東ローマ帝国)のきらびやかさが、皇女アンナの悲劇をより悲劇的に見せていて。 雰囲気ある本でした。
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女性が主人公の歴史物が好きなもので。 ビザンツ帝国時代のコンスタンティノープルを舞台とした皇女アンナのお話。
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