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実践経営哲学 の商品レビュー

3.9

36件のお客様レビュー

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2011/11/03

松下侯の経営論。人生観、社会観、世界観を養い、確固たる経営理念を固めることの大切さ、企業は社会の公器と考え、がむしゃらに儲けに走ることなく、ゆとりを持って経営に当たれと説く。そのための人づくりが大切。

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2011/10/31

実践経営哲学という題名から受ける印象ほど難しくはない内容。 経営哲学を斬新な切り口で書いているのではなくてごく当たり前のこと実践することを分かり易く解説している。 パナソニックの会長である中村邦夫がアメリカ松下電器の時代からこの本を何度も読み返したそうだが、それほど当たり前のこと...

実践経営哲学という題名から受ける印象ほど難しくはない内容。 経営哲学を斬新な切り口で書いているのではなくてごく当たり前のこと実践することを分かり易く解説している。 パナソニックの会長である中村邦夫がアメリカ松下電器の時代からこの本を何度も読み返したそうだが、それほど当たり前のことを実践することは難しいということなのだろう。

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2011/02/10

「経営理念を確立すること」、「使命を正しく認識すること」など、経営について大事なことが20項目に分けて書かれてます。 また、おなじみの「企業は社会の公器」についても書かれています。企業の使命は人間の共同生活の向上に貢献することだそうです。今、ここまで考えて仕事してる人はどれくら...

「経営理念を確立すること」、「使命を正しく認識すること」など、経営について大事なことが20項目に分けて書かれてます。 また、おなじみの「企業は社会の公器」についても書かれています。企業の使命は人間の共同生活の向上に貢献することだそうです。今、ここまで考えて仕事してる人はどれくらいいるんやろ? 最後に、やっぱり経営においても、素直な心が大事だと書かれています。物事をありのままに見ようとする心、自分自身ももっと鍛えないといけないところです。

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2010/09/14

まず字がでかい。(笑) 非常に読みやすい。 書かれてあることを要訳すると「常に公正であれ」ということと理解しました。 響いた点は、企業は社会の公器であり、赤字を出すことは社会的にも許されない、ということ。 企業は利益を出して社会に還元してなんぼであり、赤字を出すような企業は社...

まず字がでかい。(笑) 非常に読みやすい。 書かれてあることを要訳すると「常に公正であれ」ということと理解しました。 響いた点は、企業は社会の公器であり、赤字を出すことは社会的にも許されない、ということ。 企業は利益を出して社会に還元してなんぼであり、赤字を出すような企業は社会的責任を果たしていない、 と述べられています。 ともすると赤字に対して同情的な視線を向けがち、あるいは自分らが赤字になると 同上してほしいという考えになりがちですが、黒字に比べて社会に何らの還元もなく、 存在悪とする視点は新鮮でした。 逆にいえば、利益は報酬であり、最近の日本における利益を忌み嫌う姿勢について、 やっぱりおかしいよな、と率直に感じた次第です。 利益追求のみに走る姿勢は正しくないと思いますが、 正しい行いをした結果として頂く報酬とそれに伴う利益は、やはり正しいのだな、と感じました。 また、仕入先に対しても、お客様に対しても、労働組合に対しても公正であれ、とのこと。 仕入先に単に値下げを要求するのではなく、相手の利益のことも考えて最善の策を考えたり、 お客様に言われるがままに値引きするのではなく、正当な対価を主張しないと過当競争になること、 労働組合を忌み嫌うのではなく、対立しつつも、車の両輪として互いに協調すること、 などが述べられており、徹底的なWIN-WIN思考なんだなぁ、と思いました。 2時間でさらりと読めますので、お暇なときにどうぞ。

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2009/10/07

松下幸之助の経営哲学。 カタカナがひとつもない希有な本。 経営理念をおもいいたったきっかけ。 商売の通念、社会の常識内で仕事をすることも立派だが、それ以上のもっと高い「生産者の使命」があるのではと考えた。(15) 使命感に燃えて仕事に取り組めるようになると経営に魂がはいる。16...

松下幸之助の経営哲学。 カタカナがひとつもない希有な本。 経営理念をおもいいたったきっかけ。 商売の通念、社会の常識内で仕事をすることも立派だが、それ以上のもっと高い「生産者の使命」があるのではと考えた。(15) 使命感に燃えて仕事に取り組めるようになると経営に魂がはいる。16 経営理念は一つの人生観、社会観、世界観に根ざしてなければいけない。経営者は自らの人生観や社会観を常に涵養していくことが大切(21) 彼の根底にあるのは「ことごとく生成発展の理法」(24) 使命感を認識する。事業活動を通じて人々の共同生活の向上に貢献する。この使命を遂行するには利益は不可欠。事業経営は人々の共同生活に貢献すると考えると本質的には私事ではなく公事である。(41) 判断の際は私ではなく公の立場で人々の共同生活にどういう影響を及ぼすか?を考えること(42) 天地自然の理にかなった経営は、当然なすべきことをなす、につきる。経営はきわめて簡単(48) 利益とは社会に貢献した報酬である(52) 利益なき経営は社会に対する貢献が少なく本来の使命を果たせてない。また、企業の利益の半分は税金として社会に使われる。利益がなければこの観点からも社会へ貢献できていない 世間は基本的には神のごとく正しいと考える(74) 物事がうまくいったときは「これは運がよかった」と考えうまくいかなかったときは原因は自分にあると考える。(81) 業績の良否の原因を不況という外に求めるか?自らの経営のやりかたという内に求めるか?(86) 失敗の原因は我にあり87 経営のあらゆる面において自力を中心にやる自主経営を行うこと。そういう考えが基本にあって他力を活用することを考える。自力を中心にしていれば外部の信用も生まれ、求めずして他力が集まってくる。 ダム経営を実践する。あらゆる場所に10%程度の余力を持つ。無駄はだめ。見通しを的確にした上での10%の余力。 50人に通用する経営力と100人に通用する経営力。経営力の限界をこえたら組織を二つにわったほうがいい。(103) 一業に徹する。一品をもって世界に雄飛。(110) 人を作る。どうすれば?まずはこの企業は何のために存在するのか?という経営理念。それがないと部下指導に一貫性が生まれず時々の情勢や感情に押し流される指導になる。だから人が育たない。人を得たいと思うならば、自らがしっかりとした経営理念、使命感をもつこと。それを常に浸透させる努力をすること。血肉になるまでやること。(117) 企業は社会に貢献していく公器であり仕事も公事。公の立場からみて見過ごせない、許せないことは言うべきをいいしかるべきをしかる。使命感に基づく指導。何も言わない、しかられないというのは部下にとって一面、結構だし経営者にとっても楽だがそうした安易な姿勢では決して人は育たない(119) 経営とは芸術活動。無から有を創造する。単に物を作ってるだけかもしれないが、そのプロセスには経営者の精神が反映している。見る人を感嘆せしめる内容の経営もあれば、駄作といってもいような経営もある。ここにも芸術との類似性がある。経営の駄作は芸術の駄作よりも社会的な罪が大きい。つぶれたりするとほんとに迷惑。(145) 芸術家が一人前になるための修行はとても厳しい。骨身をけずって全身全霊で打ち込む。そうしてすばらしい芸術がうまれる。経営も同じ。 経営者が経営を行う上で大切な心構えは素直な心になること。とらわれない心。何かにとらわれてしまうと人の言葉が耳にはいらない。衆知が集まらない。しかし好き嫌いという感情は人間の生来のもの。だからとらわれない素直な心をもつことは言うわやすく行うは難し(164) 禅の修行は自分の心のとらわれをなくそうとするもの素直な心につうずるものがある。 1万回、碁をうてば初段になれる。毎日、素直な心になりたいと強く願い続ける。自分の言動を反省し少しでも素直な心を涵養しようとつとめる。そうして1万日(30年)すごせば、素直なこころの初段にはなれそうだ。167 素直な心こそ経営を成功させるための基本的な心のあり方なのだ。

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2009/10/04

タイトルほど、大それたものではなく、すら〜っと読めました。 哲学っちゃぁ哲学なんですが、それほど硬くないです。 マーケティング論とかの根本にあるんがこの考え方なんだなぁ〜と痛感。  ・お客の欲しい物を作って売る 当たり前のことですが、難しいんですよね。 この本を良さは、...

タイトルほど、大それたものではなく、すら〜っと読めました。 哲学っちゃぁ哲学なんですが、それほど硬くないです。 マーケティング論とかの根本にあるんがこの考え方なんだなぁ〜と痛感。  ・お客の欲しい物を作って売る 当たり前のことですが、難しいんですよね。 この本を良さは、僕がもっと「経営」っていうものに携わってからじゃないと分からないと思います。 他の経営理論とかの本は読んで分かった気になれますが、この本はそうはいきません。 (その反面、分かった気になるのはスゴク簡単だと思いますが…) かなり「漠然」としたものなんで。 将来、迷った時に読み返したくなる本だと思います。 何より、この当たり前のことを実践して、これだけの会社にするってことは本当に素晴らしいですね。 この本から学んだことは、  当たり前の事を当たり前の様にしなさい! う〜ん、難しい・・・

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