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アメリカの夜 の商品レビュー

3.6

56件のお客様レビュー

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群像新人賞を獲得した…

群像新人賞を獲得した阿部和重のデビュー作。新人らしい新鮮さを感じさせる作品です。いきなり主人公のブルースリー論から始まっていて面白いです。主人公の空回りする「一途さ」が楽しい。

文庫OFF

読みやすいのに奥深い…

読みやすいのに奥深い作品。映画、本などが好きな人は是非!!

文庫OFF

2024/09/01

若いってこういうことができることなんだろうな…と感じた本。バイト中に本を読み耽る、訳がわからない映画を撮ったり出たり出られなかったりする、むこうみずにケンカする…とか。

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2024/04/07

はじめの30ページは最高にクールでかっこよかった。以外はダラダラとして、退屈で、自己肯定感で、つまらん。

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2022/05/16

第37回群像新人文学賞受賞作,第111回芥川賞候補作および第8回三島由紀夫賞候補作。デビュー作としてはかなり注目度の高い作品。 ディック『ヴァリス』やセルバンテス『ドン・キホーテ』など数多くの文学作品からの借り物が,モチーフとして登場。ある種のメルヘンくさい私小説といえる。 ...

第37回群像新人文学賞受賞作,第111回芥川賞候補作および第8回三島由紀夫賞候補作。デビュー作としてはかなり注目度の高い作品。 ディック『ヴァリス』やセルバンテス『ドン・キホーテ』など数多くの文学作品からの借り物が,モチーフとして登場。ある種のメルヘンくさい私小説といえる。 ポストモダンの残骸から,映画やカメラの特性を拾い上げて再生しようという意欲が湧いてくる。

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2022/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読むのがしんどい作品だった。人物について描きれてなく誰にも感情を重ねることはなかった、またこの小説を通して伝えたいことも読み取ることはできなかった。唯一、作者と主人公が繋がる瞬間だけは少し面白かった。

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2021/06/14

滔々と流れてくる文章に疲れたが、最後まで読んでよかった。映画だ。 特別になろうとするところ、その描写や、最後の客観的な視点が痛い。

Posted byブクログ

2020/04/11

デビュー作ということでこの作品を評価する人に対して予防線を張りまくったために記述がまどろっこしい。後の作品に比べるとやはり内容がまだ弱い感じがした。

Posted byブクログ

2018/05/07

阿部和重はこれで三作目だが、いわゆるテクスト論的な眼を嘲笑うかのような露骨さと自己言及が相変らずで、ここに描かれるどうしようもない自意識は滑稽であるけれどもああわかるなあとも思う。

Posted byブクログ

2018/03/04

自己の存在理由及び価値を過去の人々に求める。 誕生日が一緒だとか、誕生日の日にちの持つ意味に求めたり。自分の存在が特別であるという思いを確実にしたい為に、目や耳にした拠り所に縋る思いは若いから?それとも芸術系だから?身に覚えがある感覚ではある。 途切れのない文体や、意味がない様...

自己の存在理由及び価値を過去の人々に求める。 誕生日が一緒だとか、誕生日の日にちの持つ意味に求めたり。自分の存在が特別であるという思いを確実にしたい為に、目や耳にした拠り所に縋る思いは若いから?それとも芸術系だから?身に覚えがある感覚ではある。 途切れのない文体や、意味がない様な内容の羅列が最後にタイトルに繋がる所は面白かった。

Posted byブクログ