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きみよわすれないで の商品レビュー

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32件のお客様レビュー

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2009/10/04

あたしがその人に初めて逢ったのは14の春だった。           詠う様な言葉、流れる様な孤独。知らない世界の筈なのに、涙が出るような懐かしさの詰まった本。

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2009/10/04

偶然が繋ぐ赤の他人同士の血縁は、濃く、意思を受け継ぐ人がいる限り、ループは繰り返す。でもそれは、「悲しむべきことではない」。装丁も素晴らしいです…!

Posted byブクログ

2009/10/04

前二作と比べてぐっと印象が変わった気がします。ふたつの視点から語られる物語が上手く融合しています。でもやっぱり危うさが感じられます。

Posted byブクログ

2009/10/04

洗い立てのシーツのようにぶらさがっていた。 と言う表現は心に残った。 おじさん好みのタイプだった。言うまでもないほどに。

Posted byブクログ

2009/10/04

ピアノは“ある”というそれだけで狂っていくのだ。 ピアノがあるだけで自分の重さで駄目になっていくのならば、そのときのあたしはまさにその通りだった。 “もの”はあるだけで狂っていく―――“もの”とはそういうものだ。常に誰かの手によってなおされることを待っている。

Posted byブクログ

2009/10/04

これの為に、コラムを書き、先生と喧嘩し、自分の文才の無さを痛感した記憶は生々しいです(苦笑) おじさんと総一郎、おじさんとソラ。こういう関係性と連鎖が好き。空間が好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

独特の世界観、文章。 本当に文字が力を持っているといる。「文学小説」として傑作だと思う。 奥が深い!

Posted byブクログ

2009/10/04

すごく綺麗でドキドキするお話。篠原氏はなんでこんなに何かが欠けてる人を魅力的に書くんだろう。と思いました。分かりやすい部分と分からない部分で構成されていて、分からない部分は想像しかすることができないのがもどかしいけど、それもまた氏の魅力かなぁとも思います。

Posted byブクログ

2009/10/04

それまでの篠原一のイメージとはちょっと違うけれども、切なくて読むたびに泣けます。 とにかく大好きな一冊。

Posted byブクログ

2009/10/04

篠原一さんの作品の中では1、2を争う、好きな本。出だしから死ぬほど詩的で、いちいち言葉がきれいで、音楽みたいです。何度も読み返してしまう。最後のほうで、ソラが冷めてしまった紅茶を飲むところ、ほんと胸にぐっときた。

Posted byブクログ