模倣犯(上) の商品レビュー
宮部みゆきさんの模倣犯 毎日本を読み進めていましたが一日一冊に追いつかず今回は昔読んだ作品の感想を失礼します・・・・ この作品はハードカバーで読んでしまったので、読んで持ち歩くのに苦労しましたが・・・面白かったのでスラスラ読んでしまいました。親切なお友達にお借りしま...
宮部みゆきさんの模倣犯 毎日本を読み進めていましたが一日一冊に追いつかず今回は昔読んだ作品の感想を失礼します・・・・ この作品はハードカバーで読んでしまったので、読んで持ち歩くのに苦労しましたが・・・面白かったのでスラスラ読んでしまいました。親切なお友達にお借りしましたが、さすがに読み終わるまで数日はかかりました。 この作品を読んだのは5年位前かな? 衝撃的な内容だったので今でも覚えています。 この作品は映画にもなっていて本を読んでから観ました。が、やっぱり本のほうが断然いい。どうしても映画だと、自分が読んでて良いと思っていた部分がカットされてたりとか、何時間かにまとめなくちゃいけないからかなり端おられててなんとなく寂しかったです。模倣犯もっと面白いのに・・・みんな本読んでくれたらこの感動分かるのに!!って。 でも、本の厚さで友達からは読まないよ。っとあっさりかわされてしまいましたが、本当に読んだ後の感動や達成感はかなりあるので読む価値はすごいあると思います。 話の内容は連続女性殺人事件なんだけど、第一発見者の少年や、被害者の老人など色々な人の状況や気持ちを平行して犯人逮捕まで話が進んでいくのでドラマや映画を観ているかのような気持ちで話を読み進めてしまいました。 犯人はやっぱり途中まで分からなくて・・・・そこもなんか読み終わって、最後まで読んでてよかったよほんと。って思わせてくれるところ。 っていうかこの犯人なんでこんな頭いいんだろうか・・・って読みながらすごい思ったのが今でも覚えています。っていうかこの作品を書いた宮部さんやっぱりすごいよね。 なんか、昔読んだ作品をもう一回読むのも良いかも。 私は一度読んだらほとんど二回目は読まないんだけど、やっぱり何度も読むと読み終わったときの気持ちがその読んでいる自分の感情とかで違ってくるよね。 でも、やっぱりまだ読んだことない作品に手を出したくなっちゃう・・・・
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無駄に長い部分もあるが 人物描写が細かく描かれていて そして一つ一つがちゃんと伏線になっている。 見事です!
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本が分厚いのに、さらに文章の密度が高く流し読みできない。読み応えありすぎ。すごい描写力だ。さて、下巻に突入します。
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一部を読んでいる間はまだ良かった。 二部に入った頃から気持ち悪くて。 悪酔いした。 デスノートのライトは、好きなんだ。 ちょっと怖いとか、え、と思うこともあるんだけど。 ルパンなんかもそうだけれど、悪人だけれど正義があって、理が通っていて 憎めなくて、むしろ痛快で理解できる。...
一部を読んでいる間はまだ良かった。 二部に入った頃から気持ち悪くて。 悪酔いした。 デスノートのライトは、好きなんだ。 ちょっと怖いとか、え、と思うこともあるんだけど。 ルパンなんかもそうだけれど、悪人だけれど正義があって、理が通っていて 憎めなくて、むしろ痛快で理解できる。 そういう悪のヒーロー?っていうのはいると思うし好きだ。 ただこのピースにはそれが無い。 まあ本人が、正義のない理由のないのが本当の悪と言っている以上 彼の理屈ではこの悪は正解なので、仕方ないんだけども。 とにかく気持ち悪くて、生理的に受け付けられないでいる。
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公園のゴミ箱から発見された女性の右腕、それは史上最悪の犯罪者によって仕組まれた連続女性殺人事件のプロローグだった。比類なき知能犯に挑む、第一発見者の少年と、孫娘を殺された老人。そして被害者宅やテレビの生放送に向け、不適な挑発を続ける犯人――。が、やがて事態は急転直下、交通事故死し...
公園のゴミ箱から発見された女性の右腕、それは史上最悪の犯罪者によって仕組まれた連続女性殺人事件のプロローグだった。比類なき知能犯に挑む、第一発見者の少年と、孫娘を殺された老人。そして被害者宅やテレビの生放送に向け、不適な挑発を続ける犯人――。が、やがて事態は急転直下、交通事故死した男の自宅から、「殺人の記録」が発見される、事件は解決するかに見えたが、そこに、一連の凶行の真相を大胆に予想する人物が現れる。死んだ男の正体は? 少年と老人が辿り着いた意外な結末とは? 宮部みゆきが“犯罪の世紀”に放つ、渾身の最長編現代ミステリ。 (amazonより抜粋)
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話の展開が、全てにおいて凄すぎて・・・悲しすぎて苦しすぎて、もう二度と読めない本の1冊です。 でもこの本を手に入れた時は、もう最後まで読まないと寝れなくて、一晩で一気に読了しました。 読んだのは数年前だけど、いまだに沢山のシーンが印象深く残ってます。一番印象深いのは、女子高生の...
話の展開が、全てにおいて凄すぎて・・・悲しすぎて苦しすぎて、もう二度と読めない本の1冊です。 でもこの本を手に入れた時は、もう最後まで読まないと寝れなくて、一晩で一気に読了しました。 読んだのは数年前だけど、いまだに沢山のシーンが印象深く残ってます。一番印象深いのは、女子高生のお話。大好きだった公園の滑り台の上で発見された子。ピースの手口が残酷すぎる。
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上下通しての感想 同じ事件を加害者と被害者、遺族(加害者の家族)からの観点で書かれていて事件の残酷さ、犯人の思い込み、社会の反応(マスコミも含めて)が伝わってくる。 私たち第三者にとってはいくら身近な事件だったとしても他人である限り簡単に風化してしまうことが遺族にとってはどん...
上下通しての感想 同じ事件を加害者と被害者、遺族(加害者の家族)からの観点で書かれていて事件の残酷さ、犯人の思い込み、社会の反応(マスコミも含めて)が伝わってくる。 私たち第三者にとってはいくら身近な事件だったとしても他人である限り簡単に風化してしまうことが遺族にとってはどんなに時が流れようと犯人が見つかろうと風化することはない。 癒されることはあっても消えることはないんだろうね… 事件の第一発見者の塚田真一は一家惨殺事件の唯一の生き残りであり、加害者の娘の樋口めぐみにしつこく減刑嘆願書の署名をしてよとつきまとわれている。 真一からすれば(世間一般から見ても)どう考えても理不尽な要求なのにめぐみはあんたが原因を作ったと言い張る。 少なからず自分の言動が事件のきっかけとなったと思っている真一は言い返せない。 連続殺人の殺人者に仕立て上げられしまった高井和明 (カズ)の妹、高井由美子は兄の無実を信じ訴え続ける。 本当に無実であったのだがやはり被害者の家族に直接嘆願しに行ったのはいくら仕組まれていたとはいえどう考えても遺族の気持ちを無視しすぎている。 精神的に追いつめられていたんだろうというのは分かるけれど。 ただあれだけ騒いでいたのに結局男に頼って何も自分では出来なくなる所は真一同様イライラした。 自分も万が一同じ立場になったら分かるのかも知れないけど… 犯人である網川浩一(ピース)は自らのプライドのため自供したようなものなのかな。 前畑滋子に模倣犯だと言われても「そうですね」と言っておけば分からなかったのに。 ラストで「模倣犯」のタイトルを付けたのがなぜか分かったけどそれがあってるのかは微妙…かも。 ピースが捕まって事件が明らかになったことより真一が精神的にスゴク大人になってめぐみに立ち向かえるようになったラストの方が感動したかも。 納得出来ないのはルポライターの滋子の旦那があれほどに怒って離婚とまで言い出していたのにあんなにあっさり関係修復出来るものかね? それくらいなら滋子がいなかった数日で頭も冷えてそうだけど。 この映画は観ていないけれどカナリ批判多いみたいね(苦笑) 特にラストが。 今度見てみようかな、期待してみたら腹も立つけどダメだと分かってみればソレなりに面白いかも(笑)
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スピンオフとされる「楽園」を読む前に、メインストーリーを。 久々に宮部みゆきワールド、のめりこみました。 やたらに長くて、まだ焦らすんかい?!のヤジは何度か叫びそうになりましたが、それもストーリーに没頭してた証拠ですな。
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宮部みゆき作品は情景描写が細かい。必要以上に細かい。それが合う人と合わない人がいるのだろうが、この作品に関しても1部2部が本として必要だったのかが分からない。十分3部だけでも本として成立するような…。厚い本ほど売れるから厚くしているような気がしてならない…(^_^)
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映画化もされた宮部さんの「模倣犯」。 前半はまだ事件の始まり、といった感じでどんどん進めたくなってしまいます。
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