有限と微小のパン の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
S&Mシリーズ第10作目。 シリーズ一作目「すべてがFになる」のサブタイトル、THE PERFECT INSIDER と対のサブタイトル、THE PERFECT OUTSIDERがつけられています。 シリーズ最終作にふさわしいと言える作品だと思いました。 とても読み応えがあり、あの天才も登場。 犀川先生とのやりとり、今作もやっぱり面白かったと思います。 様々な人物の会話の中において、色々な考え方・思想を垣間見ることができるのはやはり、面白いなと感じました。
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S&Mシリーズ最終巻、にして一つの到達点、第一巻の反転、レンガ本w。やっといいたいこと誤解されないで書ける…、という著者の声が聞こえそうなほど詰め込まれた論理の数々が素晴らしい。どちらがINSIDERで、OUTSIDERなのか。シリーズの最終作としては物足りないと...
S&Mシリーズ最終巻、にして一つの到達点、第一巻の反転、レンガ本w。やっといいたいこと誤解されないで書ける…、という著者の声が聞こえそうなほど詰め込まれた論理の数々が素晴らしい。どちらがINSIDERで、OUTSIDERなのか。シリーズの最終作としては物足りないところはあったけど、森博嗣の言いたいこと的には完結してるので、まあ目をつむるとする…。島田荘司の解説が、もわっと思っていたことを書いてくれて大変すっきりしたし。面白かったなぁ…。ミステリィ工作室で食後のコーヒーとしよう。
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S&Mシリーズ最終10作目。トリックとか事件とかはもはやどうでもよくなった感がある。天才たちがその頭脳で何を考え、何を目指すのか、というような説明で最後は終わる。まあシリーズ完結として評価はしていいのでは。
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S&Mシリーズ10作目。終わりです。 トリック云々は簡単なもので(でも驚きのもので)理解も容易でしたが、天才たちの思考が消化しきれませんでした。整理できていません。この作品を読んだ感想に、これは致命的なんじゃないかな。時間を置いて再読ですね。 10作品読んで、爽快感があ...
S&Mシリーズ10作目。終わりです。 トリック云々は簡単なもので(でも驚きのもので)理解も容易でしたが、天才たちの思考が消化しきれませんでした。整理できていません。この作品を読んだ感想に、これは致命的なんじゃないかな。時間を置いて再読ですね。 10作品読んで、爽快感があります。S&Mシリーズはそれまで自分にはなかった思考と新しい価値観を生み出しました。いや、もともとそれらはあって埋もれていたことに気付かされた、掘り起こされた、のほうが的確かもしれません。 もっと早くに読めてたらと思う一方、今までの読書はこれらの本に出会い理解するための伏線だったのかもしれないとも思います。(きっと早くに読んでたらまったく理解できず挫折していたのかもしれないし、読もうという意思さえ起きなかったはずです。) 読むべくして読んだ、ってことかもしれないです。 ということで次はVシリーズ。
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これにてS&Mシリーズ全巻再読了。最近触ってない別のシリーズにもちょこちょこ登場みたいだし、刊行順に読んでいく予定なのでそのうちまた会えるのが楽しみ。それにしても萌絵ちゃん苛めな一冊。
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天才美女・真賀田四季が嫌いだわー。 えー、死んでないの?また登場するの?って感じなので(´・ω・`)ガッカリ…。 タロウの書棚に森さんの小説はここまでなのでしばらくお腹いっぱい。
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さすが、の一言に尽きる。 最終巻でも見事に騙されっぱなしだった。こんなにも長い事件を書いておきながら全部嘘だなんて、とんでもないことをするものだ。そして、良い終わり方だった。 現実と虚構、本質と装飾。考えなければいけないことがたくさん書かれていた。
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天才達の内面の描写がすごかった。 どこからどこまでが装飾なんだろう。 何が善で何が悪で天才は何を思うのか。 頭の中をいろんな考えがぐるぐる回るけれど それを考えるのが楽しくてしょうがなかった! シリーズの最後の最後で萌絵が一皮むけた感じで もっともっと読みたいと思った。 次はVシ...
天才達の内面の描写がすごかった。 どこからどこまでが装飾なんだろう。 何が善で何が悪で天才は何を思うのか。 頭の中をいろんな考えがぐるぐる回るけれど それを考えるのが楽しくてしょうがなかった! シリーズの最後の最後で萌絵が一皮むけた感じで もっともっと読みたいと思った。 次はVシリーズも読みたい!
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あー読み終わってしまった。この達成感はなんだろう、難しい数学の問題が解けたときの爽快感に似ていると思う。難しいっていうのは、あくまで私個人のレベル。 もっと深いところをわかりたいと思うけれど、まだまだ自分はそのレベルにいない。表面さらっとなぞっただけ。 これを書いた人は、どの...
あー読み終わってしまった。この達成感はなんだろう、難しい数学の問題が解けたときの爽快感に似ていると思う。難しいっていうのは、あくまで私個人のレベル。 もっと深いところをわかりたいと思うけれど、まだまだ自分はそのレベルにいない。表面さらっとなぞっただけ。 これを書いた人は、どの次元の思考を持っているんだ? 出直してきます。
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全てに意味を見出そうとする。 それはもう止め。 (って、読みながら途中そう思った。前の巻よりも強く。) ああ、最後まで読んだけど、すぐにもう一度読み直したい。 そういう衝動にかられる。 ゲームには精通してないのでよくわかんないけど、これだけ壮大なゲームを生み出すその思考とプロ...
全てに意味を見出そうとする。 それはもう止め。 (って、読みながら途中そう思った。前の巻よりも強く。) ああ、最後まで読んだけど、すぐにもう一度読み直したい。 そういう衝動にかられる。 ゲームには精通してないのでよくわかんないけど、これだけ壮大なゲームを生み出すその思考とプロセスに圧倒される。 概念の捉え方というかなんというか。 ああ、そう考えてこの現実が、装飾が、幻想があるんだ それがわかった時に(厳密にはまだ理解し切れてはいない)、もう本を前に呆然と立ち尽くしちゃう感じ。 言葉はものすごく選ばれているんだろうなって思う。 その選ばれた言葉をじっくり味わうことが魅力的に思える。 だからこそ、本気で読み返したい。 ものすごくブ厚いけどね!
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