死体を買う男 の商品レビュー
古文まではいかない…
古文まではいかないですが、昔ながらの文体もなかなか味があってよかったです。 作中の「物語」にはまればはまるほど、最後にまた大きな驚きが待っているといった作品でしょうか。
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江戸川乱歩と詩人萩原…
江戸川乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む、異色の本格ミステリ。
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江戸川乱歩の未発表作…
江戸川乱歩の未発表作という設定の作中作。作中作と現実がリンクすると真相が明らかに。
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登場人物、文体、なに…
登場人物、文体、なにからなにまで江戸川乱歩。ただ、現代物ばかり読んでいる方は、この文体に疲れる。
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まず、設定がおもしろ…
まず、設定がおもしろい。トリックもいい。異色作だが成功した部類だろう。
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江戸川乱歩御大の遺稿ではないかと思われる原稿の存在や作中作の江戸川乱歩&荻原朔太郎のコンビの活躍など他に類を見ない形のミステリーでありつつ、随所随所で挟まれるある推理作家と一人の若者のやり取りがどのように繋がるのかも気になりながら読み進め、想像しなかった結末だったと思い...
江戸川乱歩御大の遺稿ではないかと思われる原稿の存在や作中作の江戸川乱歩&荻原朔太郎のコンビの活躍など他に類を見ない形のミステリーでありつつ、随所随所で挟まれるある推理作家と一人の若者のやり取りがどのように繋がるのかも気になりながら読み進め、想像しなかった結末だったと思いきやそれすらも覆るような仕掛けに驚かされた。歌野晶午先生のトリックスターぶりにはいつも翻弄される…
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江戸川乱歩の未発表小説が発見された!という体で、とある作品が発表された。それは実話をベースにした小説で、覆面新人作家によるものだった。 出版社は江戸川乱歩を匂わせてそれを発表、話題性を狙う…って話なんだけど個人的に体調のせいか、すごく読みづらかった。 わたしのイメージの乱歩とは全...
江戸川乱歩の未発表小説が発見された!という体で、とある作品が発表された。それは実話をベースにした小説で、覆面新人作家によるものだった。 出版社は江戸川乱歩を匂わせてそれを発表、話題性を狙う…って話なんだけど個人的に体調のせいか、すごく読みづらかった。 わたしのイメージの乱歩とは全然違うし、萩原朔太郎も同様に違う。小説内の小説としてのストーリーと、現実のストーリーと、それも読みにくい。 飛ばして読んでも構わないって…それはない。 最後の最後でどんでん返し⁇いや予測つきましたけど…好きな作家さんですが今回はハマらず。
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白骨記の小説とそれを巡る小説家の話。この白骨記という作中作がまぁ面白い!白浜で女装をした学生が自死しそれを乱歩と詩人萩原が謎解くんやけど展開に面白いように引っかかり転がされ、存分に楽しんだ所に予想外の角度からやってくる現実。引き込まれて面白かったなぁ。
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「白骨鬼」というタイトルで雑誌に素人で作者を隠して連載されていた。 江戸川乱歩の未発表作品を思わせるような作風で、「夢幻」という作品で で一世を風靡したミステリー作家の細見辰時は、 白骨鬼を読み、作者名がないことが気になり、 出版社の社長に確認をする。その後、作者と会うことになる...
「白骨鬼」というタイトルで雑誌に素人で作者を隠して連載されていた。 江戸川乱歩の未発表作品を思わせるような作風で、「夢幻」という作品で で一世を風靡したミステリー作家の細見辰時は、 白骨鬼を読み、作者名がないことが気になり、 出版社の社長に確認をする。その後、作者と会うことになるのだが・・・。 作中作で、現実と白骨鬼の作品とが交互に展開していき、 白骨鬼ではミステリーとして先が気になる展開をしていくなかで、 現実では、この作品をめぐって作者と細見との間で波乱が巻き起こる。 作品を読んでいて、単純に江戸川乱歩・風作品として発表しても 人気が出るのではと思える「白骨鬼」に対して、現実でのやり取りが、 どういう展開になっていくかというそこのおもしろさがあいまって、 2重3重に面白く、ハラハラドキドキ感が増して、最後の展開には 結構驚かされた。
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作中作スタイルの本格ミステリです。 文庫本のあらすじに「二重三重のカラクリ」とありますが、まさにその通りでした。 これぞ、本格ミステリという内容でした。 なぜ「白骨鬼」は書かれたのか。 そのトリックは、鳥肌ものでした。
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