鱗姫 の商品レビュー
この鱗姫という本は、野ばら先生の作品の中で一番最初に読んだ本であり、一等好きな本です。 最初に読んだのは小学五年生の頃でした。今思えばなんという本を、とも思いますが。図書館でふと目につき、タイトルの響きに惹かれて借りて帰り、お家で読みふけったのを覚えています。 この本は、主人公...
この鱗姫という本は、野ばら先生の作品の中で一番最初に読んだ本であり、一等好きな本です。 最初に読んだのは小学五年生の頃でした。今思えばなんという本を、とも思いますが。図書館でふと目につき、タイトルの響きに惹かれて借りて帰り、お家で読みふけったのを覚えています。 この本は、主人公の家系に代々続く恐ろしい奇病と、兄に対する複雑な思いをを元にして、ストーリーは展開していきます。 ですが、始終ハラハラドキドキさせられる訳ではなく、ときたまユニークな展開もあり、とても飽きさせないものとなっています。さすがロリータの先駆者とも言うべきでしょうか、所々散りばめられたお洋服や調度品の描写はとても細かく、そのブランドが好きな方でも絶対にがっかりする事はないでしょう。ストーリーの流れは、王道の少女漫画チックなものとなっており、耽美主義な乙女なら誰しもが楽しめる作品になっています。少々残酷なシーンもありますが、主人公の愛と奇病の為にはとても外せないシーンです。童話の中にある残酷なものに似たものを私は感じました。 読後はなんとも言えない余韻が残りますが、そこから私は野ばら先生の作品にのめり込んでいきました。 私は、気だるげな雨の日に読む事をお勧め致します。
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ちょっと最後の展開が納得いかない・・ でもすごく好きです。得体の知れない恐怖感、そして美しさ。 おばさんがすごく好きです。なんか惹かれるものがある。 魅力的。
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どうして最後に肉体関係に走ってしまうかなぁと思う。この場合、それが叔母様のパターンとの違いと言えばいいのかもしれないが。
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残酷だけども、乙女全開なお話。グロいところは楳図ワールドも彷彿させるような…著者の世界観がステキに反映されてます。
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お肌への固執。私はこれに多大なる影響を受けている…肌はアイデンティティ! エリザベート・バートリーに興味。 個人的に叔母様がとても好きです。
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最後の展開が好き。お兄様、的な耽美なお世界がなんともいえないのばらワールドだと思います。下妻より好きかも。
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そこらのホラーより怖いです。 エログロエグイ。 鱗病の設定とか素晴らしいけど 最終的に近親相姦ってちょっとなぁ・・。
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奇病、鱗病の設定がスゴイ。兄妹愛、性、爆笑、オシャレ、と、いろいろ楽しめる。野ばらさん作品で、一番好き。
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エログロ!エログロ! それでいて乙女チック 野ばらさんの本は読みやすくてそれでいてのめりこみやすい だから好き
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主人公の感覚が凄い。高飛車?というか、とりあえず傲慢。最初一回目はなかなか飲み込めない感じだったけど、彼女のことをすこしでも理解できてくると結局自分と変わらないと思った。自分にとって肌でなくてかまわないから、そう必死に貫いて誇れるものは探してみたい
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