殉教カテリナ車輪 の商品レビュー
鮎川哲也賞を受賞した…
鮎川哲也賞を受賞した、本格ミステリの傑作。
文庫OFF
虚空に向けられたトリ…
虚空に向けられたトリックが冴える、図像学ミステリー。作者の手になるタブローも収録。
文庫OFF
自殺してしまった画家…
自殺してしまった画家の日記に彼の義父の家で起きた密室殺人の一部始終が書かれているというもの。しかし内容よりも、この作品に登場する『殉教』と『車輪』という絵画は作者の自作というのが驚き。
文庫OFF
冒頭から読ませますね…
冒頭から読ませますね~。「図像学」という新しい名称とその内容が非常に興味深いものでした。ただ少し説明文が長いのが気になりました。
文庫OFF
登場人物の造形があま…
登場人物の造形があまりに不自然、非人間的な印象を受けたのですが、本格ミステリならば許されるのでしょうか。
文庫OFF
殉教カテリナ車輪、まずタイトルに惹かれます。 そして著者の描いた絵画が興味をそそり、さらにミステリと図像学の融合。 オチは弱めだが端正なミステリでした。
Posted by
飛鳥部作品を初めて読んだ。読みやすかった。 偶然が起きなければ、桂は手袋をあげられただろうか。結局あげられなかった気がする。 作中の女性達の中で、佐世子さんが一番たくましくかっこいい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再販感謝!! が、過去何年分もの期待でハードルが上がりすぎてたかな… 図像学から画家の内面に迫る前半は面白かったけど、後半がなぁ。 絵を絡めちゃおうという試みはとても好きでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
復刊版を購入。 図像解釈学とミステリの融合。 前半は謎めいた画家の生涯と彼の絵についての謎解き。 肝心の密室殺人は後半に発生する。 先に読んでいた堕天使拷問刑や黒と愛の力業と比較すると本作のトリックはスマートだったように思う。 途中、人数が変だな?と前に戻って確認したのだが解決パートで合点がいった。 犯人の葛藤は文章ではなく絵で表現されていた、ということか。
Posted by
すっご……( °_° ) 絵画ってこんな風に解釈していくんだ。 おもしろ…!! 新しい世界だ…(ღ*ˇ ˇ*)。o♡ 井摩井美術館に就職した井村正吾は、初老の学芸員、矢部直樹に、ある手記を手渡される。 そこに記述されていた内容は、ある殺人事件の文書だった。 絵画を描い...
すっご……( °_° ) 絵画ってこんな風に解釈していくんだ。 おもしろ…!! 新しい世界だ…(ღ*ˇ ˇ*)。o♡ 井摩井美術館に就職した井村正吾は、初老の学芸員、矢部直樹に、ある手記を手渡される。 そこに記述されていた内容は、ある殺人事件の文書だった。 絵画を描いた人物による手記だ。 そこには、二重密室殺人事件の記録が記されていた。 車輪と少女の絵画の意味は……。 推理はできませんでした…(^▽^;) 難しい。 このトリックわかった人すごい。 推理せずただ楽しんで読んでいく作品だと思いました。 毎回言ってる気もするが、素晴らしい構成に拍手(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ 思いつかんて、こんなに〜!(*゚Д゚艸) 1作品の中に幾つも仕掛けてきますよね。 ミステリー小説の冒頭には『見取り図』や『家系図』などが仕込まれていて心躍るのは定番です。 飛鳥部さんの小説の冒頭には(まだ3冊しか読んでいないが恐らく今後もあるだろう)絵画が仕込まれています。 この絵画を読み取り、謎を解く…?ヒントのような?役割を担っています。 それだけじゃないのですが、説明が難しい…。 奥深く読み取り、妄想を掻き立てるような解釈をしていく様子を読むのがとても面白くて、没頭してしまいました。 飛鳥部さんは美術教師だそうで、なるほど〜と納得。 美術の知識をふんだんに駆使していて、講義を聞いているようで非常に面白い。 興味深い。 興味深いと感想を書く小説って、私の中では最高と同義で、もっと他の作品も読んでみたくなります。 ここからこう読み取る?そう展開させる?っていう意外性がとにかく面白い。 面白かったぁ〜߹ㅁ߹)♡ 飛鳥部さんに関しては刊行順とか不可能なので、面白そうなの片っ端から読みます!! 次は『黒と愛』いきます!!ヽ(´▽`)ノ♡
Posted by