数奇にして模型 の商品レビュー

森博嗣(著者)

2022/06/05

帯は、
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密室には、
首を切断された
女性モデルと容疑者。

孤独な模型マニアに降りかかる
人生最大の危機。
謎が複雑に絡み合い、
ミステリィは冴えわたる。
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S&Mシリーズ第9弾。
700ページで分厚く、通勤の持ち運びが大変でした。
（ほかにも資格の参考書何冊か持ち歩いてます…）

なぜ犯人は首を切断したのか。
殺人事件が一晩のうちに2か所で発生。
事件のつながりは？犯人の目的は？

最初は読み進める手が鈍りましたが、途中からは一気に読み切りました。

今作も、萌絵ちゃんのピンチに犀川先生が駆け付けますが、今回は特に犀川先生が素敵でした。笑

なかなか異様な殺人事件で、犯人がわかったときも、
そーなの！？となりました。笑
次作で最後。早く読まねばです！

2022/04/12

金子くんいいな〜〜。国枝さんがたくさん喋ってるとこも良かったです。 あと1作でシリーズ読み終わってしまうのが嫌過ぎてずっと背表紙眺めてる。

2022/04/03

相変わらず変な人間ばかり出てくる。
このシリーズの中でも一番狂ってると思った（あと一冊残ってるので不確定か）。
こういう本読むと、自分のしょぼさを実感できるのでとても良い。芸術家の次元に全く到達できる気がしない。

2022/03/26

途中まではちょっと平凡かなぁと思っていたけど、クライマックスでのどんでん返しに驚いた。平凡だと思っていた予測は、巧妙な著者の罠だったわけだ。
犀川先生が真相を見破ったきっかけとなった事実はおいらも知ってたけど、先生に種明かしされるまでは、全然気づかなかった。ちょっと悔しい...
エピローグも、柔らかい読後感あっていいね。

2022/01/31

模型ってものがこんなにも深いものだとは…でもそこに歪んだ(逆にストレートな？)思考が加わりこんな大惨事に。そして最後、エピローグ はゾッときました

2022/01/14

シリーズの中で1、2を争うぐらいすきな作品

金子くんが圧倒的に推せて、きつい口調なのに世話焼きで優しいっていうギャップにときめきが止まらない

2021/11/20

「なるべく、統一された思考に身を任せたい欲求が人間にはあるのよ」
「死を迎えるための高貴なる欺瞞を、成熟と呼ぶのだろう」

買った時は「分厚い！」と感じたのですが、
のめり込みあっという間に読むことが出来ました。

人は普遍性に他人をはめたがるけれど、その普遍性はそれぞれ個々人によって異なる。
最近話題になったりする「普通」って、実は一番普遍性がなかったりするのでしょうか。

2021/10/19

211011＊読了

分厚いのだけど、その分厚さを感じさせない。
いつものごとく夢中にさせられました。

今回は模型の交換会(そんなイベントが過去にはあったのか)と、近くの大学で起きた2つの殺人事件。
数奇な人の行動は理解しようとすることが間違っているのかもしれない…。
これは謎解きできないわ。笑
犀川先生のキャラがどんどんお茶目になっていくのは、萌絵ちゃんの影響？笑

森博嗣さんが学生時代にコミックの同人活動をされていたことを解説で知る。
小説だけでなく、コミックまで…。多才。
いよいよ次巻で最終巻…。犀川先生と萌絵ちゃんに会えなくなるなんて耐えられないわ…。でも、気になるから早く読まなきゃ。

2021/09/08

あぁ、謎解きとしてはなかなかしてやられた感のある作品だった。回りくどさは相変わらずだけども(笑)

保険となったあの手紙を書いた被害者がどのように真実とおぼしき事柄を知ったのか、それはイマイチはっきりしない。相当なかわりものだったから、精神的な部分は共犯だったともいえなくもないけど、そしたら何のための保険だったのかという点が残ってしまう。

もしかしたら両親に向けてのメッセージだったのかもしれない。真相というよりはある種アーティストとしての矜持という意味で。ただ座して死したわけではないよという。妹の所在を知らせてもいたしね。

今回はいつもと違う脇役の人がいろんな意味で爪痕を残したなぁ。ホケカンの先生とかいい感じ(笑)

2021/07/17

模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見。一方、Ｍ工業大でも女子大学院生密室殺人が起こる。2つの事件の謎にN大助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が迫ります。
S&Mシリーズの第9作。